かかりつけのお医者様が、幼馴染みだ。
不思議なことに、彼の目の前に座るだけで安心感がある。実に心強い。
最近では威厳も、風格も増して、頼もしい限りである。
それでいて軽口をたたけるのが昔のままなのが嬉しい。
医師:「どうしたの?」
ぼく:「この頃、物忘れがひどくって…。」
医者:「症状はいつから?」
ぼく:「えっ? 何の話?」
① 珈琲ができあがった時分だとカップを用意したのに
スイッチを入れ忘れている。
② コーヒーメーカーがフツフツと音がして、鳴りやんだはずなのに
お湯が沸いただけ。(豆を入れ忘れた)
③ 部屋中に珈琲の香しい匂いが満ちているのに
床がコーヒー浸しだ。(サーバーの置き忘れで、後片付けが大変!)
こうした「うっかり」が増えているのは困ったものである。
言い訳ではないが、ぼくだけではない。
パソコン買い換えた生徒さん、初期設定も済ませ、ウィルス対策ソフトも購入し、快調に使いこなしていたのだが、間もない日、ウィルス対策ソフト会社からハガキが届き、「自動更新が完了しました」、と。
これは、「自動更新」で、銀行口座から引き落としされたとの報告である。
この自動更新が曲者だ。これを失念してる人が多い。
また、常識として、
一台のセキュリティソフトに、3台3年というのがある。
パソコン購入というイベントに心を奪われ、「新パソには新ソフトも」なんてやってしまわないように気をつけたい。
前述の生徒さん、トレンドマイクロ社のウィルバスター・クラウドでよかった。
システムトレイの「登録情報の確認」から、「アカウント」→「お問い合わせ先」で電話番号を発見、電話し、「自動継続」の方を解約、返金処理利をした。
「自動継続」の更新自体をキャンセルしたことは言うまでもない。
ネットで、ということはつまり「在宅」で、処理できるのは便利なのだが
、落とし穴がある。今回は「自動更新」が盲点だったが、クレジットカードをの口座を確認し、不用意な出費がないか確かめてみられてはいかがだろうか。ひとごとではない。
幸い、今は、大丈夫だ(どこが!)。戦々恐々というより、手立てが尽くせるのだから(今はね!)。
しかし、薄氷を踏む思いがしている。