hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

わたくし改造計画

2006-03-31 23:59:00 | 音楽

 ディック・ロクティの「眠れる犬」、「笑う犬」と、立て続けに読破した。およそ二昔前の作品であるが、ぼくにとって時々読み返したくなる不思議な本である。

 物語は、中年私立探偵と14才の少女が図らずも巻き込まれた事件の謎を解き明すべく…と、展開していくのだが、特にセレンディビティ・ダールクィストという長い名前の女の子のキャラがたっていて、目が離せない。小説の面白さの重要なポイントである。有名なテレビ女優を祖母に持ち、ややエキセントリックながら聡明で、ナイーブな魅力はなかなかである。いつもローラスケートを履いていて、また、それが実際よく似合う子でもある。

 例えば「チャングムの誓い」の、あのチャングムが、実際にぼくの周りにいるとしたら、それはもうはた迷惑な存在であり、脅威であろう。どなたも同感なさるはずだ。それと同じく、この物語のセーラが実際にいるとしたら、小煩(うるさ)くて、鬱陶しくて、きっと敬遠したくなるはずだが、幸いチャングムも、セーラも、虚構の世界の人で、ハラハラしながら見守るだけでいい。

 今日の教室が快適なのには訳がある。実は、昨日、女子高生のM姫が流しをきっちり綺麗に片付けてってくれたから。定刻より随分(どころではないのであるが…)早く教室に入ってくるなり、

「さあ、やるぞぉ!」

と、腕まくりして掃除を始めるではないか。

「パソコンの授業は?」

ぼくの声なんぞ聞いていない。一緒に授業を受ける母親の方は、

「言い出したらキカンわさ」

と涼しい顔をしている。小説の世界だけにセーラは存在するのではないということか。

 清潔になったキッチンで、コーヒーを点て、持参して来た手作りのケーキを供してくれるばかりか、きっちりPCの課題の方もこなしてしまう。恐るべし。

 教室の住人であるぼくはといえば、相も変わらず、ものぐさで、万事にだらしない。でも、訪れてくれる方はどなたも有能で、何事に対してもアグレッシヴだ。密かに改造計画に取り組まなければ、と決意する3月最終日である。


重いぞ、ブログ人

2006-03-24 23:27:17 | ブログ

 シマンテックからのメールによると、「Winny 検索ツールの配布」をしているとのこと。このお道具は、

実行された PC 上のディスクを検索し、Winny が起動しているか、Winny のプログラム本体がディスク上に存在しているのかを調べるツールです。 プログラムの検索には、ウイルス検索と同様、ファイルのシグネチャを用い、ファイル名等が変更されていたとしても、プログラムの本体及び、起動しているプロセスの検出を行なうことが可能となっております。
 お客様の環境で、Winny が導入されているか分からないなどお困りの場合にお使いください。

とのことである。

 パソコンを他人に貸したことがある、だとか、自分以外の人と共有して使っている場合など、同ページの最下部にあるリンクをクリックしよう。ダウンロードできるから、試してみよう。週末のちょっとした時間、安心を得るのも精神的に有意義なのでは…。

 メインテナンスが先日終わったばかりだというのに、このブログ、重くて、遅くて、記事発信に時間がかかりすぎる。したがって、今日のタイトル、急きょ変更である。お仕置きである。帰宅が30分も遅れてしまったではないか。


消えちゃったぁ!

2006-03-23 23:14:58 | 音楽

No_name  まず、写真を見ていただこう。あなたのPCのフォルダとの違い、お分かりいただけるだろうか? そう、見事にファイル名が消えている。

使い勝手が悪いこと、この上ないです~ぅ

と、堪える人妻、M嬢もいささかおかんむりの様子である。一週間ほど前、このことを電話で問い合わせてもらったのだが、なかなかイメージが浮かばず、ぼくも困っていた。

百聞は一見にしかず

とはよく言ったものだ。さぞHP作成に戸惑ったことだろうが、忍耐強い女性もいたものである。

 で、この場合の解決策である。

  • フォルダ内の表示を一度、[表示]メニューで[一覧]を選ぶ([一覧]は、[縮小版]や[写真]以外なら何でもよい)
  • 次に,

  • [Shift]キーを押しながら[表示]-[縮小版]を選ぶ

 これでファイル名が表示されるはず。

 例えば、ファイル名が長くて、せっかくのイメージ一覧が見づらくなることがある。こんな場合はファイル名がないと見やすくなる。だから、逆に、同じこの操作を繰り返せばよい。

