散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

またも静岡(23)静かだ…

2024-09-11 20:00:05 | 飲み歩き・日本国内
少し歩いて、2階にあるバー「O」へ。先客なくカウンター席の真ん中あたりに座るが、これ、なかなかの緊張感なのだろうなあ。

というのも、私は過去何百軒というバーに行っており、ひどい目にも遭っているので全然怖くないが、あまりバーに行ったことがない人がこの空気感だと辛いよねえ。声掛けとか、説明もぜんぜんしてくれないのでどうするのかとおもったら、一応メニューが出てきたので、とりあえず見てみよう。

ふむ、クラシックなカクテルが充実しているのも特徴の一つだが、カルヴァドスだけでメニューの1ページを使っているというのが、この店の最大の特徴だろうな。

それは一旦置いておいて、まずはおすすめフレッシュフルーツカクテルのコーナーから、巨峰のマティーニを注文だ。

うむ、巨峰のマティーニは(どう作っても)美味い。通しはトマトとツナのサラダである。

相変わらずバーテンダー氏2名は無言のままなのだが、客が話しかけない限り喋らないという流派の店なのかね。確かにこの流派の店は時々あるのだが、別にちょっと話しかけても悪いことはなかろうと思うけれどもね。

続いて、豊富なカルヴァドスメニューのページから見たことがないのを頼んで見たら「品切れです」と来た。だったら、線を引いて消しておいたら良いと思うけどね(将来入荷する当てがあるのだろうか)。これをきっかけに会話が生まれるならまだしも、全くその気配はないのである。

結局、じゃあということでミシェルユアールのお手頃なものを勧めてもらって飲むことにした。これは香りよく、実に美味しいのだが、この緊張感の中で飲まされるのもなあ(という私は面白くなってきて、緊張はしていない。しかし、写真を撮る雰囲気では全くない)。

まあ、若干いかがなものだろうという気持ちがしながら、2杯で勘定をしてもらった。高くはないが、これはまた次に行くかというと考えさせられるものがある。特にバーに不慣れな人は注意した方が良いかもしれないが、質問すれば丁寧に教えてくれるのかも知れないなあ(そんな風に見えないけど)。



この後、ホテルに戻る。今日もとにかく疲れた。歩数はそれほどでもなく、13898歩。
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またも静岡(22)三度目

2024-09-11 19:10:57 | 飲み歩き・日本国内
さて、2軒目はどうするか。昨日まで行っていたバーで教えてもらった店はあるのだが、19時にならないと開かないのよね。

ということで、ちょっと時間調整もあり、また今日の結果を話したくもあり、3日連続となるバー「g」へ。

今日は少々控えめにシーバスリーガルユニティカスクソーダ割りを飲む。いつものミズナラに加えてフレンチオークを組み合わせた樽で熟成させたウイスキーで、ちょっと香りが違う。私は純正ミズナラカスクだと、ちょっと物足りなかったりするのよね。



2杯目はジョニーウォーカースイングをストレートで。一通り飲んだことのあるジョニーウォーカーシリーズだが、これはあまり飲んだことがないかも。そして、なかなかしっかりしたコクがある。



先客が昼過ぎまで甲府にいて、そこから静岡に来たという話をしていたのだが、静岡駅で列車の行き先掲示板を見ると、結構「甲府」というのが目につくのよね。今回は静岡がメインなのだが、甲府(山梨)にも行ってみたいと思う私であった。

よし、昨日教えてもらった店に行くので、今日は2杯にしておく。今回もこの店にお世話になったが、またいつか来る日もあるだろう。

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またも静岡(21)名門の…

2024-09-11 18:15:46 | 飲み歩き・日本国内
17時過ぎになって、ホテルを出て、静岡駅北側の繁華街へ。静岡ならではないのだが、新潟県でも見かけたし、どうしてもどこかで一度行っておきたかった店、福井県発祥の名門の「A」へ行ってみよう。

