散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

札幌に泊まる(14)再びバー

2022-02-16 21:28:31 | 飲み歩き・すすきの周辺
2軒目は思考停止して、いつものバー「N」へ。今日は幸いなことに先客が2名いた。少し離れて座り、アクアビットモスコミュールでスタート。



通しを少しづつつまんで飲む。



2杯目はボウモア12年+イエーガーマイスター+ノチェロのカクテル。イエーガーマイスターの苦みをノチェロ(胡桃のリキュール)の甘さが補完するのは予想通り。意外とボウモアが埋没してしまった感はあるが、上出来の味となった。



大学の入試試験業務が終わったという先生氏がやって来て、久々に話をする。いつしか、ホテルで時間をつぶしている間に見た「暴れん坊将軍」の話になり、二人で「日本は権威者による世直し物語が好きなんですな」という結論に至る。「水戸黄門」「遠山の金さん」「大岡越前」辺りもそうで、アウトローが世を正すというと「必殺シリーズ」や「木枯し紋次郎」くらいか。

3杯目はグレンファークラス17年。間違いのない味。



つい話が盛り上がってしまい、昨日飲み過ぎたことを忘れて、グレンリベット18年(酔っている時に飲むのは勿体ないかも)を頼んでしまう。



すっかりご機嫌になってしまったが、そろそろホテルに戻ることにしよう。さすがに帰り道で酒を買うのはやめたのだが、そろそろ小腹が減ってきて、夜食を買ってしまった。ホテルに戻り、風呂に入ってから夜食を食べる。

 

そしてすぐ寝る。
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札幌に泊まる(13)ほっき貝

2022-02-16 18:10:31 | 飲み歩き・大通周辺
さて、今日の夕食はどうしよう。まん延防止の影響もあり、休業中の店が結構ある。また、見知らぬ店に飛び込むのは不安だし、ワーワー騒ぐような客が来る店も嫌だ。そうなると、行くところが限られるよなと悩んでいたが、そうだ、多分あそこは大丈夫だろう。

ということで、大通近くの「F」へ久々に行ってみる。時間が早いせいもあり、誰もいないカウンター席を無事確保。テーブル席には少し客がいるようだが、カウンター席からは十分距離があるのだ。

緑茶ハイでスタートし、通しはひじきの煮物である。



さて、本日のおすすめメニューを良く眺めて、今日は活ほっき(苫小牧)と自家製〆さば(噴火湾)を注文する。



さて、山わさび添えでやってきましたぞ。



まずほっきだが、久々に会心の美味さだった。鮮度が良いのだろう、歯ごたえが予想したよりももう一段いい。そしてしめ鯖、こちらも上出来だった。尾に近い方は少し〆過ぎの感もあったが、身の厚い部分は理想的な〆かたであろう。

2杯目は日本酒という考えもあったが、鹿児島藩という芋焼酎を飲むことにする。この店は水割りセットが別途110円かかってしまうのだが、それでも焼酎がなみなみ1合あるため、水割り3杯ほど作れるのだ。結果的にお得であると言えよう。



そしてつくねと豚串をタレで焼いてもらうことにした。到着した串からは、タレの良い香りが立ち上ってくる。



それぞれ途中まではそのまま食べて、最後の一口に取っておいた山わさびを乗せて食べるのも、また良きかな。

後は塩いわし焼きなども気になったが、いかんせん昼食が遅かったために腹が減っていない。そこそこ時間は経過したので、追加を断念して勘定をしてもらうことにした。

勘定の際に女将さんに「今日のほっきは良かったです。それから、店が開いていてよかった。結構休業している所も多くて」などと感謝の気持ちをお伝えしておいた。やっぱりなんだかんだ言って、間違いのない店である。
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20220216最近読んだ本

2022-02-16 15:27:19 | 読書
■「航路 上下」コニー・ウィリス
臨死体験とは死後の世界を体験するものなのか、それとも脳内の信号が見せるだけのものなのか。その研究をすすめる過程で、人工的臨死体験ができるようになり、主人公はどこかで見た記憶がありそうな世界に入り込む。とにかく、先がどうなるのか分からず、読み進めたくなる本。面白かった。

