昨夜、ご近所の奥様の招待で熱海市の小高い山腹にある、MOA美術館広場で「薪能」を観賞した。一度は観てみたいと思っていたが、まさか64歳の誕生日に実現できるとは思わなかった。 能の「高砂」・狂言の「鳴子、遣子」及び能「橋弁慶」が演じられた。江戸期以前の芸術が今日まで伝承されていることに感動し、暮れゆく相模湾と、薪のかがり火、太鼓、小鼓の響き、ワキ、ツレ、シテ・・・の芸に改めて感動した。有意義な記念となる1日であった。婚礼の時に「高砂」が謡われる意味が十分理解できた。当日は義兄別荘に泊り、翌2日横浜に帰宅した。(写真は薪能のパンフを撮影)