hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

引力には逆らえない

2005-09-30 23:51:41 | 音楽
 今夜はテレビで地震の特番があったらしい。久しぶりにmogeさんからメールがあった。紹介する。
地震の特番観てたら偶然強めのノイズが入りました。
単発なら大したことないと思うけど最近はTVを観る時間が短くなってるので一応お知らせしときます。
ウチで出るノイズが地震性のものとしても、いつ、どこで、どれぐらいの地震が発生するのかさっぱり分からないのが弱点ですね…

 ここんとこなりをひそめていたかにみえるmogeさんちのテレビだが、サボっていたのでも、役目を終わった訳でもないらしい。地震特番の最中とはタイミングとしてはでき過ぎている。この復活には歓んでいいのか、複雑だ。地震予知について、科学的にできるという説と、不可能という説の二つがあって、
「どっちやねん」
と突っ込みたくもなるが、心構えだけは怠りたくない。過敏に反応しすぎて心乱してもどうなるものでもない。やがて来るであろうその時には冷静に対処したいものである。

 といいつつ、今日はよく物を落とす日で、入れたてのコーヒーをまるごとぶちまけてしまったのにはたまげた。ちょうどコーヒーが出来上がったところに電話が入り、無謀にも片手で両方をやってしまおうとした自分が悪いのだが…。自分のではあるが、指先が信用できなくなっている。

 その時、零れた4杯分のコーヒーからコンセントを遠ざけてくれ、後始末がしやすいように周辺を整理してくれたのがF夫人で、その冷静な対処とさりげない心配りに敬服を通り越して感動した。おまけに、
「火傷してない?」
とまで気づかってもらいて、そんな危険な状態だったのか、と後から気づかされる体たらくである。いつも思うのだが、主婦の力は大したものである。非常時に強いのがプロであるなら、F夫人のような女性が地震にも打ち勝てる主婦のプロなのだろう。一家にひとりは常備してもらいたい。それにしてもヘタレさに滅入っている。

 今夜は、さらに、K夫人の手づくりの枕を紹介したい。夫人のご主人が大企業を退職後、人里離れた山奥で炭焼きを始められて何年だろうか。震災時に神戸に生活の拠点があったという。コチラへ越してみえて、手づくりでこさえた炭焼き釜で上質の木炭、竹炭を作っておられる。それどころか、よい卵を産む烏骨鶏を始め多くの動物を飼っておられるなど、まさにナチュラル・ライフを満喫されている。夫人が、最近、良質の竹炭を利用しての竹炭枕を作り始めた。もちろん、ハンドメイドだ。どんな効果があるか、彼女の手づくりのホームページをご覧いただきたい。ここをクリック

 今夜は、しみじみとレイ・プライスの16 Biggest Hitsを聴きながら、自分の衰えと向き合っている。


ホ・ジュン…チャングムの男性版

2005-09-27 23:22:53 | 音楽
 今夜のレギュラーは淑女コンビである。豊富な話題と明るい笑い声で教室がひと際明るくなる。駄洒落を云わせてもらえば文字通りとてもルクスが高いのである。教材はある、が、台本通り進行することのない。毎回、云わばライブのような授業が進む不思議なクラスでもある。それだけ多彩で、深い引き出しを数多く持つお二人だ。

 共通の話題は、もちろん「チャングムの誓い」であるが、ドラマの目利きといおうか、良いドラマに対する観察眼が鋭い。抑制の効いた批評眼を持ち、さりながら対象に対する優しいまなざしが感じられ、そのバランスのほどの良さに唸らされるばかりである。不案内なぼくにとって灯台の役目を果たしてくれている。ぼくをチャングムにハメタ遠因はこの二人にあると確信する。で、彼女たちが面白いと言ってくれれば、それは掛け値なく見応えがあるということである。

 ここでおとやの大将夫妻からお借りしたDVD、「ホジュン」が登場する。「チャングムの誓い」が終焉に向かいつつある今、自分たちがたっぷり嵌った韓国ドラマをぼくに見せてくれようとの思いやりである。ホジュンは、チャングムの男性版という触れ込みで知る人ぞ知る、64部作という大河ドラマである。それにしても長い。第一回を見て、既に嵌りかかっているのだが、このお二人がハマってくれれば、それは秋の夜長どころかお正月までも寝る時間を惜しんでも見る価値はあるということになる。で、さっそく今夜仕掛けた。ぼくってズルイ?