かなり混雑するという話も聞いていたが、平日の18時前ということで、なんとかカウンター席の(幸いなことに)隅を確保することができた。まずは生ビールを注文(すぐ口をつけてしまった)。お店の人が小皿に何かのタレと辛子を盛ってくれる。



タレが出てくるというのを知らなかったので、慌ててこの店のホームページで調べてみると、これは「肉タレ」といって若どり、ねぎまなどに付けて食べるらしい。卓上の「にんにくなんば」というにんにく味噌を入れるのも良いと書いてあるので、ちょっと入れてみる。

また、辛子は純けい、しんぞうなどに合わせるとのこと(こっちにも「にんにくなんば」が合うのか…。気づかなかった)。他に串カツ用のカツタレ、みのに使うみのタレというのもあるようだ。

メニューは圧倒的に焼き物が中心である。



まずは店を代表する純けい(メス鶏のもも肉と皮の部分のみを使うとのこと)、暑さでほてった体を宥める冷やしトマト(塩味)を注文。先に塩で軽く味付けをしたトマトがやって来た。



焼き場は常に炎が上がる状態で、大量注文が入っているようだが、さほど待たずに純けいがやってきた。この店の焼き鳥は基本が5本セットで、1人客としてはどうしようという気もするのだが、串のサイズは小さいのである。純けいは噛みごたえがあり(親鳥なのかな)、脂もあり、なるほどこういうものなのね。


→常にファイアー状態。



続いて、メニュー2番目にあるシロと、つくね(これ2本なので頼んでしまった)を注文。ビールもすぐに飲み干してしまい、赤ワインを注文。ワインは店名を冠した商品で、450円だったのでグラスワインかなと思ったら、300mlの小瓶で出てきた。これはお得かも。






→つくねは平凡か。

シロの1本目はそのまま、それ以降は肉タレをつけてみる。なるほど、ニンニクの風味って時々入れてみたくなるよね。つくねにはネギ味噌みたいなのがついてきたのでそれを乗せてみたり、にんにくなんば入りのタレにつけて食べてみたりする。

ボリューム控えめの串なのでもう少し食べられそうだ。次は若どりを追加。



ふむふむ、若どりも素直な味で美味いねえ。確かにこれは肉タレ+にんにくなんばが特に合うような気がする。ちなみに、私の座ったカウンター席だが、基本は2名づつで席をセットしてあり、1人客はその幅を1人で使えて、なかなか居心地が良いのである(もっと混雑したら、隣席になるのかも知れないが)。

いや、なかなか良かった。焼鳥なんてそれほど変わるまいと思ったが、これは独特のものがあるし、福井出身者はこれじゃないと納得がいかないかも。そしてまた、賑やかな店なのに、禁煙であるのとお店の人の対応がよろしい。よし、次に来るであろう人に席を譲りましょう。

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またも静岡(20)カレンダー

2024-09-11 17:30:36 | 美術・アート
清水から静岡に戻ってきた(この間は結構近い)。



展覧会だと静岡市美術館の西洋絵画展があるのだが、富士美術館のコレクション展なんだよね。札幌でも何度か見たことがあるのと、静岡に来て「西洋絵画の400年」というのもどうかなと思って、芹沢銈介美術館に行くことにした。

それほど待つことなく、静岡駅南口から登呂遺跡へのバスに乗る。登呂遺跡の復元後を眺めながら、美術館へ。





■芹沢銈介美術館「日々を染める 型染カレンダーの仕事」。
入館してすぐの展覧会案内だけ撮影可能だった。



今回の展示テーマはカレンダーなのだが。私は結構カレンダー好きなのである。古いカレンダーを見ていると、祝日というのは意外と最近できたものもあるし(最近といっても、山の日は8年前にできた祝日だが、体育の日(改めスポーツの日)は私の生まれるちょっと前にできていたりする)、いろいろな制度、たとえば振替休日の制度や、ハッピーマンデー制度、さらには祝日と祝日に挟まれた日は休日になる制度とか、随分いろいろ変わっているのである。

