先日、秦野・水無川の桜並木を見る前に蓑毛に立ち寄った。
ハナネコノメ(ユキノシタ科)
バス停から少し歩くだけでハナネコノメの群生を見ることができるからだ。
この時期はネコノメソウの仲間各種があちこちで咲いているが、
水辺や湿ったところに咲くハナネコノメは白い花に紅い葯が人の目を惹く。
二裂した柱頭の奥が黄色くなっているのは蜜のありかを示しているのだろう。
最初の写真のようにハナネコノメが岩の上に咲いているのは、
岩肌に苔類がびっしり着いているのに助けられている。
特に目立つのはジャゴケだ。ゼニゴケの仲間だが普通のゼニゴケよりずっと大きい。
扁平な葉状体の表面に鱗模様がいっぱいなのを蛇に見立てた名前のようだ。
私も見せていただけて嬉しいです。ネコノメの仲間の多くがグリーン系の
花色が多い中、ハナネコノメはよく目立ちますし何度見ても可愛いと思います。
ジャゴケにも助けられての群生なのですね。
ゼニゴケよりずっと大きいというジャゴケは、まともに見たことがないかも…
いかにも蛇皮で覆われたような模様は、いちど見たら焼きつきそうです。
ハナネコノメは他のネコノメソウと同じ仲間とは思えない可愛さですね。
裏高雄や不動尻でも見られるのですが、ここ蓑毛が一番近くてありがたい場所です。
ここではジャゴケも必ず見られます。
ほかでも常に水分の多いような場所で見るチャンスがあります。