 パソコンには、「デスクトップのアイコンが消えたぁ」、「タスクバーが消えたぁ」、「ツールバーが消えたぁ」などということがよくある。教室では「消えちゃったぁシリーズ」と呼んでいるが、メーラーの「連絡先が消えたぁ」というのもその一つである。

 こんなこともあろうかと、HPでQ&Aを駿と大祐が設けてくれたのだが、今見たら、消えてしまっている。

 あれ~っ、これも消えちゃったぁシリーズ?

今夜のBGMにはP.P.Mの「虹とともに消えた恋(Gone The Rainbow )」がぴったりだ。

件名「プロフィールが未設定となっております」

2006-03-21 23:46:20 | 音楽

 今日、突然、こんな件名のメールが飛び込んできた。

 内容は、というと、

プロフィールが未設定となっておりますので、プロフィールを作成下さいませ。
すべてが無料となっておりますので、ご自由にご利用出来ます。

↓のURLからプロフィール作成が簡単に行えます。
http://www.profile-page.com/?member&mail="ぼくのメールアドレス"

 「送信者」を確認すると、「profile_page_mail@yahoo.com」とある。

 Yahooの会員ならば、送信者の「yahoo.com」に反応し、

「手続きに不備なところがあったか…」

と、うっかりクリックしてしまいそうだ。踏むと怖いのは、このメールアドレスは生きている、と見ず知らずの相手に教えてしまうことになる。クリックするのは論外であり、無視したい。考えなしに、プロフィールを書き込んでしまえば、個人情報の流出である。ネット上では、mogeさんを見習って怠け者でいるのが一番のようである。

 ニュースでウィニーによる個人情報流出が問題になっている。このソフトが、「ファイル交換ソフト」である以上、もらうばかりでなく、自分のパソコンの中身を差し出さなくてはならない。大事なデータが入っているからには、そんなもの、インストールしたくない。

ただより高いものはない

のだから。

 暑さ寒さも彼岸まで…。これから日が長くなっていく。息子たちとキャッチボールの時間が楽しみになる。WBCで王ジャパンが初代チャンピョンに輝いたとの報に、思わず灰田勝彦の「野球小僧」を口ずさんでしまった。ワールド・ベースボール・クラシックの語感によるイメージと野球小僧の落差…、ぼくらの世代には「ベースボール」よりも「野球」という言葉が沁みこんでいる。


卒業

2006-03-19 20:51:10 | 音楽
 昨日は娘の卒業式。本人は淡々としていた。気分はもう社会人なのだろうか。それとも順調にはほど遠かった学業生活を克服したからか。

 思いもよらぬアトピーに悩まされ、極寒の札幌での学生生活に区切りをつけ、地元の大学の編入試験を受けたのが一昨年のこと。本人の苦しみを、ただ「頑張れ」としか言えない父で、「馬鹿父」ぶりを晒すしかなかった。症状を睨み、その都度、忍耐ばかりか苦渋の選択を果たし、対峙してきたのは娘なのである。もどかしいだけの父に代わり、幸い周りの人々に恵まれた。文字通り「御陰様」である。

 それにしても娘と一緒という生活は心地よい。もともと家人の心配りで食卓はにぎやかな方だが、食後にキウイが食べやすく刻まれてそっと差し出されたり、蕎麦を湯がこうとすると味醂を煮切った蕎麦汁を用意してくれたりと、ありがたく思うことが多い(最初の内だけだろうか…)。元来料理好きではあるが、水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)チエ尚宮(チェではない、従姉である)らの薫陶を受け精進を積んできた結果かもしれない。

 「お祝いに何かごちそうを」

というのでお隣の「ヴェル・ヴァーグ・ヴィアンフェ」でパスタをご馳走した。何でも6年ぶりとのことで懐かしがり、素直に歓んでくれている。チープな娘である。札幌ではこの店のパスタを夢に見たそうで、絶妙なソースへの好奇心を隠さない。当分の間、我が家の食卓には、パスタばかりが乗ることになると思われる。

