ようこそのお運びで厚く御礼申し上げます。近頃なんにおいても機械化が進み便利な世の中になりつつあるようでぇ。ATMなどでも
「カードをお受け取りください」
と声が知らせてくれるんですな。間違うてキャッシュカードを入れようもんなら、
「ローンが残っています!」
嘘です。
ヘルスメーターだって喋りよる時代です。
「内臓脂肪が標準を超えています。」
便利を通り越して何や脅されとる気がしまんな。先日ウチの体重計に乗りました。ところが何も言いよらん。壊れたのかとのぞき込んだら、
「一人ずつお乗り下さい。」
メールでジョークのやりとりをする友人が居てときに楽しいひと時を過ごしている。お互い通奏低音として落語の素養がありいわゆる笑いのツボが同じである。時に大勢の中で二人だけがニヤニヤしてることもある。一人だと孤独を感じもし、また気味悪がられるが、ある意味心強いものだ。
教室では落語がブームである。朝の連ドラ
「ちりとてちん」
の影響が大である。「崇徳院」、「鴻池の犬」、「算段の平兵衛」、「どうらんの幸助」、「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」とお馴染みの噺が沸いてくる。幸せである。先週のストーリーでは師匠が亡くなった訳だが、最近のドラマではかつてないほどの陽気な弔いとなった。その明るさぶりは群を抜くどころか突き抜けていた。朝のドラマってこうでなくてはいけない。
宝くじ。当たりくじの確認は頭の数字から読み上げるのが盛り上がる。知らなんだ。
我らの魔法のじゅうたんさんの出番が間近である。さり気なく告知させていただく。
どんな会だかは、
バアバのエプロンさんち
をご覧いただこう。
二進も三進も(にっちもさっちも)。メールのトラブル発生で難儀されてる事業所に出張した。ホントいい天気。足を運んだ先は田曽浦。思えばこんな遠くから教室に通ってくださっている。
春を思わせる陽気だ。散歩中の保育園児らとすれ違う。女の子ばかりのなかに男児がポツン。もしかして真珠職人の嫁さんちの…。屈託のない子らの無垢な顔、顔、顔…。陽射しが眩い。
くしゃみってどうして一回だけで止まらないのか。また、二回で終わってしまうのは何故なのか。無理やりもう一回と気張ってもダメだし、一回で止めようとどう頑張っても出てしまう。
禁煙以来16ヶ月というもの風邪をひいていない。なのにとうとう掴まったか、と今朝からびくびくもの。昨夜悩まされた鼻水も今日は影を潜めて、どうやら杞憂かな。ホッとしかけたら、
「風邪じゃなくて鼻炎と違うの?」
と脅かされた。さらに怖い。「catch」か「get」か、また違う単語なのか知れないが、
いややでぇ!
「寒いと言ったら100円ね」
暖冬だって聞いてたし、事実温かかったから軽く請負い返事した。志摩半島に雪が舞う、しかも連日。なんて光景を誰が予想できた?
「でへっ、さぶぅ」
軽く3度ほど、で、コーヒー一杯分が飛んだ。なら、逆襲とばかり、
「修行僧たちが作業できる服装って何てったっけ?
ちくしょう、引っ掛からん。
「え~っと、『函館の女』は北島ぁ…。」
で、これも、虚しい。オヤジギャクってのは自分も寒くするようだ。
「地蔵祭りが来な、寒さは抜けんわさ」
断わるまでもない。2月24日の
のお祭りのことである。この地においては奈良のお水取りよりも有名なのだ。鵜方のおばさんからこんな言葉が聞かされると、志摩市になったね、という実感がわく。2月24日が過ぎんとヌクウハナランノヨ。
ぼくのブログも滞りがちだが、頑張って苦手な文章に挑戦し新たにブログを発信した料理人がいる。伊勢市のイタリアン・レストラン「ラ・ミア・ヴィータ」のシェフがその人。
今話題の宮崎県産まれ、志摩観光ホテル出身の若手(?)シェフ。フレンチ・シェフが幼い妻子を残して、単独、イタリア各地を武者修行した話に思わず引き込まれてしまった。まだ10年も経っていない。ドラマチックなのは本人の覚悟が真摯でひたむきだったからだろう。淡々と語るその語り口から訪れたこともないはずの街の風景が見えてくるという貴重な体験をさせてもらった。本人が言うほど決して口下手ではない、説得力がある。そんなシェフが綴る文章だって継続すれば期待大である。まずはお疲れさまを。
ところでこのお疲れさまって言葉はイタリア語にはないらしいんやが、それはまた別のお話…、ということで。
ちなみに「ラ・ミア・ヴィータ」とは? 英語で言うと、ポール・アンカが作曲しフランク・シナトラが歌った「マイ・ライフ」に相当する。
携帯ってイマイチ掴みきれていない。通話以外にメールは読める程度、入力がもどかしく送信できない。携帯のメールですぐに返信くれる人を尊敬する。しかし、疑ってもいる。ホントに人間かい?
マイクロSDカードを2GBにしてブルーグラス・ミュージックを放り込んでいると以前書いた。ヘッドフォンを付けて散歩や自転車漕ぎがさらに楽しくなった。
今夜のBGMは、TONY RICEの
「He Rode All The Way To Texas 」
トニー・ライスの声が渋い。イントロのギターがよい。
最近では、パスタを茹でる8分間をキッチンタイマーを利用して計っている。これって脱初級? まっ、スタートボタンを押し忘れいつまでも残8分ってことも。これは愛嬌ということで。
意外と重宝してるのがメモ帳。入力が手間取る分それほど文字数が多くならないけど、それでも件数がかなり増え相席を余儀なくされるまでになった。整理下手というか、教室の有様を知ってくれてる人はお分かりだが、溜めるだけではイケないのだ。 で、コピペして携帯からPCのメールに送り、さらにエディタに貼り付けてデータベース化した。単語が、言葉が活きているのもあれば、記憶から遠ざかっているのもある。例をあげるとこんな言葉があった。
- トリマカシー
- ディレッタント(海辺のカフカから)
- ヤンシンシン(何じゃ?)
- 外国と関係を持つ四つの方法
- floatとwidthは同時に指定する
- ユマニテク調理製菓専門学校
- 不可能な美術館(イタリアの国営放送RAI)
- グラナダの名の由来
- オゾマシイを漢字で書くと
こうして羅列してみると、つくづく熱いうちにおさらいしておくべきだった。
「トリマカシー」はバリ語で「ありがとう」っていう意味ってことは思い出した。後は徐々に…。ホント?
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