hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

たなごごろ

2007-07-29 23:41:02 | 音楽

Nominoichi

 パリの蚤の市で入手したというガラスのカップをいただいた。

 何よりフォルムが絶妙だ。イボイボというとイメージはよくないが、手のひらにすっぽり包んでいると妙に安らぐ。丸い突起がなんとも言えぬ快感である。不思議に癒される。ぼくには贅沢すぎる贈りもので、それを

「小物入れにでもしてください。」

と、仰って譲らない。ものさしの刻みが大きくできてみえる。

 自分の小ささよ。


近畿自然歩道

2007-07-25 21:14:00 | 音楽

 地図マニアだった。2万5千分の1の地図を繋ぎ合わせ部屋の壁一面に貼り敷き詰めていた。その癖待ち合わせの場所にすんなりたどり着けた例(ためし)がない、不思議な特性を併せ持つ。地図の前では立派な案内人なのだが、いざ現実においてある任意の点に置かれるや冒険家と化す。とんでもない方向に足を踏み出すからだ。何度こぼされたことだろう。

「お・前・の・せ・い・で…!」

回り道をしたり、遅刻したりしたことを指すのだろうが、男は瑣末には淡白でありたいものである。

Noudou01_1

 国道167号線を伊勢方面に向かい、トヨタカローラを過ぎた当たり。鵜方と磯部との町境を西に走る道がある。うっかり見過ごしてしまいがちな三叉路だが、茶畑や野菜畑に囲まれた雰囲気のある道だ。ものの5分も走ると素晴らしい田園風景が広がる。西に日が傾きかけた時分など息をのむほどである。で、この農道がどこに繋がるかというと、穴川と迫子を結ぶ古い道路に出る。ひなびて、どっかのどかさを覚える快い農道である。地図では新道がすぐ近くを平行して走っているのが分かるが、この道からは窺い知ることができない。きれいに舗装されたこの新しい道というのが、道の駅直前の信号のある交差点を左折する道路である。やがて新旧二つの道が合流する訳だが、それまでつくりものでない真性の田舎の風景が続く。鵜方の田舎らしさはここまで足を運ばないと観られなくなったということ、か。趣きのある懐かしい景色は消えつつある。

Noudou02_1

 合流するとまもなく、教室のits-mo Naviにはまだ記載されていないが、未舗装のだだっ広い道が現われ旧道と平行する感じで谷間を進む。途中分かれ道があって、新道は大きな上り坂になる。迷っているとたまたま軽トラックがぼくを追い越しその坂を登って行く。ナント初めて出会った車だ。それほど寂しい街道でもある。パンクに気をつけながら上りきると、見事に舗装された広い道が待っている。下は小川に沿って海へと続くなだらかな下り坂の旧道、新道は山越えだ。もし持っているとしたらという怪しい条件付きでぼくのマゾッ気が厳しい峠道を選んだ。道の状態はすこぶる良いが、アップダウンが激しい。すぐに後悔したが、ぼくの体力も半年前と違って耐性を帯びている。旧道を遥か右下に、横山の頂上を左手に眺めながら漕ぎ進む。ヘッドフォンから流れるブルーグラス・ミュージックの後押しが大きい。

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 心臓破りの坂をいくつか越え、こんな標識を見つけた。「近畿自然歩道」はもっと広く強く紹介されても良いのでは。PRのためのガイドマップを整備して欲しい。単にぼくが無知なだけかも知れないが…。

 

 この近畿自然歩道、志摩市関連だけでも、

 

  • 舟神様“青峯山”をたずねるみち
  • 英虞湾一望の横山をたずねるみち
  • 安乗灯台と文楽のみち
  • 大王埼灯台をたずねるみち
  • 麦崎・磯笛のみち
  • 御座・金比羅山から富士山をのぞむみち
  • 磯笛岬と五ヶ所湾探訪のみち

と、豊富である。

Noudou04_1

 新道の終点は、迫子の東側の県道である。右に英虞湾が見えてくれたときは嬉しかった。で、軽トラック一台とジョギング中のご婦人とすれ違っただけ。まるっきりぼく一人のためにあるようだった。全線舗装が行き届けば、浜島町民は大幅なショートカットが期待できる。が、それまではぼくのお気に入りとしてブックマークさせてもらう。何しろ排気ガスの心配なく、思い切って喘ぐことができるのだから。


豊かな水の源

2007-07-23 22:11:12 | 音楽

Kamiji

 