そんな興味を持つ私であるが、芹沢のカレンダーは割と祝日にそこまでこだわったりしていなくて(型染だから祝日の色を変えるのが大変なのかな)、確実に祝日なのに何もマークされていなかったりするので、拍子抜けした。まあ、そっち方向へのこだわりの人ではなかったのか。



展示を見終わって、バスで静岡駅に戻る。昼に飲んだビールが効いてきて、一旦ホテルに戻って休憩である。16時半頃に起きて17時から飲むことを目指していたが、つい17時過ぎまで寝てしまった。まあ、昼食のもたれが残ってもおり、少し遅めのスタートで良いだろう。
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またも静岡(19)廃墟の○○

2024-09-11 12:45:14 | 食べ歩き
静岡に来てからリーフレットをみて、清水のフェルケール博物館で「特別展エトランジェ フランスを愛した日本人画家たち」を見ようと思っていたのだが、電車の中でポスターが目に入ったら、なんと今週末(9/14~)から展覧会が始まると書いてあるではないか。うーん、すっかり開催期間を見落としていたよ。これで清水に行く目的を見失ってしまったが、とりあえず時間もあるし、昭和の街並みを見に行くか。

ということで、新清水駅に到着。結構、外国人旅行客もいるが、一体どこに行くのだろう(市場の食堂かな)。



静鉄の新清水駅からJRの清水駅が一番の繁華街のような気がするので、移動を開始してみる。途中「清水駅前銀座」という商店街があるのだが、恐ろしいほど人がいない。



あまりにも人がいない。これはシャッター街というよりも、水曜日定休の店が多いのだろうか。それとも何店かは臨時休業のようだったので、祝日営業との調整があって休みになっているのかもしれない。



もうね、閑散としているのを超えて、現代アートですらあるね。



但し、JR清水駅が近づくにつれ、コンビニや会社系飲食店、ファストフード店が増えてきた。でも、清水までやってきてそんなところに行ってもしょうがないじゃない。いくつか個人経営のランチ営業店もあったが、こんなところが目に入った。



昔ながらの商店街の食堂で昼食をとるという構想だったんだけど地方の老舗ホテルのレストランに行くというのも良いだろう。店頭にランチメニューや本日の日替りメニューの案内もあり大体概要が分かったので入ってみよう。

先客は無く(後から4名)、ゆとりのある席に案内され、日替わりメニューを注文。そしてその前にこれだ。


→いやー、この方が味が分かるのかもしれないが、それよりもキンキンに冷えていて欲しかった…。

ビールと水分かぶりだが、最初にコーンスープが出てきた。何はともあれ、これだけで感慨深いものがあるよね。



そしてメイン料理はハンバーグ、舌平目のフライ(←メニューにそう書いてある)、サラダ添え。主食はパンにしてみた(よくあるバターロールだった)。ハンバーグはやや業務用の感じがしつつたっぷりソースがかかっている。舌平目も本当かなあなんて思いながら、今どき、材料の偽装はしていないだろう。よくある洋食屋さんの盛り合わせランチとしては、十分美味いよ。



というところで清水で何をするということもなく、静岡に戻ることにするか。

清水駅では高架通路から彫刻を眺めて、島田行の普通電車にのる。



乗車位置の所に「黄色⑤~⑦」という表示が出ているのが見えるだろうか。



ホームにもまさに「黄色⑥」の案内があって、乗車位置が非常に分かりやすいのだ。JR北海道では今一つ乗車位置が分かりにくいケースがあるのだが、端的にこういう風に案内をしてくれないだろうか。


※「廃墟の〇〇」というのは清水が廃墟みたいだったということではない。以前、静岡市美術館で「ユベール・ロベール展」を見たのだが、このユベールが廃墟画を得意にしており「廃墟のユベール」と呼ばれていたのを思い出したからである。いや、結局言っちゃってるか?
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またも静岡(18)古典的

