散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

またも静岡(9)心残り解消

2024-09-09 18:40:15 | 飲み歩き・日本国内
さあ、今回静岡に来た理由の一つが、去年来た時に長期休暇中だったバー「g」に行くためなのである。17時開店の店なので、もう開いているだろう。早速行こう。

店に行くと先客なし。ここに来ると私の定位置であるカウンター奥の席に座り、ご挨拶をしてからメニューを見る。ここ、今月のメニューがかなり凝ったものを出しているのよね。

ということで、腹が一杯だったのもあって、最初は苦味を効かせたビターズスプモーニ(ビターリキュール+グレープフルーツジュース+トニックのちょっと苦いカクテル)を今月のメニューから選択する。



これが柔らかい胃薬として効いていくような気がする。2杯目も今月のメニューからノルマンディア(カルヴァドス+グリーンアップルシロップ+ライム)のカクテルにしよう。



これは甘みがカルヴァドスと相まっていい味を出しているね。

締めは静岡蒸溜所の「ユナイテッドS」というのは札幌でも飲んだことがあるのだが、飲んだことのない「ブレンデッドM」にしてみよう。



ブレンデッドウイスキーなのにわざわざアルコール度数を48度にしているだけあって(通常は40~46度くらいかな)、酒好きのためのブレンデッドウイスキーだね。ちょっと荒っぽいところもあるのだが、なかなか美味かった。

マスターには今回の旅の目的(どの美術館・博物館に行くか)を説明して、情報を頂きつつ、明日もあるので、かなり時間が早いがこれでホテルに戻ることにしよう。なに、無理をしないのが大人の旅なのである(日中散々無理してしまったが)。



今日は13219歩。やはり腰が痛い。階段の上り下りのせいか。
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またも静岡(8)静岡で101年

2024-09-09 17:36:14 | 飲み歩き・日本国内
静岡に向かう列車の中でウトウトし、ある程度体力の回復が図られた。平日だから予約しなくても何とかなるだろうということで、静岡の名店「TKN」へ。後で店の人が言っているのを聞いたが、今年で開業101年とのこと。

まずはこの暑さだ。ビールトップはスーパードライだが、ハートランド生があるのが偉い。通しはおひたし・揚げ・魚をちょっとずつ乗せたもの。まずはハートランドをグイっと飲もうではないか。



続いて、今日は入荷があったという生しらすを注文。生しらすはまあ普通の感じだな。



続いて体力回復を図ってやきとりタレを注文。焦げの風味が効いたやきとりが美味い。タレの味も疲れた体にしみるなあ。ビールを飲んでしまったので、静岡の萩錦を冷や(常温)でもらう。





店に入った時からカウンター席の端に明らかに「主(ヌシ)」みたいな人がいて、私はその隣に座ることになったのだが、「あんた札幌から来たのかい」といわれて、勧められためざしは美味しかった。サイズが小さくて食べやすいのだが、店の人曰くセグロイワシなのだそうだ。これ、札幌で食べるのとは種類からして違うよなあ。

酒は萩錦南アルプス特別本醸造を追加。180mlサイズなので、ちょうど良い。



最後にはんぺん焼きを注文。これが練り物というよりも魚のすり身をそのまま成型しましたよという歯触りで、かなり美味かった。



この店、ひっきりなしに電話がかかってくるし、予約なしで訪問する客もいるのだが、それに対応する現マスターの説明力はすごい(席には予約が入っているが、○○時までなら大丈夫だよということを、実に要領よく、明快に説明している)。さらには先代夫婦もご健在だし、謎のロシア風美女アルバイトはいるし、盤石の構えなのであった。私は腹が一杯になったので、これで勘定をしてもらう。

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またも静岡(7)熱海地獄

2024-09-09 14:49:46 | 美術・アート
MOA美術館から熱海駅前に戻ってきて、思った以上に時間が余ったので熱海の街を散策しようと思ったのが大間違い。石段を下ってなんとなく海のほうに行き、そうなると貫一お宮の像が見たくなり(あれ、銅像界の聖地だよね、違う?)、日陰のないビーチを歩き回る。


