前回よりも少し遡るがこの写真は7歳(小学1年)ごろの近所Kさんの結婚式の時のものである。 新調の制服を着てお膳についたものの、何といっても腕白を通り越した腕白で田んぼで相撲をとるやら年下の三輪車を乗り回すやらで手が付けられない状態だったようだ。帰って母に思いっきり怒られた記憶がある。 今と違ってクリーニング店もなく自動洗濯機もない。 「たらい」に洗濯板、洗濯石鹸つけ、冷たい水でゴシゴシ汚れを落とす母の苦労イメージすると何と親不孝者めがと今更ながら恥じ入る次第である。農家の嫁としての母の生活は今思うと想像を絶するものだった。朝は4時ごろから起き、朝ごはんの支度、日中は農作業に終われ、昼の準備、夕餉の準備などなど、夜は夜なべ、子ども達の靴下の繕い・・殆ど休みなどはなかったように思う。戦争を体験してきた世代ならではの苦労だったと思う。(写真中央の三輪車に乗っている腕白な悪ガキが私)