あけましておめでとうございます。
年末。
開闢以来…、と書いたら大げさだが、この教室の開設以来16年にして初めてカーテンを洗濯した。
カーテンが洗えるなんて想像もできなかった
水を潜って綺麗になったカーテンはさっぱりとして気持ちいい。洗うように進言し、しかも洗濯という実行行為まで担ってくれた娘に感謝したい。洗濯槽の水がどんな濁り方だったか、見なくて済んだ。ばかりか、次の洗濯をするために事後の洗濯機自体を洗うという面倒くさいことから免れた。綺麗好きの娘を持つことのありがたみを痛感している。
運転手はきみだ、
車掌もきみだ。
お客はぼくだ。
娘の口癖は、
神様は綺麗なことや、綺麗なものがお好きだというものであり、そう固く信じている。
万事適当で、とかくズボラだと家族からの評価が低いぼくだが、そんな娘の言葉をぼくは否定しない。昔から几帳面で、神経質だったぼくも、そうなのだから。娘は母親似でもないし、突然変異でもない。まさにぼくの在りし日の姿なのだ。
皆さんは首をかしげるだろうが、(ぼくの)周りがぼく以上に几帳面なので、ぼくはそう見られない、どころか、怠惰と受け取られてしまう。その怠惰ぶりが輪をかけて目立ってしまう。言葉を変えれば、みんながぼくのお株を奪ってしまう。
ドン・ガバチョのような演説でもって強調したい。
家族のみんなに見えるぼくのすがたは、錯覚なのだ。
みなさんにご心配をかけたカレンダーも、モリ京さんのご厚意で事なきを得た。会長が、教室のために取り置いてくださったのだ。それにしても…、
世に出回る企業の販促用カレンダー、年々、しょぼくなっていないだろうか、と口にしたのが一昨年のことだ。年変わって一日しかたってないが、昨年末は本当に困ってしまった。企業のノベルティとして、希少になりつつあるのは、困った時代の反映だ。
それほど景気が悪いってことか。
政権が変わったことだし、デフレ脱却し、景気も急上昇とあってもらいたい。今年こそ…。