→嫌な予感。

あれは熱海城か?(一応私より年上らしい) 熱海の観光サイトを見ると「武家文化資料館や浮世絵春画館、江戸の衣装に着替えて写真撮影できる江戸体験の間、海抜120mジェット足湯、無料ゲームコーナーなどもあり」ということで、行かなくても良かったなと思う。



そしてやっと像を発見。

舘野弘青「貫一お宮の像」:とりあえず見ることができて良かった。



「尾崎紅葉記念碑」:尾崎紅葉、読んだことねえよ。



「お宮の松」:いろいろな事情で2代目だそうだ。



やっと見つけて撮影を済ませて駅の方に戻ろうとすると、信じられないくらいの坂道(階段)なのであった。行く時がずっと下りだったので、気がついてはいたんだけど…。

なんとか駅前まで戻り、あまりの疲労と熱中症防止で、熱海第一ビルの喫茶「AC」へ。今日の暑さはアイスコーヒーよりも生搾りレモンスカッシュだろう。何といっても、北海道だと過去最高の暑さくらいに感じるよなあ(北海道だと気温がこれ以上であっても、湿度が低い)。

 

本当は熱海の後は沼津に行こうと思っていたのだが、間が持たず、暑さでやられたので静岡へと戻る。帰りの電車は幸い混雑していなかったが、私は疲労のあまりウトウトしながら静岡に着いた。理由はよくわからないが、島田から浜松は不通になっていて、一時はその影響もあったらしく、危ないところだった。

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またも静岡(6)趣味に合わず

2024-09-09 13:15:51 | 美術・アート
この後、バス停に行ってみたらすでに並び始めている人がいるので、やむを得ず並んで、12時のバスでMOA美術館へと向かう。

久々にMOA美術館に来たのだが、今回の展覧会にはそんなに興味ないかも。私は前売り券を買っていたのですぐ入れたのだが、当日券の人は入場制限で相当待ちそうである。ただし、今日が展覧会最終日なので、この情報を流してもどうにもならなそうである。

というところで、まずは入口を通過。



恒例の宇宙人施設というか宗教施設を登って行くが如き階段で進む。



エスカレーターの途中にあるプロジェクションマッピングは初めて見たかもしれない。



その後、入り口のところで並んでいる当日券勢50人以上をぶち抜いての入場。事前予約していて良かったが、ちょっと気まずいくらいの超特急入館である。

■MOA美術館「ポケモン×工芸展」。最終日とあって、かなりの混雑である。子供ももちろん来ているのだが、ポケモンも始まってから大分経つのだろう。子供のころからポケモンを見て育ち、まあまあ大人になった人たちの熱量がすごい気がする(私はちなみに一度も見たことがない)。

造詣的にカッコいい奴をどうぞ。吉田泰一郎「イーブイ、ブースター、シャワーズ、サンダース」の4体中の3つだと思うが、良く分からない。







桝本佳子「ロコン/信楽壺」:ロコンというのがキャラクター名なのか知らないが、信楽の壺という感じはする。



葉山有樹「キューブ型「スカーレット古代と現代の共存」」:前半の陶芸から中盤は工芸へ。



葉山有樹「森羅万象ポケモン壺」:また陶芸へ。ポケモンのキャラクターが絵付けされているらしい。四角い光はライトが当たっているもの。



須藤玲子「ポケモンの森へ」:ポケモン+テキスタイルの作品。



新實広記「Vessel -TSURARA-」:ポケモンのわざ「つららおとし」をイメージしているんだって。原作を知らないと今一つ感興を欠く気もするが、美しいことには間違いない。



田中信行「無題」:これもポケモンのわざ「かげうち」をイメージしているそうだ。写真が全くイケてないが、目で見るとなかなかの神秘感がある。私も相当マニアックな性格なので、本来の文脈を知らずに作品だけを見るのに困った気もするのだが、どうなんだろうなあ…。作品は作品として独立しているべしという考え方もあるだろうしな。



