hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

宿題

2008-08-27 23:59:00 | 音楽

 夏休みも残すところ後4日。やり残しの宿題に奮闘中だろうか。やや気が重い人もいるかも知れない。

 今夏、自由研究のときに意外と重宝したのが、「Wikipedia」だったと感謝された。なに、Wikipediaの存在を教えてあげただけだが。夏休みの宿題もネットによって様変わりしているようだ。

 もう一つありがたがられたのが、「ペルセウス座流星群」。何を研究してよいのか分からず困っているというのでさり気に示唆したのだが、これは、実際、流れ星のシャワーを浴びてる感覚ですこぶる気持ち好かったらしい。カタルシスだって。今年はお月様が明る過ぎて夜更かししなきゃいけなかったが、

「願いごと、いっぱいできてよかったぁ」

 さぁ、宿題は追い込みだ。大変だぁ。でも、こう考えよう。

冬休みまで後119日だ!


ボルネオって大きいね

2008-08-26 23:59:00 | 音楽

 よみうりテレビ制作の「グッと!地球便」という番組がある。海の向こうの大切な人に大切なモノを届ける、または、離れていると伝えられない家族の「想い」 を「日本の家族から海外の家族に贈り物を届ける」というナイスな番組で、ぐっさんこと山口智充さんが進行を務める。放送時刻が日曜朝午前6時というのがチトつらい。

 実は、このたび、お馴染み、真珠職人さんのご一家が出演なさった。放映は24日日曜日だったのだが、これは読売テレビでの話、ぼくたちの地区は、特番(24時間なんちゃら…)の関係で9月7日になるらしいが、番組のホームページには、既に、バックナンバーで内容の一部が紹介されているし、さらにはディレクターの取材こぼれ話が載っている。読んでるだけで放映が楽しみなのだが、ちょうど夏休みというタイミングでもあり、学生諸君が大勢遊びに来てくれたので、皆さんに課題を出してみた。みなさんにも挑戦していただければと思うのだが、賞品、御褒美のたぐいはない。でも、家族でインターネットを使って情報をゲットするいい訓練だと思う。

01

 課題というのはほかでもない。番組HPに記載されている以下の文章と真珠職人さんのHPのリンク、およびグーグル・アースを使って、真珠職人のご主人の職場である南の島を見つけてもらいたいというものだ。

日本から飛行機で10時間、クアラルンプールを経由して4200キロ離れたマレーシアのボルネオ島に到着。空港から車で一時間の港町センポルナから、さらに船で一時間。フィリピンとの国境近くのタバワン島に到着。

 いちばん早い正解者は大学生、わずか10分で解答を出した。ヒントは、真珠職人のリンク・ページから「マレーシア政府観光局」に行き、引用文を参考に「都市別地図ダウンロード」を見つけること。

 本物の宿題で右往左往してるかも知れない時期にそれどこではないかも知れないが家族の団欒に利用して欲しい。

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崖の上のポニョ

2008-08-25 23:59:52 | 音楽

 メタファーとは、隠喩(いんゆ)、暗喩(あんゆ)ともいい、言語表現における修辞技法(レトリック)のひとつである。

 早い話、

「きみは薔薇のようだ」

といえば直喩であり、

「きみは薔薇だ」

もしくは、

「野球はドラマだ」

のように使うのがメタファーである。つまり、メタファとは何かに例えた表現をすること。

 今、ぼくたちが目の前にしているパソコンにだってメタファは活きている。つまりWindowsを立ち上げると最初に表示される画面をデスクトップメタファーと呼んでいる。要するに、「机の上」を画面上に喩えている訳で、机に向かうのと同じ感覚でユーザは作業ができるのだ。デスクトップにある「ゴミ箱」を見たら、

あっ、ここに捨てることができるんだな…

という察しが付く。ショッピング・カードや買物カゴなんて初心者でも一目でその機能が分かるはずだ。

 

 ハテ、何をくっちゃべているのやら…、早い話、

「崖の上のポニョ」

なのだ。

Ponyo

 8月は誕生月で、娘と映画を観るのが慣わしになって久しい。今年、娘は「カンフー・パンダ」を観たがった。娘の脳内に何かが起こりつつあるようで多少気がかりだが、それは別の話。

「ジブリが封切られてて素通りは無いっしょ」

と、強引に「ポニョ」に引っ張りこんだ。そしたら、まあ…なんと、

カタルシスとはこういうことね。

 快い混乱に揺さぶられるかのように、魅入ってしまった。

 

 前作、「ハウルの動く城」を一口で言うと…、

『どこでもドア』みたいなカッコいい扉の付いた動く城があってな、完全防御で天下無敵やったんやが、最後には筏みたいにボロボロになってしまうねんよ。でもね。お城のように失くすものがあるんやけど、最後にはきっちり得られるものがあるんよ。
失くして得られるものがあるというか、何かを得るにはいくつか無くさんといかんというか…。

 いつもながら簡単にくくってしまう、浅薄なぼくのメタファーの読み解きである。決して「非武装中立」のススメとは解しない。価値観や信条を共有しない国家間では漫画になってしまうから。