 天の岩戸まで漕ぎ出てみた。さすがに日中のことでもあり体力保存のため搬送車で適当な距離の場所まで運んだ。それでも行き交う車には迷惑をかけたかも知れない。正直、このコースは鳥居の近くまで車で行き、そこから自転車というのが安全だ。それだと2キロしか走れない。

 実は、初めての場所である。何度か試みたのだけど途中で引き返してばかりだった。今ほど整備されていない時期で心細かったのか、辛抱が足りなくて戻ってばかりだった。

 夏の日盛りにこんな涼しい場所があるとは…。森が深く、強烈な日差しも地面に届くころには疎らになってしまう。せせらぎの音が際立つほど静けさに包まれ、心が洗われている。

 

Kamiji02

 

 この夏、志摩は水が豊かであることは間違いない。ありがたいことだ。


ところてん

2007-07-21 22:25:23 | 音楽

Tokoroten0721_2

 ぼくの承知するところでは、教室に5本、お隣りに3本のトコロテンがあるはずである。製造元は由緒正しいかねよ旅館。ピンとエッジが立ってしっかり腰がある様は、まるで女王様のようで、凛としている。

 フレンチのシェフともなると、こういった食材に接するやいなやたちまちインスパイアされ、三杯酢や二杯酢といった固定概念を超越して、ロココ調の歎美で官能的なソースを合わせるのかも知れない。自由な発想の持ち主だから思いがけないソースができ上がるに違いない。うらやましいことである。

 

 トコロテン突きで突いてグラスに入れて写真を撮ったまではよいが、タレを用意していないことに気づいた。

「シェフぅ、トコロテン突き、お貸しできますけど…。」


シャレにならん、パンク

2007-07-19 19:13:07 | 音楽

 朝っぱらからヘビーだろうか、ピザ・トーストを作ってみる。オニオン・スライスの残り、ピーマン、お叱りを受けそうなベーコン、隠し味はバジル・ソース。コーヒーがうまい。

Breakfast

 

 的矢大橋までのコースは定番となった。しかし、ここから先が未踏である。

「来いよ!」

と誘っているかのようにぼくの前に立ちはだかる、向こうの坂。秋、涼しくなってからだな。

Anosaka

 

 緑深い木々ののトンネルをひょっこり抜けると、気分は『隣のトトロ』の世界。現実には国府・安乗間のバイパス、国府幼稚園の前に出る。磯部大王自転車道におけるぼくのハイライトのひとつ。陽光にさらされてゾクゾク感を味わう。これぞカタルシスである。

Totoro

 

 もうひとつの見どころが、ここ。阿児の松原を左に眺め、安乗崎灯台を遠くに見やるこの場所。自転車道が海際をなめる。太陽が傾きかけた頃合いに西の空を見てると万葉の世界だ。あくまでぼくの主観だが…。我を忘れる。ただし、パンクしなければ、の話。

Image0719

 

 帰るとシェフの「オニオングラタンスープ」が待っていた。これは上品なお味。オニオンの甘みが控えめで、スキーっと爽やかかも。浮き身のパンがエモイワレヌ食感。朝食とこのスープで、21.15キロメートルの走行距離が虚しくなりそ。

 ドン・ガバチョのように叫んでみたい。

「皆さ~ん、お値打ちなドレッシングばかりか、さらにお買い得のオニオングラタンスープ、早い者勝ちですぞ。」

Oniongratin


心太く

2007-07-15 20:31:20 | 音楽

Tokoroten

 ブルーグラスの師匠であるかねよ旅館から心太を頂戴した。「心太」と書いて「ところてん」と読む。その心は?

 それが分からんので困っている。ネットで調べることはしてみたが、納得できない。こうあって欲しいと思うところに落ちてくれないのだ。

 昔から安乗のトコロテンが美味しいというのは評判で、波切もそうだが海女さんが盛んなところはやはりうまいのなんの。

 かねよの祖母ちゃんがこしらえるものは、キンコにしろ、トコロテンにしろ、とにかく絶品。

 思わず「掌(たなごころ)」という言葉を思い出す。「手の心」を意味する。手でものを拵えるのであるが、そこに心がこめられている。優しい温もりに包まれる。地域にはおばあちゃんのような人がたくさんいて欲しい。

 昔は物売りのひとつとして「トコロテン売り」もあったようだ。それがいつの間にかパックに詰められてスーパーの店頭に並ぶようになった。食品工場の生産品という画一的な商品に、ハンド・メイドの手売りといった形態が押しのけられた。これでいいのかなぁ。

