神奈川県マスターズ陸上が行われた小田原市城山陸上競技場は1955年(昭和30年)に開場した。
2年前にリニューアルされたということで立派な競技場だ。
向こう側に見えるのがメインスタンド(ダッグアウト)だ。
ラグビーワールドカップではオーストラリア代表の直前キャンプ地だそうだ。
ここは100m走のスタート地点。 右手前にはサブトラックがある。
スタート
400m走
競歩
やり投
走幅跳
三段跳
棒高跳
走高跳
競技場付近から小田原市街地を見る。向こうの山は二宮方向か。
城山の名前の通り、山の上にある競技場(標高・約60m)だ。
城とは小田原城のことで、新幹線のトンネルの上を越えて小田原高校を過ぎると競技場に着く。
競技場の入り口に「御前曲輪」の石標があった。
曲輪は郭であり、このあたりが今も昔も広い窪地で以前は土塁や空堀を持つ城郭であったようだ。
入り口付近から跳躍場、投擲ケージの向こう一番奥に管理棟が見える。
その管理棟の前に敷石の並ぶ一角がある。
この敷石は陸上競技場を造成中の1952年に深さ1m弱の地下から発見された。
ここは御前曲輪の奥の少し高いところに位置しているので城郭内の祭祀の場所と推定されている。
お写真を拝見しながら、周囲をぐるりと濃い緑に囲まれた競技場なのだなぁと
思っていましたら、小田原城と縁深い地に作られているのですね。
遺構が出てきたりと、興味深いです。
昔は鎧刀や弓矢鉄砲で身を固めた兵どもが走り回ったかもしれない場所で、
現代の強者たちがほぼ身一つで走って競っているのですね。
風も強かったし、よく降りましたね。
泉の森は水浸しになったみたいですよ。
競技場のあたりも昔は小田原城の一角だったのでしょうね。
北条早雲の時と豊臣秀吉の時と少なくも2度は城郭に兵が集まっていたことでしょう。
今の競技場に集まったものたちはのんびりしたものです。