 このコンビならではの授業内容を一つ紹介する。NHKの「チャングムの誓い」公式ページには、絵あわせゲームがあって、クリアすればおまけ画像を見ることができる。ぼくはチャングムの画像一つで満足していたが、Tさんによると主だった登場人物の画像がたくさんあるという。で、そのTさんの質問なのだが、
「右クリックしても変なメニューになって画像が保存できない、採れないかしら?」
というものである。確認すると、静止画だがFLASHファイルである。確かに、保存はできない。じゃあどうしたら画像を得られるか? 画面をキャプチャすればよいのである。Print Screenのキーを押せばよい。それをペイントなどの画像ソフトで加工するのだ。ただ、肖像権などの問題もあってFLASHにしたと思われるので、尊重したい。
「あら、ミン・ジョンホが壁紙だぁ」

 秋めいた今ごろになって、トロピカルな夏のイメージぴったりのこんな音楽を聴いている。テンションが上がること間違いなしだ。<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=hyperclub0e-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000005LWN&fc1=000000&=1&lc1=0000ff&bc1=000000&&#108;&#116;1=_blank&IS2=1&bg1=ffffff&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


禁止された送信者の一覧

2005-09-25 22:19:18 | 音楽
 スパムの嵐である。先日、ブログを読んでくれたmogeさんが質問のために立ち寄ってくれたくれた時、
「メッセージメニューから『送信者を禁止する』にしても一向に減らんでしょ」
と言っていたが、まさにその通りである。ブログに書いたのが21日だから、4日しか経っていない。なのに、『禁止された送信者の一覧(「ツール」メニュー→「メッセージルール」)』を見るとかなりの数だ。日々シコシコと励んだ結果だが、虚しいものがある。数を勘定してみるとさらに滅入る。81件もあるではないか。それだけのメールが『削除済みアイテム』に直行しているのか…、と確認してみたところ、それを遥かに上回る数のスパムメールが納まっている。つまり、『送信者を禁止する』は有効だと分かる。が、新たなアドレスが次々と産まれ、続々と送り出されている。

 一応、パソコン教室である。これらのアドレスを少し分析しようと思い立った。この努力が不毛であることは分かっているのだが…。

  1. 『禁止された送信者の一覧』をテキスト化する
  2. それをEXCELにコピペする
  3. ドメイン名を抽出する
  4. そのドメイン名を並べ替えする
  5. 重複するドメイン名をメッセージルールを使ってサーバーから削除する

という段取りである。

 1の作業は、regeditを使う。『レジストリファイルの書き出し』によりエディターで扱えるテキストファイルを作ることができる。やり方はここを参照して欲しい。レジストリは扱いを誤るとパソコンが動かなく惧れがあるので扱いを慎重に。

 EXCELでは、単調な作業の繰り返しなのでマクロを作るとよいだろう。不要な行が規則正しく並んでいるのでミスは少ない。さらに『置換』を使ってアドレス以外の文字を瞬時に消してしまおう。

 で、見つけた。アカウントをいろいろ変えながら、ドメイン名が同じのを。複数あったので永遠にサーバーの段階で削除することにする。しかし、この作業はmogeさんからすればじれったいだろう。
「インターネット・セキュリティ一本で解決するのに…」
ってか。予算がないのだよぉ。

