日本通・親日派とし、日本、特に沖縄問題にこれまで献身的に関与していた米国務省日本部長ケビン・メア氏が沖縄をゆすり、たかりの名人と発言し、今朝のニュースでは、日本部長を更迭されたとのことである。昨日来日したキャンベル国務次官補は日本政府、沖縄県知事に謝罪した。実状をはっきり表現されたので沖縄県民は怒っているのだろうし、日本政府としての対応も沖縄を腫れ物に触る感覚で同調し、遺憾声明を出したのであろう。日本と米国の国民性が「本音と立て前」で180度違うし、表現方法も明確にイエス、ノーを表現する米国とJapanese Smileで代表される日本とは違って当たり前だと思う。沖縄の米軍基地問題についても政府の国内外いずれにも適切さを欠く支離滅裂な政策(政策ではなく愚策)とたかれば、ゆすればいくらでもお金が落ちる沖縄県に嫌気がさしたのではあるまいか? こんな状態だと表面上は米国側も謝罪しているが、開き直られ全面撤退するかもしれない。そうなれば基地のない、平和な島「沖縄」になれると思っているのだろうか。数万人の沖縄県民の失業者が出るであろうし、経済の活性化も激減するのは必定である。基地のあるのは沖縄だけではないし、基地があれば航空事故や米軍人の犯罪等で問題があればそれを解決すればいいのだ。 こんなことだから我が国は米国からの「バッシング」(日本製品の不買等)⇒「パッシング」(日米を超えての日中協議等)を経て「ナッシング」(日本無視:日米同盟の破棄、基地の撤退)に至るかもしれない。その時本当に日本だけでこの国を守りきれるのか。政府もわれわれも大人感覚、国際感覚でもう一度メア氏の発言を冷静に評価したいものだ。