■「カリュドンの狩り ペリーローダン658」グリーゼ、ヴルチェク

■「帝都探偵大戦」芦辺拓

■「味の散歩」秋山徳蔵
時代がかった話ばかりなのかと思ったら「夫婦共稼ぎの中で奥さんがご飯を作るのでは体に無理が出る」といったことも書いてあり、意外と開明的な内容。クラシックな中身とともに楽しめた。

■「百年法 上下」山田宗樹
予測の範囲内。

以下、図書館の3冊。
■「未来は予測するものではなく創造するものである」樋口恭介
アート思考に続いて、SF思考のブームなのか。

■「良いデジタル化悪いデジタル化」野口悠紀雄
概ね納得感のある内容。今から断言しても良いが、デジタル庁など何の役にも立ちませんよ。政府の無能さと政府への信頼感の無さが問題である。

■「ゲコノミクス」藤野英人
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札幌に泊まる(12)文学

2022-02-16 15:27:05 | 美術・アート
大通で昼食を食べ、再び南北線で南に向かい、中島公園駅で降りる。

■北海道立文学館「よみがえれ! とこしえの加清純子 再び」。前回の展覧会ではあまり感心しなかったのだが、今回は加清の絵画が36点展示されており、それなりに見ごたえがあった。

「花(山と湖)」:かなり抽象寄りの作品で、ゴッホのような筆使いが見える。
「(花)」:これは単純にそのままの花を描いたのではなく、内面で良くイメージを消化してから作品にしたように思える。
「瞬間」:青と緑で、照明の電球を交換する女性を描いた作品。色彩の選択に工夫が見える。

「舞台(踊る少女)」:前回見た時も「岡本太郎入ってる」と思ったが、今回も全く同じことを思った。
「(哀愁)」:ほぼモノトーンに近く、わずかに赤い色彩が使われた作品。亡くなる直前までいろいろなチャレンジは続いていたのだ。

加清純子といえば、その周りに男が群がっていた印象があるのだが、写真を見る限り、あまり美少女とも思えない(失礼)。しかしながら、大野五郎「ジュン」に描かれているのは非常に可愛らしい少女であるし、1枚だけあった彼女の笑顔の写真は、この次に掲載する看板の写真より遥かに素敵だ。喋ったり笑ったり、そして画を描く彼女はとても魅力的だったのだろう。



深く積もった雪の中、除雪された道を歩いて、ギャラリー創にも立ち寄った。



この後、結構疲れてきて、一旦ホテルに戻り休憩をとる。
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札幌に泊まる(11)イマイチ

2022-02-16 14:00:00 | 食べ歩き
地下鉄澄川駅の周辺で昼食を取る場所をさがしたが、定休日の店もありいい場所が無い。一旦、大通に戻り、夜のことも考えるとそれほど料理にボリュームは無い某店へ。ご飯はお代わりできるのだが、1杯目の量が少なめなので、これ幸いと刺身定食を注文。



今日は初めてカウンター席ではなく、奥まった席に案内されたのだが、照明のせいか刺身が美味しそうに見えない。なんだか不完全燃焼ゆえ、お店の名前も伏せておくことにした。
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札幌に泊まる(10)芸森&博物館

2022-02-16 13:09:38 | 美術・アート
今日は地下鉄の一日乗車券を購入し、あちこち行って見よう。

■札幌芸術の森美術館「きみのみかたみんなのみかた」。参加型のワークショップをやっていることもあり、私が到着した時は大勢の子供がいた。正直なところ、これに交じってみるのはなあ…、と思っていたら、ちょうど時間が来たらしく、彼らはあっという間にいなくなってしまった。すっかり人の減った会場で作品を見る。

国松明日香「水の環」:入口すぐに展示されていた。基本的に写真撮影はすべて可能だが、物によって「SNS OK」表示のあるものとないものがあった。以下「SNS OK」のもののみ写真をいくつかアップする。