 日曜日、ほとんどを、"iTunes"のRADIO、"Blueglasscountry.org"を楽しんでいる。時折CMも入るのだが、それがアメリカにでもいるような気分で快い。DJのお喋りは翻訳し切れないが、それでもプレーヤの名前と楽曲名ぐらいは聞き取ることができる。カントリーっぽい昔の曲が適度に挿まれ、けっこう癒される。子どもの頃、従姉妹が裁縫しながらラジオに耳を傾けていた姿を思い出したりして、テレビ以前の古きよき時代の雰囲気があるものだ。


六甲おろし

2005-09-24 23:49:55 | 音楽
 もう誰もタイガースの優勝を疑っていないと思う。
「ん? そこの君、往生際が悪いぞ!」
だから、嬉々として書いてしまうのだが、実は優勝セールの準備が着々と進められている。しかも、不眠不休、昼夜交代なしで、だ。

 夜、幼なじみのNS氏のお宅に、新しいノートパソコンのLAN設定に呼ばれた。ところが、玄関から始まってどの部屋を見渡しても足の踏み場もないほどの混雑ぶりだ。部屋のどこかしこ、真珠製品の山で、家族3人が埋まっている。ぼくの作業スペースまで真珠のネックレスが、裸で、無造作に転がっているのである。豚に真珠とは哀しいもので、ぼくにはその価値が見当もつかない。しかし、分かる人が見れば、壮観で、垂涎モノだろう。
「どうしたん?」
「あんたぁ、阪神ファンやったなぁ」
「ファンなんてもんやない、狂を付けて欲しい…」
「実は、これ、みんな優勝セール用なんや」
「…!」

 ラジオの実況を伺いつつ、デパートの搬入口で待機する業者はいかほどだろうか? 球場よりも、道頓堀よりも、見物のような気もするが…。優勝決定の瞬間、直ちに搬入開始、夜っぴいての搬入と陳列。そして、定時にお客様のお迎えとなる。段取りだけ聞いていても大騒動のようである。
「いつ寝んの?」
「適切に判断するわ」
あんたは首相かい! 

 そのときは(23日夜更け)M5であったが、何かゾクゾクと鳥肌が立ち、次第に優勝の歓びがこみ上げてくる。星野監督で優勝したのが遠い昔のようにも思えて、そりゃあそうだ、後20年は待つぐらいの気持ちでいた訳だから。2、3点リードされるや、
「もう負けやぁ!」
と、直ぐチャンネルを替えたがる餓鬼ではない。チャングム並み(おしんは立派な古語だ)の我慢が身についている。いや、調教されている、が正しいか。故に歓びも一入(ひとしお)で、感慨も深いものがある。

 で、無線LANの設定だが、

  • 内臓の無線LANを生かすスイッチがある
  • 既定のLANに入る場合、共通のインターネット・キーを入力しなければならない
  • そのインターネット・キーはアスキー文字列、5文字か13文字である必要がある
  • インターネット・キーが不明の場合、IPアドレスで親機の設定画面を呼び出し、「暗号化キー」の13文字を捜せばよい(Atermの場合)

 これらを押さえてどうにか開通したのが午前2時。メモリが256MBのみと、チープな環境だったので、思いのほか時間がかかった。手間取った侘びを言ったところ、まだ仕事は続くらしい。げにプロ野球の優勝は凄まじい。中日の関係業者の方だって残念セールが待っている。

 最近の教室でのBGMは、"iTunes"でもっぱらブルーグラスを聴いている。"iTunes"をインストールしなければならないが、無料だし、そう難しくはない。組み込んだら、「ラジオ」から「Americana」をクリックして、"Blueglasscountry.org"を見つける。オンラインで、毎日、24時間放送のブルーグラス・ミュージックが聴ける。これを機会に、パソコンのすべての音楽管理を"iTunes"に任せてみようかと考えている。

あっ、そうだ、マジック4ね。


送信者を禁止する

2005-09-21 22:30:56 | 音楽
最近、スパムメールに悩まされている。ひどいのは、そのメールを選択すると勝手にホームページが開くようになっている。システム・リソースを食うWindows MEだから、気をつけてないとフリーズしかねない。「削除済みアイテム」にはそんなメールが溜まるばかりだ。お金だったらどれだけよいだろう…。

