散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

居心地というもの

2022-02-12 20:00:52 | 飲み歩き・すすきの周辺
時間が余ったので、あちこち歩いて時間をつぶしてから、バー「N」へ。開店すぐなので、定位置に座り、洋梨とジンのカクテルでスタート。洋梨の甘さとアルコールの強さが両立しており、いい感じ。



2杯目はグラッパ+イエーガーマイスター+ミントのカクテル。グラッパのフルーツ感(ブドウ)とイエーガーマイスターの苦みがぴったり合う。ミントはそんなに強くなくて、味を軽やかにするアシスト役という所か。



私はこの店に週1回くらい来ており、大変居心地が良くはあるのだが、特別に常連扱いされているという訳ではない(多少はあるかもだが…)。私も他の客がいない場合は結構喋るのだが、そうでない時はベラベラ喋ることはない。お店の側の対応も大事だが、客側も当然のことをわきまえている必要があると思う(まだ、前の店を引きずってますな)。

3杯目は滅多に出ないらしく、いくつかの候補の中から選んだら喜ばれたヘーゼルバーン10年。甘味とモルト香が両方あるため、なかなか頼む人がいないということなのだが、美味しいよね。



そして締めはディンプル15年。ブレンデッドの飲みやすさと、モルトを多めに使っているのだろうという味が両立している。



これで満足して帰ることにしよう。さすがに少し腹が減ってきたのだが、もう時間が遅くて行くところがない。通りがかりに狸小路のひょうたん小路をみたら、通り道の除雪がされていない。全店休業中なのか…。

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腹が減らない

2022-02-12 17:35:53 | 飲み歩き・すすきの周辺
小樽は飲食店の休業が多いようで、夕方に札幌に戻ってきた。帰りの高速バスは琴似付近で少々速度が遅くなったが、まずまずの運行状況である。北1条西4丁目のバス停で降り、いくつかのギャラリーへ。

それにしても昼のカレー&デザートで腹が減らない。こうなると居酒屋は行きにくいよなということで、久々の訪問となるイタリアンワインバーの「CS」へ。外から見て、カウンターが結構空いていたのだ(先客2名)。

飲物はランブルスコ(発泡性赤ワイン)でスタート。食べ物を何も取らないというのもつまらないので、鯖スモークを注文してみた。



むむ、この鯖スモークは美味いね。鯖の味がしっかりするし、スモークしてもしっとりしている。赤ワインも進んで、2杯目はVallepicciola Persimo(赤ワイン)を注文。



それにしてもここの店主の常連とそれ以外の人への態度の違いは、札幌でも屈指ではあるまいか(嫌味)。こちらも一人でなければ気にならないんだろうけどなあ。

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20220212ギャラリー巡り(小樽→札幌)

2022-02-12 16:00:32 | 美術・アート


本日は午前中に小樽へ。迷った末、JRではなくて高速バスに乗る。バスは5分遅れでやって来て(札幌街中の遅延は割と普通にあること)、座席は3~4割程度埋まっている。なるべく人を避けて、最後部に座る。それ以降はほぼ順調な運行であった。

■小樽市民ギャラリー「大井戸百合子 銅版画展 北の市場と女たち」。当初1月23日までの予定だったが、期間延長で間に合った。



書籍も展示されている。



観覧者は他に2名。ガラガラである。



■市立小樽美術館「池田良二と一原有徳」。一原から池田に送られたはがきが展示されていたが、一原の版画が入ったものもあった。羨ましい。
池田良二「<詩人の肖像>より岡田隆彦I」:池田の作品は非常に分かりにくくて、このシリーズも何かの展示会場のようなところにうっすらと人物が写っているのだが、具象というより抽象に近づいているように思える。

■市立小樽美術館「北に生きる猫」。2階展示室の約半分が「猫」をテーマにした写真展であった。魚の木箱を重ねたものを住処にした猫や、魚(ニシンだろう)を引っ張り合う2匹の猫。またカラスの嘴で尻尾をつままれているシーンなど、なかなか面白い。



■市立小樽美術館「小樽美術の絵になる風景」。確かに小樽は運河、海、山、坂、商店街と絵になる場所は多い。
桐谷逸夫「ハーバーライト(小樽・中央通り)」:賑やかな頃の小樽。ハーバーライトという看板が目立つが、「ENZEL」の看板も市民には懐かしいのだろう。
武石英孝「桜閣」:タイトルは「桜閣」だが、オタモイの「龍宮閣」かな? 桜の咲く季節ということであろうか。
白江正夫「稲穂2丁目」:稲穂湯、工藤鳥獣店と実在した店が並ぶ。