野々村仁清「色絵藤花文茶壷」:ついでにMOAの至宝も撮影しておいた。国宝。



「黄金の茶室(復元)」:これも初めてまともに見た。どうも元々秀吉の黄金趣味がどうかなあと思っているのと、それの復元品もどうかなと思っていたりもするのである。



割とあっさり見終わってしまい、バスで熱海駅前に戻る。帰りのバスは座ることができずに疲れた。ポケモンファンの方、気の乗らない感想文で申し訳ない。
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またも静岡(5)アラで満腹

2024-09-09 11:45:22 | 食べ歩き
昨日は早く寝たとはいえ、5時台に起床。あまり早く起きすぎると、あとで眠たくなるのよね。


→ホテルからの風景。12階に泊ったので眺めはいいが、高層階はちょっとイヤなんだよね。また、予報では少し雨になるというのだが、結局5日間一度も傘を使わなかった。傘をわざわざ持って行き、毎日持ち歩いて損した。

朝食はスープDELIクラムチャウダー。量が中途半端だが、熱さで目が覚めた。しばらくダラダラしてから、9時過ぎにホテルを出る。

 

ホテルから毎日ミネラルウォーター1本サービスがある。



少し静岡駅の南口側を散策してから(まだ古い建物が残っているのだ)、駅へ。駅には新幹線60周年記念の看板が飾ってあった。札幌への新幹線沿線はまだ先が見えないというのに、こっちは開通から60年である。この不均衡は何とかならないのか。



さて、今日も快晴で北海道人の私にとってはもう異常に暑いのだが、本当に雨は降るのかな?(答え:降らない)。9:38の普通列車で熱海へと向かう。静岡駅で降りる人が結構いたので、無事に座ることができた。

途中、富士という駅に来た時に富士山が見えた(写真なし。富士山に感心する人が誰もいなかった。観光の人、いないのかな?)。もちろん山の大きさは格別なのだが、冠雪していないので、ちょっとイメージと違うかも。

熱海駅に11時頃到着。ここはJR東日本とJR東海の境目駅(なおかつJR東日本管轄)なので、以前は静岡で乗車するとICカードでは出られなかったのだが、現在はJR東海の管轄駅にもなり、出られるようになった。次の写真は歩きながら撮影したので見づらいが、右側はJR東海、左側は首都圏ICという表示になっており、ここを間違わなければうまく出られるのだ。



さて、ここで想定通りに早めの昼食を取ることにする。駅から目の前にあるクラシックビル、熱海第一ビルの地下に入ると、昭和テイストの飲食店が並んでいる。11時半開店の海鮮の店もあり、すでに行列ができ始めていたりするのだが、私はごく普通の定食屋さんに見える「Y」へ。先客が結構いて、私はカウンター席の隙間に座ることになった。




→これまたブレてしまった。

夜の居酒屋で刺身を食べているため、あまり海鮮すぎるのも何だし、フライ物が多いのだが、それもちょっともたれそう(これは年のせい)。ということで、アラ煮定食を注文した。先に注文した客からおおむね順番に品が出ているようだが、あまり待たずに私のアラ煮定食もやってきた。

おお、ご飯(少なめに見えるが適正量だった)、味噌汁(出汁が効いてる)にマカロニサラダと漬物を従えて、びっくりするような盛りのアラ煮が登場した。食べられない骨の部分もあるのだとは思うが、これ、食べ切れるのだろうか。



アラとして入っていたのは、鯛かぶと、小さめのブリ(カンパチ?)のような魚、あとは赤い皮もあったから金目鯛かなあ。数種類の魚が入っていることは間違いないが、全部はわからない。

そしてこれが当たり前のことながらうまいのだ。ご飯の方が先になくなってしまい、アラ煮を残しそうになってしまったが、まあ、全部食べたと言っていいくらいは食べたと思う。そしてこれが何と670円なのである。観光地にあって、この普通の定食は素晴らしいといえよう。

食べ終えて、ビル内をちょいと見学してから、熱海駅に戻る。

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