2024-09-11 11:35:55 | 美術・アート
静岡駅の北口から新静岡まで歩いて、静鉄に乗って県立美術館前へ。世の人の出勤時間帯は概ね終わっているため、電車は空いていて快適である。県立美術館前駅について、ここから美術館までは徒歩10分くらいなのだが、日陰のない登り道でいつも汗だくになるのである。

今日は彫刻プロムナードの辺りで日陰を求めて木の間の道を歩いているうちに、初めて図書館の方に着くことになった(図書館と美術館が併設されている)。図書館周り、および館内では幾つかアート作品を発見できたので良かった(この辺は別項で)。結局汗だくになりながら美術館に入館し、ちょっと休憩してから展覧会を見ることにしよう。

■静岡県立美術館「カナレットとヴェネツイアの輝き」。この美術館に来ると超古典的な展覧会を見ることが多いような気がする。なお、展覧会の作品は特に撮影禁止マークがない限り撮影可能で、8割がた撮影できる感じだった。

フランチェスコ・グアルディに帰属「ヴェネツィア鳥観図」:真上から見下ろしたイメージ(もちろん想像なのだろう)の鳥観図。吉田初三郎に描かせたらどうなったのだろうなんて、妄想したりして。なお「帰属」とは「○○の署名はないが、○○の作と推定される」くらいの意味だろう。



ウィリアム・ジェイムズ「スキアヴォーニ河岸、ヴェネツィア」:この手のカチッとした古典風景画が多かった気がする。



クロード・モネ「サルーテ運河」:後半は印象派の作品が登場。



ポール・シニャック「ヴェニス、サルーテ運河」:人によって題材が同じでも全く違うところが、古典画と違って良いのだろう。



ポール・シニャック「サン=トロペ、グリモーの古城」:「参考出品」となっていたので、ヴェネツィアとは関係ないが、静岡県立美術館所有の名品ということではなかろうか。私が見た限りでも、近代の作品ではこれが抜群に良かった。





■静岡県立美術館「ピラネージとローマの景観」。
「ガイウス・ケスティウスのピラミッドとサン・パオロ門」:これローマに実在するピラミッドらしい。エジプト征服以来、エジプトブームが来て建てたんだとか。エジプトの人にとっては迷惑極まりないブームのような気がするが。



ピラネージ「牢獄」:空想で描いた牢獄らしく、作品によってはとてもこんな形で石組は出来ないというだまし絵のような構図もあるそうだ。こういうのを教養として学んでいると、エッシャーの作品などもまた違った見え方がするのではなかろうか。



今回はちょっと展示作品数が少なかったような気がする。また、常設展は地元の画家か、地元をテーマにしたやつが見たいな。

「《地獄の門》第三試作」:ロダンルームの入口にあり、高さ1mくらいかな。まだ完成形とはかなりの違いがあって、見ていて面白い。



ユベール・ロベール「ユピテル神殿、ナポリ近郊ポッツォーリ」:続いて1階ロビーに展示されているものから、「廃墟のユベール」として知られる作家の作品。以前、この美術館でこの人の展覧会を見たのが「何となく静岡県美は古典好み」という印象につながっている。



野口謙蔵「虹の風景」:何だか子供の画的でもあるが、こういう作品は好きだ。



この他、李禹煥「照応」も作品撮影は可能だが、SNS配信禁止なのであった(これはブログだからSNSじゃないという下らないへ理屈はつけない)。

■静岡県立ギャラリー「白日会 静岡支部展」。100号の作品が多く、皆さんそこそこ上手い(偉そうで失礼)。



展覧会を見終わって、帰りはバスに乗り(100円なので使いやすい)、美術館前駅に戻る。次の目的地である新清水へ急ごう。
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またも静岡(17)今日は無理しない予定

2024-09-11 09:00:52 | 旅日記
6:00起床。寝たのが24時過ぎだったので、少し遅く起きるが、相変わらず二日酔いなどの体調不要はなし。朝食は緑のたぬき小といなり寿司。もう少し野菜を食べないといかんなあ。

 

今日は遠出せず静岡市内をあちこち回ることにして(多少の移動はある)、9:00にホテルを出る。
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