 友人、Y氏も同じらしく、「相談」という件名でメールをくれた。職業柄、すれ違うだけでコチコチと音がしそうなぐらい堅物だ。その彼にして同じ状態とは、原因は悪場所通いばかりとは限らないのだな、と実感する。

 さあ、ならば、一度届いたスパム・メールを片っ端から「削除済みアイテム」に自動的に放り込む手がある。もちろん「受信トレイ」には2度と入ってこない。手順は

  1. スパムメールが届いたら、該当メールをクリック
  2. 「メッセージ」メニュー→「送信者を禁止する」
  3. 確認メッセージに「はい」をクリック
  4. このメールをフォルダからも削除してくれる

 これで次回から受信トレイには入らない。「削除済みアイテム」からもう一度削除すればパソコンから永遠にさらばである。

 また、間違えて適切なメールを「送信者を禁止する」にしてしまった場合は、

  1. 「ツール」メニュー→「メッセージルール」
  2. サブメニューが開く
  3. 「禁止された送信者の一覧」をクリック
  4. 該当メールをクリックして「削除」ボタンをクリック

 さて、毎回頭を悩ます、勝手にページを開くメールだが、差出人名は女性名だが、ヘッダを確認すると、メールアドレスが同じだと気づく。ここに曝す。

  • nicky3691@freemail.nl
  • britney72569@freee.ru
  • iammariah5933@hotmail.com

 ご苦労なことだと思ったが、どっちみちプログラムされているから、性懲りもなく届くだろう。セッセと前述の作業に努めることにする。時にネットの不毛さを思う。が、通り過ぎていくしかない。

 トリオ2を聴く。エミルー・ハリス、ドリー・パートン、リンダ・ロンシュタットの3人が、エミルー主導によるブルーグラス・ベースのアルバムとしてまとめた前作も胸に沁みたが、これもよい。産まれた場所を間違えたような気がしてならない、この頃である。


プティレストラン宮本

2005-09-20 23:59:00 | 音楽
 久しぶりにプティレストラン宮本をのぞいてきた。シェフとは鵜方小学校1ねん3くみ以来の付き合いだ。今年の6月2日に伊勢から鵜方に移転し、繁盛ぶりは皆さんの方がよくご存知だろう。志摩観光ホテルで修業して13年、さらに伊勢に自分のお店を開くまでの10年を伊勢市内のレストランで花板(フレンチでは言わんよなぁ)として活躍した。神久の自店だけでも16年を過ごしている。実にコック暦40年目である。

 子どもの頃のニックネームは"ミゼット"だった。当時、一世を風靡した小型の3輪車の名から来ている。小柄で敏捷な動き、相撲をとってもしぶとかった。また、いつも笑顔を絶やさず、心優しい温厚な人柄で、皆から愛された。反面、弱音なんか決して吐かず、泣き顔を見た記憶もない。真面目で働き者は嬉しいことに変わらない…、と書いてきて、ぼくは媒酌人かぁ?

 今、売出し中、超多忙の彼が、ぼくの顔を見るなり
「この間、先生とこへ行って来たよ」
これだからたまらない。彼の言う先生とは1年から3年までを担任してくれた西根先生のことである。おそらく中学卒業以来、欠かさず先生宅をこまめに訪問しているのではなかろうか。このクラスは結束が強く、楽しい仲間ばかりである。ぼくなんぞは集まりをサボってばかりで面目ないのだが、折にふれ担任の先生のことは思い出している。が、一度も訪ねたことはない。
「参ったなぁ」
篤実な彼には頭が上がらない。

 さて、伊勢時代からカレーの美味しいお店として評判をとってきたが、毎日8時間煮込んで仕込むカレーは8種類は確かに美味しい。しかし、そればかりではないのである。これからの時期、ぼくお薦めのメニューがあるのだが、それはまた後日…。

