
今は色んなセミを見たり聞いたりする時期だ。

これはツクツクボウシ。独特の鳴き声だ。

こちらはヒグラシ。
これは大丈夫だったが、ヒグラシはセミヤドリガの幼虫に寄生されて白いものをつけていることも多い。

こちらはアブラゼミ。
下の方の抜け殻から羽化してきたのかどうかは分からない。

と思ったら、近くの木に羽化している途中のアブラゼミがいた。

羽化は頭部が抜けて殻に逆立ちする形でしばらく休んでから、お尻を抜いて翅をだんだん広げていく。
今は翅がしっかり広がった状態で体の色を濃くしている途中のように思う。

まだ抜け殻から離れはしないものの掴まる場所をジリジリと替えたりしている。
前に羽化の観察をしたときは、羽化が始まってからアブラゼミの色になるまで、4時間かかった。

ほかのものを観察するために木を離れて2時間ほどして戻ったら、いなくなっていた。
飛び立つのは無理の筈だから、モゾモゾと歩いて移動してしまったのかも知れない。