梅雨は開けない。日中30度に達するかという暑さにバテたという方が多い。お隣のシェフ、ヴェル・ヴァーグ・ヴィアンフェさんからメールが入った。授業中では、いう配慮からである。
本日非常に暑く、食欲も減退・・・・
っで、タイ風レッドカレー作りました。食べますか?
体調保持の為に沢山は食べれませんケド・・・(劇辛ですので)
もちろん、いただきますとも、と速攻で返信。それが写真だ。 海老、烏賊、蛸と、海の幸がふんだんに盛り込まれている。
「量が少ないと思われるでしょうけど、ほんの一口をお口に入れてから召し上がってください。これだけの量でも汗が噴出しますよ」
シェフのアドバイスがぼくの命を救った。ほんの一口で燃えるようだ。これをガバーッとかき込んでいたら死ぬに違いない。しかし、旨い。後を引くどころでない、自重しつつもスプーンが止まらないのには困った。たちまち額に汗が浮かぶ。胃袋は赤道直下状態である。ぢ主であることなぞすっかり忘れ完食する。
お世辞抜きで、この夏、お勧めである。ただし、
激辛平っちゃら
という人に限る。玉の汗が噴出し、猛暑も忘れると、請け合おう。後から運んでくれたレモングラス・ティーが爽やかだったこと、これも絶妙のハーモニーである。ハマる、ハマる。
魔法のじゅうたんさんのブログにある通り、この度、教室の女性陣が集い、そのヴェル・ヴァーグ・ヴィアンフェのシェフを講師に招き、料理講習会を催す運びとなった。仕掛け人は、魔法のじゅうたんさんとそのお友だちである。日時の設定、内容の精査等、惜しみなく骨を折ってくれた。当クラブ内部活ということで窓口は教室になる。面白いのは、参加者はほとんどの方が初対面になるということ。しかも不思議なことに、それでもこうした催しがある度、和気藹々(あいあい)の雰囲気が醸し出される。皆さん、社交の達人揃いである。