 大丈夫、父はイタリア系だ

 明日、この店は定休日であり、どうやらケーブルテレビの取材がある模様。オンエアを楽しみに待ちたい。


Congratulation…クリフ・リチャード

2006-03-13 23:48:11 | 音楽

 昔の仲間が結婚するというので、急きょ集い合ってお祝いのホームページを起ち上げようということになった。それが2月半ばのこと。

 皆が寄り合うのは約10年ぶりである。年度末、学年末にもかかわらず、気さくに集まってくれて、たちどころに企画会議が始まった。ぼく以外の皆はもともと実務家ばかりで、作業の手際が良いこと、この上ない。

 パソコンに堪能な人だってHPまで制作するという経験はそうないし、ましてやパソコンは仕事でしかなぶらんという手合いもいて、むしろ不慣れな人の方が多いのだが、この連中の凄いところは、

「ホームページを作ろう」てんだから、「作れるんでしょ」

と、尻込みしない点だ。前向きというか、楽天的というか、だから何かを仕出かして来たという強者揃いである。で、実務は、作戦会議の場で初めてIBM ホームページ・ビルダーをインストールしたH夫人が担当ということに決まった。もちろん、彼女にとって初体験である。他の者は、K会長の指示に従い、下働きを勤める。こうして瞬く間に完成したページが、シネマザウルスである。

webページはみんなに公開するのが前提という概念を覆し、たった一人の女性のためだけに作られたページである。もちろん捧げられたその人と誼(ヨシミ)を結んだ人も少なくないと思われるため、ここに紹介させていただくことになった。メッセージを寄せたいという方はお申し出いただきたい。まだ間に合う。

 新婦は誰もが認める才媛で、異能の人である。それはページをご覧いただけばお分かりいただけるであろう。メンバーの誰もが尊敬し、敬愛する人でもある。彼女が果たしてくれたあれやこれやを永遠に刻み込めたらと願ってやまない。


明日があるさ

2006-03-09 14:10:15 | 音楽

 お弁当屋さんでカツ丼を頼んだそうな。家に帰り、食べようと蓋を開けたところ、豚カツは当然にしても、何とちくわの天ぷらが一切れ乗っかている。こんな場合、

「オマケだな」

とありがたく思い、モクモクといただくのが普通である。

 ところが、

「もしかして、お店の人、ぼくに好意を持ってくれているのでは…」

と、ドキドキと心ときめかす場合がある。これを「さっとん流」と呼ぶらしい。いわゆるポジティブ・シンキングである。

 嘘ではない、さっとんの友だちにぼくが、

「コンビニでショートホープ買ったらさぁ、お店の若い娘がぼくにホープのキーホルダーを手渡してくれたんよ、これってもしかして…」

と自慢した途端、

「何言っとんのん、それやったら、さっとんやないかいさぁ」

と、突っ込みが入った。これはもう定理として確立している、と感心した訳だが、彼によれば、ぼくだって立派なさっとん流派らしい。

 実は、ぼくもそのさっとんのカツ丼の話は彼自身から直に聞いている。ただ、ぼくの場合、同じものを頼んだとき、海老天が2尾もついていたものだから、悪くて言えなかったのである。

 愛すべし、さっとん。ぼくには彼のこんなところがたまらない。いい奴なのだ。自分の心の持ちようなのだから、誰にも迷惑はかからない。今度お店に行っても、彼はドキドキ、ニコニコとご機嫌だから、相手の人だって気分悪かろうはずがない。周りのみんながみんな、明るくなる。

 もし、

「俺たちに明日はない」

と宣告されるようなことがあったら、

「だったら俺たちには今日があるじゃないか」

と開き直ればよいし、

「お前にしては馬鹿なことをしたなぁ」

と叱られたとしても、

「そっかぁ、今までのぼくは賢かったんやな」

と確認できるというものだ。そうだ、さっとん流は素晴らしい、さっとん流を流行らせよう。

 畏友K氏といえば、立派な紳士であり、人格者である。ぼくの周りの人はどなたも、まるでぼくのようだ、と同意してくれるであろう。その彼は、教室の近くにあるスーパー(赤いカゴのとこね)がお気に入りだと言う。

「なぜ?」

と訪ねれば、レジーの女性たちはみな丁寧で、お釣りを渡してくれる際、受け取ろうと差し出す掌(てのひら)からこぼれぬよう包むようにして渡してくれるという。それは自分の右手をおっ被せて握り返してしまいたい衝動にかられるほど、可憐で心優しい仕草なんだそうだ。