 カントリーなのか、ブルーグラスなのか、ジャンル分けに苦しむのだが、女性3人のグループ、Dixie Chicksは素晴らしい。おきゃんでお転婆な感じを抱かせるが、ブッシュのイラク侵攻には断固反対を表明してCDの焼き打ちに遭う羽目になるという骨太さも見せる。まさに主義主張を持った現代女性たちのライブが面白くなかろうはずがない。それがEvening With the Dixie Chicksである。価格を見てびっくりだ。ぼくは3倍の値段のときに買ってしまったぞ。バックのバンドが猛者ぞろい。マンドリン弾きはアリソン・クラウスのユニオン・ステーションにいた人に似てるが、その早弾には驚かされる。そしてベースは日本人ではないか。こんなことが分かるのはDVDならでは。楽しいステージだ。女性のファン、それも美形が多いのにはたまげる。


返せ、( ゜Д゜)ゴルァ

2005-09-19 23:56:09 | 音楽
 3年前の今ごろのことである。ヤフーのオークションで「トゥームレイダー」というゲーム・ソフトを追い続けていた。運良く廉価で落札が叶い、落札通知メールに対し、翌日、送金した旨の返事を送った。その書き出しを忘れもしない。
昨日からの重苦しいニュースをよそに
今日の志摩半島は皮肉なくらい秋晴れです。

落札日がちょうど9月17日、いわゆる917である。日本国中に重い空気が垂れ込めていた。そんな場合か、と自分でも気後れしていた。間髪いれずに送付したとの連絡が入り、迅速かつご丁寧な対応に安堵したのだが、メールには次のようなメッセージが寄せられていた。

 昨日のニュースは僕ら同級生にとっては、とても辛いものでした。めぐみさんの消息の件が国会の場に上がって十年くらいになると思いましたが、その頃から、署名運動や桜井よし子さんを招いての講演会などをやってきました。
 当時から、あまり騒ぎ立ててかえって裏目にでてしまわないかと友人たちと心配をしていましたが、15歳くらいの娘さんがいること、その子が5才か6才の時にめぐみさんが亡くなったという今回の情報を聞いて、もしやという気持ちが拭えずにいます。
つまらない話につきあわせてしまいました。申し訳ありません。

 オークションIDでしか相手を知らなかったことに気づき、慌てて出品者の住所を確認すると、紛れもなく新潟の方であり、横田さんめぐみさんの同級生であると確信した。ブラウン管の向こう(報道)ではない、現実に身近に遭遇した方の筆致に臨場感があり、偶然とはいえ不思議なタイミングにさらに複雑な思いにとらわれた。

 あれから3年、5人の家族が帰ってきたものの、ぼくたちが待ち望む進展はない。その間、今日まで、謝罪とともに認めた拉致の事実に対する彼の国の対応を存分に見せてもらった。ぼくたちは苛立ちを募らせながら凝視してきた。
「返せ、( ゜Д゜)ゴルァ」
が正直な気持ちであり、今も衰えない。

 そして、この時間の流れは、

こんな国とは国交したくない

との意を強くするのに充分役立った。

仲良くなんかしたくない
友だちは選びたいものだ

 これが本音であり、経済援助は返って無辜の民を苦しめ、さらに悲惨な結果に貶めるだけである。何故、いまだに万景峰号の入港を阻止しないのか、まるで信じられない。さらに言えば、3年の月日は、日本国民をナショナリスティックな方向に向かわせる…ぼくが言うのではない、中国が言っている…手助けをした。それを危惧する国があるとしたら、
「我々に言ってくれるな、北朝鮮に言えよ」
と諌めてあげたい。

 ここんとこ胸にある気持ちを溜め込んでばかりいた。ぼくにとっての9月17日の過ごし方であり、たとえ世論が冷めようと、この国の片田舎でぼくは一人になっても呟き続けるつもりだ。音楽を意に介さない連休である。歌うとしたらこれしかない。
「返せ、( ゜Д゜)ゴルァ」
決して忘れないことがある。


