hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

気分は年賀状教室

2012-11-11 22:00:55 | 音楽

 年賀状の時期になってきた。来年は巳年である。


ヘビ嫌だなぁ

と、いう人は多いはずだ。12年前、年賀状対策って大げさな物言いだが、ぼくや教室はどう凌いだか。

 


 いろいろと思い出す。12年前は、2001年、21世紀が始まった年だ。だから、賀詞は定番の「きっといい年!」を止め、「きっといい世紀!」に変えてみた。といったように、新しい世紀の始まりらしいアイデアを盛り込んでみた。ふだんなら書店で「年賀状素材集」を求め、適当に見繕うのだが…。


 今でもそうかも知れないが、定番が楽、レールが3本あったら3路線といった、固定観念に固まった、A型気質の、つまらない男だった、プレミアムを機に変わりつつあったものの。


芸風を変えたい。(自分ヲ変エタイトイウ潜在意識)

の決意めいた兆しが芽生えた。いかにも気分屋だが、世紀の変わり目がそうさせたと思う。


 


 年賀状の話に戻そう。問題は、干支の「巳」だ。蛇、嫌い。ヘビ苦手である。


 直截的な表現は避けたい、というより無理、できない。でも、富士山にご来光といったありきたりなのはなんだかなぁ、である。


 


 修辞法でいう、直喩から暗喩へか。言い換え、置き換えができたら、さらに、象徴するもの何かだ。その、何かに苦しんだ。


 


 そんな折のこと、触媒となる女神が登場する。教室に年賀状のネタ探しをしようと。姪っこがひょっこり顔を出した。今は高校の美術講師をしているが、その頃はまだ陶芸家かの卵で、電車男に出てくる「エルメス」のような女性だ(直喩)。


 


 その頃、教室ではペイント・ソフトはMicrosoftのPhotoDrawを使っていたように思う。


 PhotoDrawは、Microsoft社のドロー系ソフトで、フォトレタッチからWEB素材の作成までこなしていた。いわば、レイヤー機能がないPhotoshopといったところ(だから、消えた?)。PhotoDrawのいいところは、ペン先がいろいろ選べることだ。クレヨンから筆風と多彩なものだ。Adobe Photoshopが主流の今から考えるとなんとプリミティブな時代だったことか。


 


 姪はサラサラとマウスを走らせると、無造作に何本かの線を引いた。ぼくには線に見えたが、その線を極端に太くすると、でたらめな線の塊りはハートに変わった。


 


 アーティストはどっか違う。こともなげだ。


 


これハートね。いくつも描いて、輪郭をアートブラシにして…、塗りつぶしをグラデーションで仕上げてぇとぉ。

 


 チョイナチョイナと描きなぐった、そのときの作品がこれだった。


 


一回り前の巳年の年賀状

 


 頭をガツンと殴られた感じ。大小異なるハートをスネークに見せる。色彩までも温かい色でとても蛇に見れない。でも、そんな感じであるカモ。


 


 瞬間、光がさした。そのとき、ぼくばかりか、教室だって成長したといえば大げさかだろうか。そう思いたがる自分がいる。姪のおかげである。


 


 12年の歳月が流れてまた巳年が来る。あくまで主観だが、蛇はリアルに遠慮したい。でも、表現者であるぼくたちは避けて通れない。可愛く見せるのもありだし、アート的に凝るのもまた一興。来年の年賀状作りには、まだまだ時間あるだろうが、hyperclubは今年も年賀状教室を設けてあなたをお待ちしています。




志摩ギターを楽しむ会 第12回コンサートのご案内

2012-11-09 17:55:57 | 音楽
志摩ギターを楽しむ会 第12回コンサート

 


 しみじみと物思う秋である。

とても寂しい?
灯台のように寂しい…。

 レイモンド・チャンドラーの「かわいい女」の中の台詞だ。女性が尋ねる。フィリップ・マーロウが答える。短いセンテンスに鮮やかな情景がほの見える。男がギターの音色を懐かしむ瞬間か。


 


 畏友北村氏に誘われてからというもの、クラシック・ギターの魅力にどっぷり浸かってる。多少なりとも腕に覚えのあるさっとんと違って、

ギターって指より一本弦の数が多いっしょ

との、ヘンな理屈をつけて遠ざかっていたのだが…。


 


 秋の日のギターは弾けなくても、伝わるものがある。西洋の、何百年か昔から、連綿と受け継がれてきた音色が沁みてくる幸せ。大げさではなく、身近にあった音楽だ。北村主宰の解説が卓越していることの証左だろう。


 





シリアス(serious)!

2012-11-01 23:14:00 | 音楽

 シリアスとは、「真面目な~」「真剣な~」「重大な~」「危険な~」とかの意味を表した英単語である。


 


 モニタの画面、真っ黒。いきなりこうなった。

 Shuttle製のベアボーンで組んだ自作のマシンで、Windows7 Pro 32ビット。小柄ながら酷使に堪え機敏に働いてくれる、可愛いやつ。だから目につきやすい入り口近くにおいてある。そいつが、突然… 。


 


windowsブートマネージャの画面

 


 …windowsブートマネージャの見出し。真っ暗な画面に浮かぶ白い文字が不気味だ。取り急ぎ、「0xc0000428」を記憶し、後の文言の指示を読む。

不明なソースから悪意のあるソフトウェアがインストールされた可能性があります…

 ションベンちびりそう。さらに、読む。なになに…。冷静に。

windowsインストールディスクをお持ちの場合は、ディスクを挿入しコンピュータを再起動してください。
[コンピュータの修復]をクリックし、回復ツールを選択してください。

 


 購入時のそのまま、保管してあったWindows7のディスクをドライブに差し込んで、ESCキーを叩いた、のだが…。


 


回復ツールで待機

 


 パソコンは待つことと覚えたり。これがルールだ。不安な気持ちを隠せず、ひたすら待つ。煙草吸いたい機分。データを飛ばしでもしたらと限りなく恐怖。でも、Windows7が手の届く場所に置いてあってのは幸先好いことだとポジティブに考える。


 体内時計が止まったまま、どれだけ待ったろう。長くは待たないで済んだ。無事、いつもの画面が立ち上がってくれた。普通の生活、日常が戻った。


 


 ここで教訓、ジタバタしないで冷静に待ったこと。過去の失敗が活きたようだ。ぼくはもう「昔のぼく」じゃない。


 


 この事件にまつわる新たな展開は、また別の機会に。


 

Windowsのディスクは忘れずに

 


 最近、自転車がマイブームだ。音楽は、忌野清志郎さんの「自転車ショー歌」である。自転車雑誌の広告や記事でおなじみのブランド名が出てきてニヤリとしてしまう。