大本靖「昭和新山(A)」:こんな作品もあったのか。



坂坦道「背もたれによる女」:これは彫刻の形になり切ってみようのコーナーにあったもの。子供たちもこれをまねて、寄り掛かってみたのだろうか。



久野志乃「We found a boat」:いつ見ても物語のあふれる傑作。



ちなみに全64点の展示があり、こんなの所蔵していたのかという作品もあったので、見て損は無いと思う。それからB展示室では「新収蔵品展」をやっていた。2021年度は17作家45点を新規収蔵したとのことで、まだ作品を集める予算があるのかとホッとする。



芸森からバスで真駒内駅に戻り、地下鉄で澄川に移動。移転前はまあまあ行ったことがあるのだが、久々に札幌市博物館活動センターに行って見ようではないか。地図で見ると徒歩10分ということだったが、そうか、坂道なのか。



写真じゃ分からないが、そこそこ急な坂で、少し息が上がる。



最後で少し下るとは…。帰りはここを昇らなきゃいかんのだね。



最寄りの小学校は壁にレリーフがあった。



ということで、やっと到着。



それにしてもちょっと寂しい施設だな。



■札幌市博物館活動センター「企画展 学芸員は学術と芸術をめざす! ~古沢仁 化石博士の絵画展~」。
「サッポロカイギュウ」:カイギュウが生活していた海の中のイメージ画。



10年以上前の作品ばかり展示されていたが、現在も制作は続いているようだ。



「滝川ー本別動物群」(パステル画)、「タカハシホタテ」(実物):タカハシホタテを見るたびに私は「美味いだろうな」と思うのだが、この種は身を守るために殻を厚くしていたというという話を最近聞いた。もしかすると、思ったほど貝柱は大きくないのかも。





その他、常設展示を見る。

2008年に発見された札幌市小金湯産クジラ化石の資料。現在のクジラと比較しながら、調査、レプリカ作成を進めているようだ。



「苫前産カイギュウの頭骨、肋骨の一部」:全国41例目、道内では23例目となるカイギュウ化石。世界中のカイギュウの中でもトップクラスの大きな個体らしい。





メイン展示室にあるサッポロカイギュウのレプリカ模型。



現在の札幌周辺の地形を形作るのに大きな影響があった支笏火山。今噴火したら札幌市役所の屋上からどう見えるかという予想図が展示されていた。



アンモナイト標本、多数。



以前の札幌市博物館活動センターにはなかった、3Dプロジェクションマッピングがあったので、映像を見せてもらった(上映時間7分半)。800万年前の日本。日本海が形成されたが、今の石狩平野は最深部で6000m程もあったという海の底だったのだ。



そんな中、定山渓島(夢のある名前だ)周辺をカイギュウが泳いでいたであろう。



施設に行くのが大変だったが、現在も研究活動が続けられている札幌市博物館活動センターであった。しかし、もともと札幌博物館開設計画の準備施設であるはずなのだが、北海道博物館とは別にもう一つ博物館を作るというのは、今のところ無理だろうなあ。札幌市民交流プラザか、北海道庁辺りにあれば、もう少し見に来る人もいると思うのだが…。
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札幌に泊まる(9)バイキング

2022-02-16 08:18:54 | 食べ歩き
昨日は沈没したが、早く寝たせいもあって体調は悪くない。今日の朝食はバイキングの方を試してみよう。第1弾は様子を見ながら控えめに取ってきた。



左の大皿はニシン焼き、釧路名物「ザンタレ」、オムレツ、グリルベーコン。右上はサラダ、右下はご飯の上にサーモン、タコ、甘えび、ホタテとろろ和えを盛って、ミニ海鮮丼にしてみた。他にも、オホーツク北見塩焼きそば、三平汁など北海道料理があるのは良いね。

第2弾は札幌「G」ホテル伝統のチキンカレー。名前が気になり、ホテルカレーを食べてみたくなった。



まあ、やはりオーソドックスなカレーになるよね。

締めはアイスコーヒー、コーヒーゼリー(かぶった)、フルーツ。



もはや量をそんなに食べられないし、何度もわざわざ料理を取りに行くのも面倒だ。すっかり老いて枯れた私である。

昨日は気がつかなかったのだが、食堂の出口にテイクアウト用コーヒーがあり、カフェラテを持って部屋に戻る。なかなかミルク感がしっかりあって、コーヒーを飲むより良いかもしれないな。
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