ここで昼食をはさむ(記事別項)。

■北一ヴェネツィア美術館「ルチオ・ブバッコの世界」。先日、小樽に泊まろうとして果たせなかったが、時間があれば行って見ようと思った展覧会。小樽美術館の入口で招待券を入手したので、ありがたく利用させてもらった(←セコイ)。ちなみに有料観覧者は他に2名。心配になるくらい空いている。

ピノ・シニョレット「天使」「骸骨」:常設展示もところどころ入れ替わっているみたい。これはそれぞれ天使・骸骨のかたちの上にラスター彩(虹色が浮かび上がる)を施し、さらにドーム状のガラスをかけたと思われるもの。神秘的。
ヴィットリオ・コスタンティーニ「ガラスの生き物の世界」:カブトムシ、クワガタ、蝶、トンボ、テントウムシ、ハチドリ、カワセミなど、リアルと工芸作品の美しさの中間に位置するような素敵な作品。他に、梟とカモメもあったのだが、サイズ的には違和感があるね。



ルチオ・ブバッコ「カーニバルのパレード」:大グラスの脚部に4人の楽隊の姿を造形した見事な作品。
ルチオ・ブバッコ「アニューマン」:タイトルはアニマル+ヒューマンから来ているらしい。人体型に山羊、こうもり、サソリなどの形を融合させている。
ルチオ・ブバッコ「白鳥の湖」「ロミオとジュリエット」:2大有名作品のいくつかの場面をガラス人形で再現したもの。なかなか。



■市立小樽文学館「後志インフラ文学展」。タイトルだけ見るとなんじゃこら、という感じもする。
「四世代が並ぶトンネル~積丹町 武威トンネル~」:明治に作られたわずか12mのトンネルから、現在は700mのトンネルになっているそうだ。



「安全・安心を求めて~神恵内村 キナウシトンネル~」;ここも昭和36年、昭和60年、平成15年と3代のトンネルが構築されている。たった数十年前には道路事情もまったく違った訳である。



「一枚の古い写真から」:岩内町郷土館にあった写真。場所を特定しようと調査した結果、泊原子力発電所の敷地内から撮影したものであることが判明。北海道電力に問い合わせた結果、同じ場所から写真撮影できたというものである。



展示室は全体にトンネルを思わせるような展示になっている(文学館、お金が無いのに頑張っているのだ)。



業務用車両のペーパークラフト。あまりにもよくできているので、4種類とももらってしまった(写真はロータリ除雪車)。



岩内大火の大火前、大火直後、大火から10年後の写真。復興の速度が速い。



「トンネルの貫通式と貫通枡」:トンネルの貫通式というのはたまにテレビ番組で見かけるので「あるだろうなあ」という感想だが、それに伴い日本酒の酒樽を開封するため、「貫通枡」というのがあるらしい。これ、良くこんなに残っていたな。



「貫通石コレクション」:さらにトンネルを掘ったときの石を樹脂のようなものに入れて保存する「貫通石」というのもあるのだ。





小林多喜二「静物画」:常設展示から、多喜二、小樽高等商業学校時代の作品。



小林多喜二「若竹町の自宅付近」:北海道拓殖銀行在職時代の作品。多喜二、多分エリートだったんだよね。だからこそ目を付けられたのか。



文豪カードも頂いたのだが、3種類しか残っていなかった。



結構、充実した展示であった。



後は札幌に戻り(高速バスは幸いガラガラ)、大通→富士フイルム→アートスペース201の3か所。
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古典的な喫茶店で

2022-02-12 13:00:36 | 食べ歩き
今日は小樽美術館・文学館近くにある。喫茶店に行って見ようと思ったが、まん延防止措置のせいか、3連休のせいか、店がやっていなかった。小樽はかなり開いていない店が多く、歩いているうちに結局いつもの「C」へ。

カレーフェアの中から、ちょっと変化を求めて、オムレツカレーにしてみた。皿全体にカレーが薄く広がっているので、そんなにボリュームは無かろうと思っていたら、結構食べ応えがあった。



サラダはポテトサラダであった。



デザートはアイスクリームとプリンの2択から、プリンを選択。クラシックな手作り感あふれるプリン。コーヒーも悪くない。



私が店に入ったときは先客1組2名だけだったのだが、その後、昼時でもあり、どんどん客が来る。






→ここは6人席なので、なかなか座る人がいない。

フロア担当は2名の女性だったのだが、片方はつい最近(今日?)アルバイトを始めたばかりのようで、結構てんてこ舞いになっている。勘定をしてもらうときに思わず「今日、大変だね~」というと、バイト経験が長い方だと思われる女性が「どうもすみません」と謝ってくれたのだが、そんなに気にすることは無いですよ。お二人の大変さは分かるので、大丈夫、大丈夫。

店を出て振り返ると、アルコール提供が停止になっていた(ちょっとだけハイボールを注文しようか迷っていたのだ)。



1時間くらい滞在したので、私にしては珍しくのんびりしたと言えよう。

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