hyperclub

パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

誕生日には『ゲド戦記』

2006-07-31 23:59:00 | 映画

 同じ誕生日を共有する末っ子から、

「明日の誕生日には一緒に『ゲド戦記』を観よう」

と、メールが入った。誘ってくれる気持ちが嬉しく、余計な突込みを入れずに快諾した。ちょうど休講願いが入ったばかり。折りしも、明日、長男も夜勤明けで翌日が休みとなる。同行するよう誘いのメールを入れさせた。

「チケット代がプレゼントやなぁ。」

 明日は1日、ファーストデイである。誕生日の贈り物としては安過ぎて、プライドを傷つけそうなのが気がかりだ。そうだ、ポテトも付けさせよう。

 しかし、ええ大人の、男3人、一緒に映画なんである。そんなものかぁ…。そんなものなのだ、我が家は。


夏の日…オフコース

2006-07-30 22:25:17 | 音楽

 年に一度の"出合い"の日。お盆前の、地域あげてのクリーン・アップ・デーのことで、お互い年齢をひとつ重ねた近所の衆と顔を合わせる日である。みなさん昼間は仕事に出てるからこういう機会でないとゆっくり話せない。久闊(きゅうかつ)を叙(じょ)するという表現がぴったりだ。お隣さんそれぞれ高齢化していることもあって、貴重な時間となる。ローカルルールを学び、ことの起源や由来などを伝承する場でもある。

 午前7時というのにもう充分暑かった。隣家との境に珍しくのっぽの槙の木があるのだが、そこで両隣のおじさんたちが話をしている。

「今年もキツツキが来とったなぁ…。」
「うん、あんまし大きくないヤツな。」

 その言葉に促されてふと幹を見やると、まん丸い穴がいくつも穿(うが)たれている。驚いたのなんの。キツツキの存在どころか、当事者のぼくが知らずにご近所さんがしっかり把握されておられることに。ぼくの目は節穴のようだ。

 確かに鶯のみごとな鳴き音に目を覚ます朝がある。仏法僧らしき鳥の音に驚くこともあり、部屋から屋外を眺める度にいろんな鳥の姿が目に入ることが多い。我が家の庭で珍しい鳥がツガイで戯れるのを目撃することすらある。それどころか車のウィンドウガラスに鳥糞がこびりつき嘆くのもしばしばだ。イタチらしき小動物を発見して錯覚かと疑ったが、鳥を狙って出没したものと考えれば合点が行く。留守にするのがもったいないほど、我が家には自然が残されている。

 これも隣のアニさんから聞いたことだが、横山の北東麓に位置する田園地帯に「ホトケドジョウ」と呼ばれる泥鰌の生息が確認されたらしい。これはビッグ・ニュースに値する。志摩辺りで発見されることは珍しく、なんでも主に関東地方に生息するのだと。しかも絶滅危惧種に指定されおり、保存が叫ばれている。

 志摩にはまだまだ自然がいっぱいだ。なぜなら、

  • 生息に適した水温
  • 綺麗な水質

の証明なのだから。

 しかし、お米を作る立場のアニさんとしては辛いこともあると言う。

  • 肥料や農薬での汚染を防ぐ
  • 埋め立てや水田の整備を控える

など、工夫や制約が求められる。実に繊細な農作業となるのだから、そのご苦労を思うと、頭が下がる。

 ジブリの「おもひでぽろぽろ」の1シーンが頭を過った。

お百姓が自然を作った…

 すっかり夏の気配。ガソリンを入れようと出掛けると車の渋滞に遭遇した。県外ナンバーにあふれ、サーファーも、観光客も多い。この夏、志摩を訪れる人の多いことを願って止まない。今日のBGMは、オフコースの「夏の日」で決まり。

横山ビジターセンター 最新情報


初めて

2006-07-26 22:41:01 | 音楽

 真珠職人の嫁さんがブログ・デビューした。ご主人はランプしかないという南の島で南洋真珠を育てており、年に数回しか帰らない。彼女は二人の男の子を育てながら、留守を守る。

「寂しくない?」
と、訊いたら、
「夫婦円満の秘訣です!」
と即答した。

 しっかりした、立派な嫁さんである。まあ彼女の暮らしぶりをブログでご覧いただきたい。

真珠職人

 料理研究会で同席した「魔法のじゅうたん」さんも言っていた。

「明るくて、楽しい女性です、最高!」

 その通り。喋っていて実に楽しい人で、その喋りの独特のレトリックから何とも言えぬ可笑しさが漂う。テレビに出てる芸人たちがいかにくだらないか、彼女と居るとよく分かる。こう書けば誤解を招くといけないのでお断りしておくが、彼女は芸人ではない。普通の嫁さんである。ただユーモア感覚が秀逸で、この上なく楽しい気分にさせてくれる。だから南海の孤島で一人働くご主人のことに思いがおよぶ。かれに真っ先に読んでもらいたいのだが、ネットどころか、電線すら無い場所だぁ…。

