泉の森の南側、ふれあいの森に向かう小道の斜面にヒガンバナが咲く。
白花も紅花も最盛期は過ぎたようだ。
奥の湿地の道端の木にのそっとした虫がいた。
アカスジキンカメムシの幼虫だ。
ゆっくり歩くのを追っていると2頭いるのに気がついた。
兄弟であろうか。
グループで観察している人たちが寄ってきて何を見ているのですかと聞く。
カメムシがいますというと、すぐには気付かなくて、これがカメムシ?と意外そう。
その一人が向こうに面白いのがいたと、スマホの画面を見せてくれた。
きれいでしょう、何でしょうねと聞かれて、蛾ですよと答えると、
えー蛾ですか、幼虫ですかというので、成虫ですというと、またまた意外そう。
見た場所へ連れて行ってもらうと、まだじっとしていた。ビロードハマキだ。
ハマキガの仲間なので幼虫は葉を巻くらしい。
昼行性のようだが飛んでいるところを見たことがない。
右側が頭。前翅とちがって後翅は橙色に黒い紋が入っているようだ。