 さっそく、ぼくも行ってみた。歯ブラシと乾電池が切れていたので…。で、お釣りをもらおうと手を軽く差し伸べてから、ハタと気づいた。K氏だって、さっとん流ではないのか? ぼくはソソクサと釣り銭を受け取って、帰った。危うくネタにされかかっていたようだ。


フィリップ・シーモア・ホフマン

2006-03-07 22:47:49 | 音楽

 アカデミー賞の発表が終わった。ニュースでの短いショットだったが、ドリー・パートン(「トランスアメリカ」における“Travelin' Thru”で歌曲賞にノミネート)のナイス・バディというか、あの胸もとをしっかり拝むことができた。御年60才である。彼女のライブのDVDを見続けているが、それよりも華やかだった、というよりも、年々若くなるように思えてならない。ある種、バケモノじゃなかろうか。

 結果からいえば、カントリー及びブルーグラス・ミュージック・ファンのぼくが注目していた作品、「ブロークバック・マウンテン」は監督賞・脚色賞・作曲賞の3部門を獲得し、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」では、リース・ウィザースプーンが主演女優賞に輝いた 。残念ながら、『Transamerica』は無冠だった。

 ゴールデングローブ賞で「ドラマ部門作品賞」、さらにアカデミーでも「監督賞」は獲得しながら、「ブロークバック・マウンテン」が「作品賞」を穫れなかったという事実が、アカデミー賞の摩訶不思議さを表している。ゲイのカウボーイや性転換は禁忌といったように、宗教的、政治的な保守色が色濃く、相変わらずストライク・ゾーンは狭い。ハリウッドのもつ偏見か。

 もっとも映画を見ていないのに、こんなこと書いてる自分も変である。

 ぼくにとってのサプライズは、「主演男優賞」だった。「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン。「ブギーナイツ」、「マグノリア」といったポール・トーマス・アンダーソン監督の作品でお馴染みの俳優だ。

 70年代のポルの産業を内幕を描いた「ブギーナイツ」は、決して嫌いじゃない。キャストが凄かった。ポルノ監督役のバート・レイノルズのハマりぶり。彼の妻のポルノ女優に扮したジュリアン・ムーアの体当たり的演技もさることながら、職業に誇りを持ちながら、その職業ゆえに愛する子どもの養育権を勝ちとれない母親の哀しさが沁みてきたものである。また、四六時中ローラスケートを履いて、脱ごうとしないポルノ女優をヘザー・グレアムが好演していた。

 日陰から脱却しようとしながら、どっぷり浸かって抜けきれない業界人たちの悲哀と可笑しさをつぶさに描くが、その下っ端のチンピラというか、いてもいなくてもどうでもよいスタッフのひとりを演じていたのがフィリップである。妙に気なるほど存在感がある役柄だった。そのイメージがぼくの中で一変したのは、「コールドマウンテン」からか。今回の受賞作、「カポーティ」は、有名な「ティファニーで朝食を」で知られる作家、トルーマン・カポーティの物語で、これまたゲイの匂いがまといつく。だから、作品賞はスルー? にしても、最近のハリウッドは果敢にタブーに意欲的で、この傾向は続くのだろうか。クール・ビューティのシネマを見せて欲しいと願うのはぼくだけ?

 映画館に行くのは年に1回がよいところで、もっぱらレンタルDVDで、しかも一週間レンタルだから鮮度も低いのは仕方がない、といった案配である。映画好きの仲間とは対等に話もできないでいるが、今年は風邪のおかげでゴールデン・グローブ賞からずっと映画への関心が持続している。この授賞式の模様は18日にはBSで放送されるようなのでぜひとも録画をと意気込んでいる。

 で、今日は、バート・レイノルズの「トランザム7000」のDVDを引っ張りだして、主題歌「一路東へ!」を繰り返し聴いている。バンジョーをバックにジェリー・リードの歌声が軽快に流れる。ぼくも快調に向かいつつある。


Secret Love

2006-03-05 23:31:00 | 音楽

 Y氏から質問のメールが届いた。旧友宛に一昨日からメールしているんだが、届いてないとのこと。先方からは何度も電話で催促があるという。「メールが届かない」というメールが教室に届く、これって不思議。