 喋る言葉と書く言葉は異なり、文章にするというのは難しい。彼女の挑戦は始まったばかり。頑張屋の彼女に期待している。

 久しぶりの好天に梅雨明けの気配を感じ、教室の音楽はラテン系がぴったりだ。何となく心が弾む。


Pretend…ふりをする

2006-07-25 23:01:49 | 音楽

Pretend you're happy when you're blue

 で始まる、ご存知ナット・キング・コールの名バラード、1952年の作品である。最近、よく口ずさんでいることに気づく。

 彼の歌声は発音が明瞭だから、ヒアリングが苦手なぼくにも比較的分かりやすかったとみえる。高校生の頃に覚えたことって忘れにくい。さすれば、もっとやっときゃ良かったかなぁ。

 パソコンの中にかなりの曲が貯め込まれているが、今は無き「MP3.com」というサイトから取り込んだ、Sharon 'B'という人の「Pretennd」がとりわけ気に入っている。ラテン系の軽く明るいノリである。もっとも原曲を知らない人には何のことやらさっぱりだろうが、譬えれば中森明菜の「ミアモーレ(古っ!)」みたい、といえば余計に混乱する?

落ち込んでいるときこそ、幸せなフリをしてみよう
そんなに難しいことじゃない。
そうしたら、きっと、幸せになれるよ

 訳詩は、「こうさぎ」さんのブログ、Que sera seraを参考にさせていただいた。

 もしあなたが落ち込んでいるなら、教室へ来て欲しい。いやぁ、大したことはできない。珈琲を片手に、並んでこの曲を聴くだけである。


沈んだままの潜水艦

2006-07-20 21:53:34 | 音楽
 

 夏休みといえば、子どもの頃、徹夜してこさえた(作った)潜水艦のことを思い出す。

 船体は製材所でそれらしく切り取ってもらった材木の切れっ端、子どもには高額過ぎるマブチのモーターに、新品の乾電池、川原で拾ってきた石の錘(おもり)。軍艦色のビニールテープでぐるぐる巻きにして、それはカッコよく仕上がった。ひと夏のお宝だった。小学校の用水池を友達らが取り囲んで、ぼくは晴れがましく眉上げて、恭(うやうや)しく両手で空にさし上げた。誇り高き進水式の始まり。

 焦(じ)れる友人達の囃し声を制し、おもむろに水に浮かべ、そーっと手を離した。そのまま厳かに潜って行って…。そして、二度と潜水艦は浮かんでくれなかった。浮力と錘のバランスを学ぶには幼過ぎるぼくが居た。

母さん、ぼくのあの潜水艦、どうしたんでせうね?

 自作マシンの分解修理を終わると、決まってネジが余る。壁に額を吊るせば水平にならない。どころか、落ちることもある。きっと引力のせいだろうが、どうにも腑に落ちない。およそDIYの世界とは外れたところにぼくは住んでいる。ノート・パソコンのCPUファンが回らないのをバラして治してあげた時、こう労(ねぎら)われた。

「ありがとう、きっと間違って治ったんやね」
「…。」

 大都市に産まれた、都会育ちのひたむきルーキーさんは、主婦のプロである。心優しいお人柄で、傍に居るだけでまるで春の風に吹かれているかのような心持にさせてくれるお嬢様そのままの女性だが、カントリー・ライフを心底楽しんで居られる。庭の敷石や玄関のタイルを好みのものに張り替えるなんざ朝飯前で、金槌トントン出窓をこさえたり、タペストリーを自作するなど、自分のお家を思いのままに改造されている。聞けば棟梁の娘さんなんだそうで、納得するばかり。ぼくから見たら宇宙人のよう。

 その彼女がこの度ブログ・デビューを果たした。ブログ名は、coco houseである。彼女の世界は特別のことでなく、誰しもきっと共感を覚えることだろう。ご覧いただきたい。それにしても、手作り、手間暇、手塩…、いい響きである。ぼくはじっと自分の手を見つめる。なまくらの手だ。"手加減"という言葉が思い浮かぶ。

 今夜のBGMは、ORANGE RANGEの「花」。今さらシリーズ、復活!


