礼文島の桃岩展望台に向かう道の両側にさまざまな植物が見られる。
ここの野生植物群は北海道の天然記念物に指定されている。
展望台からは桃岩が見える。すごく大きな岩だ。
そして海の中には小さな猫岩が見える。
ここからは桃岩も猫岩も上の方から眺めていることになる。
桃岩展望台から下には降りていけないので、新桃岩トンネルで西海岸に抜ける。
桃岩を横から見えるところでバスを降りる。
桃台猫台という小高いところに上がって桃岩を眺める。高さ249.6m最大幅300mの大きな岩だ。
海底で出来たものが隆起した円頂丘で球状節理が表面を取り巻いているのだそうだ。
猫岩もかなり近い。なるほど背中を丸めて向こうむきの猫に見える。
展望台から下を見ると海岸に建物がいくつか見えた。
昔の鰊番屋を改造したもので桃岩荘ユースホステルという。
歌と踊りのミーティングがユニークらしい。
実は別の時、フェリーが到着しそうなときに港で大漁旗を振り続ける若者がいた。
その時は何か分からなかったが、桃岩荘のヘルパーが歓迎の出迎えをしていたのだ。
宿泊客が到着しないとしても全ての便で出迎えの大漁旗を振っているらしい。
海岸沿いを北上して地蔵岩に着いた。この先、西海岸に車道はない。
お地蔵さんが手を合わせて拝んでいると見立てた地蔵岩。高さは50mもある。
利尻島は火山噴火でできた島だが、礼文島は海底で堆積した砂岩、泥岩、火山岩などが隆起したもので、
海岸沿いにさまざまな面白い地形が見られる。
地蔵岩のやや奥で海の方に突き出た岩は最近、イグアナ岩と呼ばれているそうだ。
地蔵岩の傍の元地海岸はメノウ浜と呼ばれている。昔は瑪瑙の原石が採れたらしい。
ちょっと探せば小指の先程度の小さいものは見つかる。