河津七滝。上流の釜滝、エビ滝から河津踊子滝見橋を渡って下りてくると蛇滝に出る。
落差3mほどの小さな滝だ。滝のあたりの玄武岩の様子から蛇滝と呼ばれたらしい。
蛇滝からすぐ近いところに初景滝がある。こちらは落差が10mほどで見ごたえがある。
そばには「踊子と私」というブロンズ像がある。
川端康成の短編小説で映画にもなっている「伊豆の踊子」に因んだものだ。
そのすぐ下流に注連縄を張った岩があり、頂上の窪んだ所に小石がたくさん載っていた。
大岩上受、大岩成就、大願成就。
3個の小石を持って岩に手を合わせ願い事を心に込めて小石を一つずつ岩の上に投げる。
3個の内一つでも岩の上に乗れば願いが叶うそうだ。
願いが叶ったら年内にお礼参りするのが礼儀。
少し歩くとカニ滝がある。落差2mと小さいが、滝と岩の姿が美しい。
五つの滝をたどって来た遊歩道からちょっと分かれ道に入って下っていく。
上から覗くと小さな滝になっているようだ。出会滝だ。
下へ降りてみると出会い滝の左手から別の流れが合流している。出会滝の所以だ。
足元は柱状節理だ。
ここまで六つの滝を見てきた。七滝の締めは大滝(落差 30m)になる。
大滝を眺めるには少し深い谷に下っていく必要があるらしい。
バスの時刻もあり今回は断念した。
ところで、蛇滝の近くの斜面に、こんな実があった。
何だろう。帰って調べようと思っていたが、今も分からない。