縦書き…WORD

2006-07-19 23:47:49 | 音楽

 Hは、大学2回生。小学4年からこの教室に学ぶ、いわば当クラブの主である。会員番号は2。別にオニャンコクラブではないのだが…。パソコンを教えたというより、クラブのスピリットを叩き込んだつもり。だが、Hの方がぼくを上回っている気がしている。

 独特のバランス感覚というか、要領がいい。悪い意味ではない。頭がよいのだ。余計な回り道をせずとも、要点をつくことができる。抽出能力にかけては群を抜く。譬えれば、どこにおやつを隠そうが、ものの数秒で捜し当てる。割り切り、見切りが適切だ。無駄もない。だからほとんど遊んでいるように見えて、求められたことはきっちり最後の5分で仕上げる。しとめることができる。その能力は進路選択に如実に現れた。

 また、ぼくの隙をつくことにかけては天下一品である。決して悪口ではない。ぼくにある種の緊張感を備えさせてくれた。

抜かれるのは隙があるから。
抜かせるように見せて、実は抜かせてない。

思えばしんどい授業である。

 そのHがレポートに苦しんでいる。ぼくには、ホラクリで、ずっと溜め込んでいたように思えるのだが…。提出物はWORDの文書にして…云々と、お定まりのものである。

 何で苦労しているのかと思えば、縦書きで提出するので、ページ設定で縦書きにしてから文書を作成しているのだ。ぼくには意外だが締め切りを気にするあまり、余裕を失くしているようだ。

「縦書きでレポート書くのは大変やろ?」
「うん、めんどくせーっ!」
「作成は横書きで、仕上げ終わったら縦書きにするんさぁ。」

 これが正解である。

文書作成後、
「書式」メニュー→「縦書きと横書き」

 第一、縦書きでは。文節の伸び縮みや移動の際にカーソルキーを上下しなければならない。習慣から、つい左右のカーソルキーを押してしまうので思い通りにならずいらいらしてしまう。それに、縦書きだと描画スピ-ドが遅くなるから、幾分待たされることになる。当然、ストレスも溜まる。

 最も効率のよい男にしてこれである。厭味をかましてみる。

「取り掛かるのが、一週間ほど遅いなぁ」

不思議と反応がない。図星か。

 梅雨が長く感じられてならない。各地で被害も出ているようだ。大したことなければよいのだが。洗濯物が乾かないから、翌日のトランクスを心配しながら、それでも何とかなっている。綱渡りのようだ。

 パソコンの中に貯めてある音楽ファイル、なんと1000曲を越している。その中から、リアン・ライムスの「Blue」を今日のBGMにしている。アメリカではカントリーの世界にも天才少女歌手が多く出現する。彼女がこの曲を歌ったのは15歳になったばかりの頃。今さらのように驚いている。


Jack in the ~Toy~ Box

2006-07-14 22:56:22 | 音楽

 久しぶりの好天に恵まれた一日、小学校の講師を勤めてきた。暑い日だった。自分の教室ではない緊張感と子どもたちの熱気に、倍以上の暑さを覚えて、いささかバテ気味である。いつもなら給食をいただいてから、ブルーグラスの師匠宅である、かねよ旅館で一服させてもらうのだが、さすがに今日は直帰である。

 師匠とは積もる話がいっぱいあり、とりわけニッティ・グリティ・ダート・バンドのジョン・マッキューエンのバンジョーについて訊きたかった。それと、美人の女将も控えめな人柄ながら、話題が豊かで面白い。屈託のない心持にさせてくれる得がたい女性である。時に師匠の妹、ガイヤの夜明け姫が交じると、傍で話を聞いているだけでも楽しいひと時を過ごせる。皆さん、揃っておもてなしの心が素晴らしい。

 これらの素敵なDNAを見事に受け継いだのが子どもたちで、特に今日は長女を紹介したい。Egg 名前(It's Me!…ク、クルシイ?)に似つかぬシャイで控えめなお嬢さんだが、実は漫画家志望である。

 旅館のWebページの片隅に、自分でおまけのページを作り、作品をアップしているのでご覧いただきたい。母屋を乗っ取るのもそう遠い日ではなさそうだ。

驚くことにこの地の地域資源は思いの外豊かであり、彼女のような知られざる人的資源が次から次へと出現している。見守り、支え、育て切る豊かな土壌としての役割が、ぼくたちに求められている気がしてならない。

 さて、疲れを癒すには、アリソン・クラウスのLonely Runs Both Waysがいちばんである。また、根気を必要とする仕事の際のBGMとしても欠かせない。CM業界に彼女の歌声を起用する辣腕家が一人ぐらい居てもよさそうに思うのだが。