 効率とか生産性といったろくでもない営利主義が、偽装挽肉やらどっかの肉まんやらを生み出して、なんて構造はもうウンザリである。

 かねよのお祖母ちゃんの作ってくれたところてんが清涼な風となって身体のなかに沁みてゆく。今度は黄粉で食べてみたい。


ブート・キャンプ

2007-07-11 23:50:44 | 音楽

 周りで続々とビリーのところに入隊する人が増えている。黙々と継続してる人、早々とネを上げた人、それを笑うかのように新たに始める人もいる。

 正直、ぼくにはしんどいエクササイズとしか思えず、距離をおいている。ハイ、りっぱな怠けものぶりだ。そんなヘタレたDNAを受け継いでるはずの長女がものともせず、なんとウエスト10センチ、ウエイト3キロ減だという。大本営発表ではなく、長男の折り紙付きだ。常々タイガースでゆうたら「今岡」的存在な娘、とは承知していたがそれにしても驚きである。末っ子だって体脂肪率3%減という。オイオイ…。

 継続は力なり、とは言うがこれが意外と難しい。コツはと訊けば、

  • できるだけ大勢で一緒にやる
  • 楽しく励まし合う
  • 互いに褒め合う

なんだそうだ。一人黙然と実行するのはやってないに等しい。簡単にやれるけど、止めるのも同じくである。証人がいることの意味は大きい。見られることが励みになる。

 それでも、ネガティブな発想をする人は遠ざけたい。これが秘訣。

「たった3キロしか!」と、
「えっ、1キロも減ったの!」との、受け取る感じで
この差は大きい。

 水をさす人、他人に対して過小評価しかしない人、謙遜し過ぎる人。できるだけ距離を置いておきたい。これが、

「引く」

ということなのだ。また、他者から引かれないよう自分を戒めたいものである。

 火曜夜のクール・ビューティ、Mさんは語る。

「ビリーの指示通り動けばよいし、画面の人たちの動作を無心に真似ればいいだけ楽かも知れない。あれこれ自分で考えながらする運動って意外と面倒だし、やってる最中雑念にとらわれる分、挫折しやすいかも。疲れを感じたとき、挫けそうな時って、決まってビリーの檄が飛ぶから我に帰る。あれってナイス・タイミング!」

 

 確かによくできたプログラムである。ただ、高齢者やどっかに故障を抱える人には厳しい。そこで、愛娘がビリーの前に取り組んでいた「ダンベル体操」をお勧めしたい。彼女が、ビリーズ以前にも随分成果を上げていたこと、ビリーズに耐えられる下地を作ったことは間違いない。静のエクササイズであるが、ほんの15分、じっくり取り組めば大汗をかくほどであり、利いている部分がてき面に分かる。それを意識することでモチベーションになれば、効果を上げやすい。

 ビリーズ以前、ぼくの知人が見違えるほど細くなったのを目の当たりにした。驚いたのはそのコストである。一冊の本と、百均で買ったダンベル2本。ビリーズ除隊、つまり落ちこぼれたって大丈夫だ。

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発売日:2000-06


おなかの周りの燃料

2007-07-09 17:49:30 | 音楽

Cool_coffee

 冷たいコーヒーはあまり飲まないが、これは究極のおもてなし。エスプレッソのストロングがぼくの定番だが、

「アイスを始めました。うちのアイスは一味違います」

と、いわば試供品を戴いた。ホットにしろ、アイスにしろ、温度管理が行き届き、適正な頃合を見計らって出してくれる。冷たければよいというものでなく、氷をぶち込んで冷やすなんて横暴だとばかり、その冷やし方に無理が無い。どちらかと言うと「待たされる」感じなのだが、これがスロー・ライフ。尖ったエッジは微塵も無く、こくがあり柔らかい。

「レイコ」

なんて、畏れ多くてとても呼べない優雅な味わい。目の前を簾(すだれ)が降りるようで涼しげな空気が漂う。

 

Himawari

 ルピナスの里にはひまわりが。その後、夏草から築地を抜けて、恵利原まで、今まで遭遇した中でもっとも急峻な峠を越えた。コンビニの前までたどり着いたとき、膝が笑った。それでも降りることなく、歩くことなく、自分のペースでクリアしたことに意義がある。ささやかな自信めいたもの。

 

