詩人にして、画家でもある中北幸久画伯は、餝(かざり)職人である。精巧にしてち密な細工の冴えたるや見るひとを唸らせ、虜にする。職人としての工夫が随所に鏤められている。ちりばめられているとカナにすれば薄れてしまうだろうというほど、印象は強い。
その氏の主宰する、「第4回三重県アートジュエリー展」が今年も開催される。今年、会場が変わり、鵜方の「セレクトグランド伊勢志摩」となった。なじみのない会場名だが、ナニ、旧ソシアといえば分かってもらえよう。
宝飾デザイナーである中北幸久氏、
男は黙って仕事に専念
といった趣きのおひとだが、ふだん逢えば実に深い話をしてれくれる。それは、氏のWebページで分かっていただけると思う。会場で一際背の高い紳士を探せば一目で分かるだろう。語り口がソフトで、大学教授のごとき博識ぶりに魅了されること請け合いである。
- 会期
- 2月17日(日)~2月24日(日)
- 時間
- 午前10時~午後6時
- 会場
- セレクトグランド伊勢志摩(旧ソシア)
- 主催
- 三重県アートジュエリー協会
連絡先 090-3309-1302(上村) - 後援
- 鳥羽市・志摩市・南伊勢町
志摩市教育委員会・南伊勢町教育委員会
一般社団法人 日本本命真珠協会
三重県産真珠を用いた作品展であり、県内外の作家による、すべてハンドメイドのオリジナル作品ばかりが並ぶ。若手のアーティスト群も育ってる模様。新鮮な感覚が楽しみである。
サラ・ブライトマンが心地よく響いている。「ドリーム・チェイサー(夢追い人)」だ。ことに、となりのトトロでおなじみの「風のとおり道」がいい。
ドリーム・チェイサー(夢追い人) 価格:¥ 2,500(税込) 発売日:2013-01-16 |