境川遊水地公園の東側に天王森泉公園というのがある。
旧清水製糸場本館が移築され個人の住宅になっていたのを公園整備に際し、
明治時代の姿に復元したそうで横浜市認定歴史的建造物になっている。
例年この時期には「吊し雛展」で大変賑わうのだが、今年はコロナ禍による中止でひっそりしていた。
庭を少し見て歩く。
春の花には少し早かったがフクジュソウを見ることが出来た。
カンアヤメも毎年の冬、この公園で見られる花だ。
低い木に紅い実があるのを見るとカラタチバナと標識が出ていた。
カラタチバナは百両とも呼ばれ十両と呼ばれるヤブコウジの仲間だ。
7月頃ここへ来ればカラタチバナの花を見ることが出来るのを覚えておこう。
1度だけ行ったことがあります。建物も興味深いですね。
長後でもかっては養蚕が盛んで、昔は製糸工場で働く女工さんたちが
休日を楽しむ町でもあったと教えてもらったのもここでのことでした。
いまでも桑の木が散見されるのはそんな関係かなと思ったものです。
整備されたお庭もしっとりとして植えられている植物たちも魅力的だったと
記憶していますが、細かなことは忘れています。
我が家の近くも養蚕や製糸工場があったりしますが、
泉区や長後の方も同様に盛んだったのですね。
もうどこも養蚕の面影はありませんが、桑の木を見ることは多く名残ですよね。
天王森泉公園は2階にも上がることが出来て、当時の建物内も見られるのも楽しいところです。