乗り越えろ!

2012-09-24 05:00:49 | Kids Soccer
9/23 の日曜日…長男が所属するサッカーチームはフットサルの大会に出場。
4 チームが総当たりの予選リーグは、対戦チーム名を見ると…どれも『強豪』と言われるチーム揃い。
始めてまだ 1 年も経たない長男の保護者であるおいらも知っているくらいのネームバリューだ。

だが、本当に強いのかは分らない。
高校野球なんかと同じで、学生スポーツの場合は該当学年(年齢カテゴリ)によって強さのバラツキが出る。
それがたとえ『同じチーム内』だとしてもだ。
まぁ、強いチームと言うのは多少の凸凹があっても伝統的に強かったりもするのだが…。

サッカーとフットサルは似ていて違うスポーツ。
サッカーと共通の部分も多いが、サッカーと同じではない。

もっとも違いを感じさせるのが競技ピッチの大きさと競技者数。
特に競技者数は少年サッカーの 8 人に対して、フットサルは 5 人…ともにそのうちの一人が GK。
フットサルの場合、フィールド・プレーヤーは 4 人、と言うことになる。

人数が少ない分、個人の役割が増え、フィールドが小さい分、攻守の切替がめまぐるしい。
ひとつのミスがいきなりピンチに繋がる。
スピード感はバスケットボールに近いかも。

で、日曜日の試合…長男が所属するチームは… 3 戦 3 引分けで、予選リーグ 3 位。
準決勝進出ならず…残念。
試合を終え『残念』と思う反面、『負けなかった』という思いも交錯する。

選手たちが引率保護者とグラウンドに一礼を済ませて会場を後にするその中に『さえない顔』をする長男がいた。

長男、この日の大会で出場機会が与えられなかった。

先日、サッカーの大会でチームが準優勝した時、おいらは『何時かそんな日が来る…』と思っていた。
ましてや今回は一瞬の隙が即失点に繋がるフットサル、前述した通りフィールド・プレーヤーの数も少なく、個人の技量が問われる幅も大きい。
相手チームは少なめに見ても『名前の通った強豪チーム』。

小学校 4 年生… U-10、まだ 10 歳だ。
今まで経験していない事がいろいろ起こる。

初めて経験する『控えの気持ち』。
『ちょっとくらい出させてもらえるだろう…』と思う甘い気持ちを吹き飛ばされたに違いない。

小学生のスポーツは、勝つことよりも人格形成の場としての意味が大きい…とおいらは思う。
だが、それは『勝つ喜び』『負ける悔しさ』を通じて得るもの。
努力していく過程には『出来た喜び』と『できない悔しさ』があって、レギュラー・ポジションだって、掴み取ってこその定位置だ。
勝ち負けが存在するスポーツの世界、みんなが交代で仲良く出場する『仲良し集団』では…ない。

今回、長男は出場できなかった。
でも、泣かなかった。
でも、愚痴らなかった。
でも、文句を言わなかった。

ウチに帰ってきてから暫く目を赤く腫らしていたが、チームの中での居場所は自分で守ったんだとおいらは思う。

悔しかっただろ。
でも、分っていてチームの中の自分でいたんだよね。

良い経験をした。
そんな長男にメッセージ。



めげるな、乗り越えろ!
晴れない曇り空なんて、ないさ。

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