 思わず微笑んでしまう光景が頭に浮かぶ。

「あのー、メール届いた?」
「いやあ届かへんのやさな」
さらに、
「送ってくれた?」
「ええ、もちろん。届きましたか?」
で、これの繰り返し…と。

 これが真面目なY氏たちの真剣なやりとりなのだから、意地悪では決してなく、自然と顔がほころぶのも無理はない。童謡の、やぎの郵便屋さんを連想してしまう。

 ぼくのところに届く訳だから、パソコンの不具合とかメーラーの設定の問題ではない。こんな場合の原因は、

  • メールアドレスが間違っている
  • スペル・ミスがある

としたものである。案の定、ほどなくして、相手さんから教えられたメアドには途中にドットが必要なのに、おおらかな方なので、ドットを省略して教えてくれたからと判明した。番地が1番地違うだけでも、郵便屋さんは届けてくれるが、杓子定規なパソコンって、律儀な阿呆だ。

 続いて、おとやの女将さん(元プログラマーなのにスリムなボディ…くどい?)からは、「インターネットに繋がらない」とSOS。繁盛しているお店だから邪魔にならぬようにお昼どきのピークを避けて伺った。ここのご夫婦との会話は楽しくて、弾む、弾む。ふだんでも面白いのだが、もっとも愉快で楽しいのはカウンターに座って鮨を食らうときである。ニギリだって美味しい、と強調しておく。

 で、何をしに来たのか思い出してパソコンの前に向かう。無線LANカードを挿し直して、電源オンすると一発でネットに繋がった。ぼくの手はゴッド・ハンド?

 ネットの不調に限らず、パソコンの不具合は、まず接触や接続の確認が鉄則である。もっとも偉そうなことは言えない。LANを構築しに行った先でなかなかPINGが通らなくて、よくよく見ればケーブルを挿してないのに気づく、というのが過去の失敗例である。おのれの失敗を巧みに隠すのも芸の内か。

 で、確認のためwebページを開いていたら、女将さんが言う。

「妹の方のブログは見つけたんやけど、姉の方のがよう探さん…」。

 ぼくのブログにでとっくに紹介してしまってるんやがぁ…、申し訳ない。空飛ぶやんちゃ姫様のブログをお気に入りに追加して退散する。そんな訳で、姉姫様、今夜からカウントが増えると思うけど、不思議に思わないように。

 日曜の夜はスタンダードが聴きたくなる。久々にアン・マレー「croonin'」を引っ張り出してきた。3曲目の「Secret Love」、7曲目の「You Belong to Me」に胸打たれる。聞くときの体調や心のあり方で沁みこみ方が異なる妖しさ、いや、ぼくの気分的なムラなのかも。


ブログ…まる一年

2006-03-02 23:59:30 | 音楽

 ブログを初めて発信したのが、昨年の今日のことである。丸一年が経過した。mogeさんとモモちゃんの後塵を拝し、空飛ぶやんちゃ姫やおタッキー姫が遥かに先をいっていたのも知らずに、我が道をつらぬいて来た。ひとえに読んでくださる皆さまのおかげである。トラックバックやRSSなんて面倒くさい、と横着なもので、正直、投げ出しそうな危ういときもあったが、その都度、タイミングのよいコメントや教室で述べてくれる感想に励まされて来た。温かいお心にお礼を申し上げねば…。

 自分に書くことなどあるのか、と自問してばかりだったが、よく観る、よく聴くことに徹すれば、何とかなるものである。したがって、ブログの効用として、おそらく皆さんへの生返事が少なくなったのではないか知らん…(^^ゞ。

 アクセス解析によって、読者の数ばかりでなく、どの検索エンジンでいかなるキーワードで訪問してくれたのか、が判読でき、SEO対策への理解が深まった。日記を公開するのは、恥をさらすという意識が強くて、つい体裁を構いがちなのだが、最近、肩の力が抜けてきた。この1年で212本ということは、1.7日に1本の割で何かを晒してきた訳だが、その分、面の皮が厚くなったとの自覚がある。やはり継続は力である。

 仲間うちで最新のブログ発信者を紹介する。積極果敢に更新を重ねる猛者である。tomatoheaven…「気功&整体師のひとりごと」は、読むだけであなたの身体の悩みを癒してくれることだろう。