Melonie Cannon

2005-09-16 22:48:12 | 音楽
 ブルーグラス・ミュージックに魅せられて何年経つだろう…、なんぞと指折り数えてみたら、
「アラ、大変! 立派に男の大厄だわ」
つまり中学1年からである。80年代までは細々だが情報は入った。それ以後は、いなか暮らし故、もっぱらFMとBS頼みで、編成次第でぽっかり穴が空くことも多かった。ところがインターネットのおかげで今や現役プレーヤである迫間師匠をもしのぐ情報通になっている。

 で、今日は、こんなフィーメル・ブルグラッサーを見つけてしまった。久々にWoodsongsを覗いてみたのだが、#367に「Melonie Cannon & Tennessee Road」とある。「VIDEO」のアイコンを右クリックしてメニューから「対象をファイルに保存」を選ぶ。保存する場所を適当なフォルダにして「保存」をクリックして待つこと1時間。我ながら辛抱強いではないか。

 Windows Media Playerで再生した途端、めくるめく忘我のときを迎えてしまった。最近は女性のプルーグラス・ミュージシャンも珍しくなくなったが、Melonie Cannonは素晴らしいと思う。MCのMichael Johnathon、フォークシンガーである、が盛んにリッキー・スギャッグスの名前を連発する。乏しい英語の読解力を駆使して聞き取りに努めたが、どうやらスギャッグス・ファミリーの一員であるようだ。だからか、バックバンドの腕前はただものではなく、ぼくの耳に懐かしく響く。少し得した気分である。こういうサウンドはブルーグラス入門者にも分かりやすいのではなかろうか。ぜひともお薦めしたい。ブルーグラス・ミュージックの持ち味は、即興性とドライブ感、仕事の疲れなんかすぐに吹っ飛ぶ。さっそく師匠に御注進申し上げねばなるまい。


秋の気配

2005-09-14 22:12:07 | 音楽
 今日は市内の小学校で講師のお仕事である。学校は、今、運動会の練習に余念がない。中学校との合同であるばかりか地区の運動会としての位置づけも伝統として残る土地柄である。演目に一般参加の大漁旗リレーがあって、想像するだけで胸躍るものがある。照り返しの強い運動場で朝から元気も元気、快活で、エンジンは全快だ。すっかりたくましくなった2年生は、その勢いをパソコン教室まで持ち越している。今日の授業は、「アニメーションを作る」である。絵の苦手な子だっているだろうが、自分の描くオブジェクトが動く姿を目の当たりにすれば目の輝きが違ってくる。初めてだから戸惑い、苦しんでいる。が、一つでも実際に動かしてみれば、アイデアが次から次へと湧いてくる。車輪だって回し始めは大変だが、一旦まわり出せば止めようとしても止まらない。我も我もと、低学年ならではの自由で、斬新な発想が披露され、眼が回るほど振り回されて、ぼくの方は我を忘れる。今日の給食は、麻婆豆腐と春巻きに、ご飯…中華である。真っ先に牛乳をいただくほど頑張った。時間ぎりぎりで完成する子もいて、お披露目には間に合わない。そこで、ホームページスタイルにして、後日まとめて届けることにしている。この作業が楽しい。毎回ときめいてしまう自分がいる。

 帰路はライブラリーに直行。実は返却日をとっくに過ぎている。しっかりチェックを受けた後、新たにMac関係の図書を借りることにする。S氏のおかげもあってすっかり芸風が変わってしまっている。

 夜、e-honで購入した本を受け取りに馴染みの書店に出向く。立ち読みの最中、BGMに、女性の声でオフコースの「秋の気配」が流れている。
「おや、誰がカバーしているのだろう?」
誰かに尋ねたかったが、見知らぬ人ばかりで、訊けなかった。で、これを読んだ方がメールで教えてくれると期待して、今夜は店じまいだ。人当たりしたようで、気だるい。恐るべし、小学生の力よ。