Tea for two …二人でお茶を

2006-07-12 23:26:56 | 音楽

 知らない間に、Windowsのアップデートを促がされていた。Update20060712 随分ある。皆さんにもお勧めだ。最近、メールにウィルスが紛れ込んでいるのが目立つ。主にスパム・メールに伴うものだが、自動的にノートンさんが駆除してくれるから良いようなものの、やはり気色が悪い。ご存知のとおり、お使いのアンチウィルス・ソフトには期限がある。期限を過ぎても保護は有効だろうが、新種のウィルスには手も足もでない。だから、早めに手を打とう。手続きが面倒なら、また自信がないなら、教室の皆さんにはお手伝いをするので申し出ていただきたい。Update

 最近のマイ・ブームは「紅茶」である。M夫人宅で美味しいレモン・ティーを戴いて以来、紅茶づいている。永遠のジーニストさんからもてなされたお紅茶も素晴らしく、香りがよくてうっとりしてしまった。思わず訊いてしまった。

「べ、べノアですか?」

 紅茶の淹れ方にはコツがある。喫茶店のだって配慮の行き届いているのは少ない気がする。繊細なモノだから、自分が好きでないと、しかもよほど愛していないと美味い紅茶は出せない。

 で、我が家では時間のあるときに、巧く茶葉をジャンピングさせるべく、沸騰寸前のお湯をタイミングよく淹れる。子どもたちは、
「絶妙だ!」
と褒めてくれるが、これからずっとぼくに淹れさせようという魂胆が透けてみえる。

 おだてにはのるまい。


ウォーク・ザ・ライン…ジョニー・キャッシュ

2006-07-08 22:37:19 | 音楽

 男女の結びつきというのは不思議で、難しいものがある。

 こう書き出せば思わず身を乗り出したくならない? 思わせぶりだが、何のことはない、ようやく「ウォーク・ザ・ライン…君につづく道」をDVDで観た。ぼくのフランチャイズであるカントリー・ミュージックの世界が舞台だからぼくにとってストーリー自体に目新しさはなかった。でも、少し感ずるところがあって、頭ん中、整理の真っ最中だ。

結婚を申し込んだ回数 40回
ステージ上でしか会話しなかった期間 10年

この惹句はうまい。栄光の頂点でドラッグによる挫折から奇跡的なカムバックを遂げた、大御所、ジョニー・キャッシュとジューン・カーター夫妻の実話に基づく。

 感動の実話ながら、はじまりは不倫。しかも、子どもの頃から憧れていたスター歌手と駆け出しのシンガーとの恋。一筋縄ではいかない曲折があり、屈託がある。だからラストの余韻がある。

 ジョニーを演じるホアキン・フェニックスがリヴァー・フェニックスの弟だってことすっかり忘れていた。そのリヴァーの遺作が、同じカントリ・ミュージックの世界を舞台にした、「愛と呼ばれるもの」だったっけ。不思議な一致だ。このホアキンとジューン役を演じるリーズ・ウィザースプーン(アカデミー主演女優賞)が口パクではなく、実際に歌っている。うまいかどうかの評価は、ジョニーやジューンがあまりに偉大すぎるので、あくまで役者が役になり切って歌うという印象ながら、ワンナイト・スタンドの雰囲気は出ている。

 昔、くせもの女優、シシー・スペイセクが、「歌えロレッタ 愛のために!」でロレッタ・リンを演じ、全編吹き替えなしで歌い切りアカデミー賞を受賞したことを思い出す。また、ロバート・アルトマンの「ナッシュビル」で役者全員が歌ったばかりか、曲作りにまで関わっていた。それほどカントリーはアメリカ人にとって身近であるという例だ。

 何に感じ入っているか…。人と人との出逢いの妙である。縁ってあるんだなぁ。また、添い遂げることも難しい。


若鶏のクリーム煮、大葉風味

2006-07-05 22:33:44 | 音楽

食卓のお皿が奏でる調べ。Cooking0705_01

今日は、女性陣有志による料理教室が催された。雰囲気もよろしくて、なかなかに皆さん遊び上手だ。メーンディッシュとデザートの盛り付け方を自ら体験したのだが、

2種類の、それぞれ色の違うソースを使ってハートが作れるかぁ…

貴重な体験であり、学習である。

先ほど、出席の皆さん全員にはシェフから送られた詳しいレシピ集を送付したばかりだ。

詳細は「魔法のじゅうたん」さん、「ohgi」さんに譲ろう。フリのぶと呼んで欲しい。

Cooking0705_02_1