Bagel

 いただきもののベーグル。横にスライスしてカリカリに焼いたベーコン、トマト、とろけるチーズを挟んでみた。隠し味に市販のバジル・ソース。このソースは何にでも合うのか、ぼくにぴったりハマるのか、たまらないうまさ。もちもち感があって、腹持ちもよい。ひとつで終えるのに強い意志を要する。このベーグル自体が別格で、そもそも美味しすぎるだ。


ジョニー・ラッセル

2007-07-06 23:59:31 | 音楽

 今日の教室、BMI…つまり、ボディ・マス・インデックス…「17」と「24.8015873」が並んでいる。計算式は、「体重÷身長÷身長」で、18.5~25未満が「標準」である。 かろうじて「標準」に指一本でぶら下がっている、ぼく。ふ~っ。「17」なんて、なぁ…。

BMI判定

 

 ぼくのお気に入りのカントリー歌手に、ジョニー・ラッセルという男性シンガーがいた。過去形なのは、惜しくも、2003年7月に物故したからだ。ちょうど命日を過ぎたばかりだ。

 巨漢、いわゆるデブだが、歌が滅法うまい。というか、美声だ。それと、シンガー・ソング・ライターとしても有名で、リリカルで、哀愁に満ちたいいメロディを書いた。あのビートルズのリンゴ・スターが歌った「アクト・ナチュラリー」を作曲した人である。ちなみに、この「Act Naturally」は、映画「地球交響曲第四番」の使用楽曲である。残念なことにぼくはまだ観ていない。例の、「ガイア・シンフォニー」です、魔法のじゅうたんさん。↓のアマゾンで試聴ができるので試聴をクリックしてほしい。

 彼のステージは陽気というか滅法楽しいものでジョークが冴えている。だから、観客もMCも彼が歌い終わってそのまま舞台袖にハケようもんなら、必死で引き戻す。ジョークをおねだりするのだ。焦らしておいて彼はおもむろに語り出す。その話というのが、

 この間、ワシントンDCに泊まったんだよ。スパイだらけの街だ。あそこじゃ至るところに盗聴マイクが仕掛けられてると聞いていたので、ぼくも部屋ん中必死で探したさ。そしたら、室内ど真ん中に置いてあるテーブルの真下に丸い円盤みたいなのが張付いている。思わず、

「これだぁ」

と、叫んで剥がそうとしたんだが、それがビクともしない。朝、早立ちなので焦りつつ、必死で作業したら、ようやく深夜近くに取っ払うことができたんだ。いやあ、安心して眠れたよ。快適にね。

 で、翌朝早く、フロントに行ったら、ホテルのスタッフが大騒ぎしている。

「どしたんだい?」

って訊いたら、

「ちょうどあなたの一階下の部屋で、シャンデリアが落っこちて来て下敷きになったお客様を救出してる最中なんです」

 巨漢、サングラスの似合う可愛いおっさんだった。こういう人って、ご他聞に漏れず糖尿病で苦しむことになる。独特のキャラクターでオープリーを沸かせた男の晩年、長い闘病生活。61歳とは惜しまれる。

 

医者が言うんだよ、目方を減らすか、一日、10マイル、歩きなさいよ、ってな。でも、なかなか出来んのよなぁ。でもさ、明日は今日の分のノルマも合わせて20マイルを課せばいいじゃないのか。

 結局は、医者の言うことを聞かず、ノルマを溜め込み過ぎた挙句、終には両脚を切断する羽目に。でも、こういうおっさん、嫌いじゃない。おっと、でも、他山の石とすべき、だ。

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タルタル・ソース

2007-07-05 23:12:18 | 音楽

Tartar  授業が終わり、

「さて、ご飯」

という矢先に、魔法のともだちさんが届けてくれた。グッド・タイミング!

「お魚のフライにはタルタル・ソース、お肉の方は味噌ダレで」

 もちろん、タルタル・ソースは大好き。牡蠣の季節でないのが残念。

 ピクルスが活きる。

マヨネーズに、みじん切りにしたタマネギ、ピクルス、ケッパー、パセリなどの野菜、同じくみじん切りした固ゆで卵などを混ぜ込んだ白い濃厚なソースです。
タルタルソースは、フィッシュ・アンド・チップスや、カキフライなどの魚介類のフライに添えられます。

ごくほのかな酸味が食欲をそそる。母の味がする。

グッジョブ!

 安乗の師匠宅からいただいた鯖寿司も絶品。そりゃそうだ、プロの味やもん。

「酢をしっかりとらんせ!」

という皆さんの思いをしっかりいただいている。多謝!Saba