Song For Wedding

2005-09-13 22:29:00 | 音楽
 木曜日の夜10時にテレビの前に座るように、月曜の夜はこのひとの顔を見ないと一週間が始まった気がしない…、というのがmomoちゃんである。およそ一月ぶりの授業である。仲人口をたたく訳ではないが、鈴木京香を思わせる佳人である。花のかんばせ(顔)に見(まみ)えたいという御仁は鳥羽の某ホテル(といっても皆さんは察してみえるだろう)のフロントに行けば叶う。ちなみにmomoちゃんとは仮りの名で、もともとは愛猫の名前だそうである。人柄は犬型だと思う。もしかしてピンクパンサーかも知れん。だとしたらさしずめぼくはクルーゾー警部か。

 そのmomoちゃん、お友だちの結婚式において音楽プロデューサーを仰せつかったとのこと。職業柄多くの結婚式に接してきたキャリアを買われてのことだ。最近では、カセットなんて流行らない。進行に合わせてCDに収録しておけば、操作の苦労は考えずに済む。ところが、彼女、自分のパソコンでCDに焼くのは初めてだという。そこでレッスンが始まった次第。

 さて、選曲である。カントリー狂のぼくと知りつつ依頼をなさるとは、進取の気性に富む女性であることよ。ぼくのとは言わない、もしぼくの家族の宴であれば、真っ先に取り上げるのが、アン・マレーのアルバム、The Best...So Far から"Nobody Loves Me Like You Do"である。男女のデュエットで、厳かなイントロから絶唱に近い盛り上がりまでBGMに止めるにには惜しい曲である。歌詞もいい。
「あなたが愛してくれるようには誰も私を愛せない」
つまり、
「あなたの愛し方が一番」
という意味である。

 ここで気づいたことがある。ぼくにとってベストと思われる曲の多くが、実は結婚式に向かないのである。カントリー・ミュージックの名曲として知られるものには失恋の歌が多く、そのほとんどが裏切り、片思い、悲恋、死別と、結ばれるのことのない恋に事欠かない。晴れの席にはうっかり披露できなくて、まったく油断ができない。それだけに紹介の一曲は唯一とは言わないまでも、貴重なものなのだ。

 チャペルで式を挙げられるそうなので、HYMN(神をたたえる歌; (教会の)賛美歌、 聖歌)として、Alison Krauss and The Cox Familyのアルバム、I Know Who Holds Tomorrowから表題曲、I Know Who Holds Tomorrowはいかがだろう。静かで、美しいメロディラインのアンプラグドだから、深く沁み入り、心が洗われるよい曲である。オケージョンによっては印象的で、効果ありと踏んでいる。 momoちゃんのさりげない演出がきっと清廉で荘厳な雰囲気を醸すに違いない。

 で、これらをCDに焼くには…、

  • CDの吸出し
  • 焼き込み

という手順を踏む。CDの吸出しはリッピングといってCDの音質でパソコンのファイル(WAV形式)として取り込む。サイズは大きくなるが焼きこんだら削除すればよい。ソフトはパソコンに付属の「BEAT JAM」を使用する。曲を指定し、録音ボタンをクリックすればあっという間に取り込める。指定の焼き込みには「Record Now」を使う。これもソフト任せで思いのほか短時間に処理できる。しばらく待つだけで、CDプレーヤのある場所なら、車の中だって、式場だって聴けるマイ・ベスト・アルバムを作ることができる。ただ「BEAT JAM」で取り込んだファイルの保存場所を探すのに手こずったのと、「Record Now」でのファイルの指定方法に戸惑った。これは慣れの問題なのだろう。

 こんなことができるのか、という新鮮な驚きが、その都度、パソコンにはある。今度は、ひと様のためでなく、自分自身のためのウエディング・アルバムを作成して欲しいと願ってやまない。