「ポニョ、宗助、好き…」
「大丈夫だよ、ぼくが守ってあげるからね」

 つまり人間の男の子を好きになった魚の子のポニョが宗助に逢いたいと海の底から家出して、嵐のような海を駈ける、駈ける…。ジャマイカのボルトを見てるような爽快感。女の子になったポニョ、失うものも知らず人間になりたいってか。うまく再会してくれよ、とオヤジが手に汗握って応援している。ポニョのイノセントな思慕に共感している。5才相当の主人公たちに同化する訳だ。

 考えれば、ポニョのピュアというか、天真爛漫というかその気持ちが、私たちが住む世界を海の底に沈めてしまうというとんでもなく迷惑…、どころでない話なのだが、

「ワシんち、海の底ぉ」

と、現実感で我に返らんでもないが、それさえ許してしまえるどうでもよさって何なのか。反面、怖ろしくもあるが、純粋無垢とかナイーヴって突き詰めれば恐ろしいのではないのか。故に、無垢は強い。

 星野JAPANに言いたかった、

「子どもの頃の楽しかった野球を思い出せよ」。

 口パクや花火のCGで偽装した中国にも見せてやりたい。チベットやウィグルを覆い隠して、何て不純な五輪だったろう。都市とアスリートのためのスポーツ祭典がクーベルタンの理念だったはず。国家や軍隊を前に出すオリンピックなんて汚れている。

 ポニョが内なる何かを呼び起したことは確かだ。ラストにかけて一気呵成に沸き起こる伏線の妙、それはストーリーに魅せられてすっかり忘却していたものだ、さらに、鑑賞者の感情の爆発をともなって心が洗われる。文字通り心地よい「カタルシス」。心が浄化される。ラストでおなじみのポニョの主題歌が流れ始めた途端、不覚にもぼくの眼から涙が溢れていた。

 宮崎駿なら何を作っても許されるのか。映画を観る前、そんな批評があったことを思い出す。

いいのだよ。

宮崎作品とともに成長して来たファンにとってそれは突飛でも突拍子もないものでもなくて、とっくに昇華してしまってることなのだ。

 2008年夏、ぼくの中で何かが終わり、何かが始まっている。


Long Hard Climb

2008-08-01 23:58:00 | 音楽

 それは長く辛い道のりだった…、と書けば、70年代前半に、オリビア・ニュートン・ジョンと全米で人気を二分したポップ歌手、ヘレン・レディの「Long Hard Climb」を思い浮かべてしまう。正しくは、

「長くつらい旅だったでしょうね」

という意味の言葉で始まるのだが、もうそんなことはどうでもいい気がする。

 いちばん近くに居ると感じた人がもっとも遠くにいるような現実感、それが歳を重ねるということなのだろうか。

 それは、こうありたい自分とこんな自分の落差に気づくような…。若作りが明らかに若いとは異なると感じるような…。

 いや、なに、誕生日って決まってこうだ。朝早くからグリーティング・カードが何通も飛び込み、もちろん嬉しいのだが、反面、複雑でもある。「おめでとう」と「ハッピー」の見当たらないカードって、深読みすると究極の思いやりをいただく訳で、それに気づく自分って嫌なヤツ。

I Am Woman/Long Hard Climb I Am Woman/Long Hard Climb
価格:¥ 2,463(税込)
発売日:2003-07-22

 その記念すべき(?)日に、真珠職人の嫁さんちのホームページがリニューアル・オープンした。

真珠職人HP

 真珠職人の嫁さんちは、ご主人が南の島で南洋真珠を養殖しておられ、奥さんと元気な男児二人が日本でお留守番している。子育てをしながら製品づくり、それが嫁さんの仕事だ。真珠をこよなく愛し、慈しみ、手塩にかけておられる様子は、Webページの画像やオークションの出品画像を見れば一目瞭然である。見蕩れるほど綺麗な画像なのだが、写真の撮り方が上手いという以前にしっかりした製品づくりに心をくだいていることに気づかされる。日本人本来の丁寧なものづくりの心が生きている。南の島の写真を撮影したのはご主人だが、どれも素敵な写真である。カメラマンとしても優れている、というより、真珠に対するこだわりと同じ姿勢で撮影に取り組んでいるということだ。すべてが一貫している。

 一方で、今回のリニューアルは、ひとりのWebデザイナーが誕生したことを意味する。制作は、kiyoのクロゼットさん。すべてのページをカスケード・スタイル・シート、つまりCSSによってこしらえた。驚くほど短期間で新しい技を習得した訳だが、もともと靴のデザイナーとして、プロダクト・インダストリーの世界で真摯に磨いてきた人だ。暑苦しさの微塵もない、洗練されたデザインが真珠のもつ素直な美しさを引き出している。

 とりわけトップページのFLASH画像に心を奪われるが、膨大な数の写真から厳選した選択眼が冴えに冴えている。また、真珠職人の製品への愛情がストレートに伝わってくる。

「ページが綺麗と褒められるより、売れたといって喜ばれたい」

ものづくりの姿勢の好さがお見事である。

Kiyo's Closet