先日、久しぶりに七沢に行ってみた。
日向川沿いの畑まわりでタチツボスミレが咲いていたりキチョウなどが飛んでいたた。
神奈川県自然環境保全センターの谷戸で花や生き物を観察しようと思ったら、
あちこちの入り口が閉ざされていた。月曜日で休館日だったのだ。がっくり。
大山を近くに見て、日向薬師の方面に歩こうと決めた。
日向薬師のバス停で弁当を食べてから、さらに奥まで行ってみることにした。
日陰道を左に見て進むと浄発願寺が見えた。
慶長年間の開山で江戸時代には科人の駆け込み寺だったそうだ。
さらに進むと石雲寺があった。こちらは奈良時代初期の創建だという。
大山寺の開基より数十年早い。 山号は同じ雨降山だ。
坂道を上がっていくと日向クアハウス山小屋というカフェレストランがあった。
付近でキャンプやマス釣りやバーベキューが出来るらしい。
少し進むと浄発願寺奥の院、閻魔堂跡があった。
今回は行かなかったが、右手を上がっていくと本堂跡に至る。
浄発願寺は開山以来この地にあったが、昭和初期の山津波で壊滅したため1km下に再建された。
さらに奥には、ふれあいの森日向キャンプ場もある。
さすがに今の時期に来ている人はいなかった。
キャンプ場の近くから大山への登山道がある。
山道を避けて日向林道を歩くことにした。
ここは林道脇に清水が流れ落ちているところだ。
暑い時期には格好の水場になるのだろう。
林道脇に桜は見られなかったが、黄色い木の花が目立った。(いずれ記載)
ところどころ木々の隙間から地上の様子が見える。
林道はくねくねしているので方角は分りにくい。
ビル群を見て横浜方面、新宿方面などと見当をつける。
海に見える江ノ島は分りやすい。
日向林道の途中から仁ヶ久保林道に入り大山街道の子易に下りた。
早春の草木の様子を楽しみながら結局3万歩あまりを歩いてしまった。
思いがけないトレッキングで、辺りの早春の様子をお楽しみになれて
それもまた良しでいらっしゃいましたね。
日向薬師に石雲寺、大山寺と古いお寺がいくつもあるのですね。
浄発願寺は徳川家康の信仰も篤かったとか。
大山近辺から江の島へ詣でる旅をした人々も、おーちゃんが
ご覧になったように、山道の途中から江の島を望んだかもしれませんね。
保全センターの扉が閉じられているのを見た時は、県の施設なのでコロナウイルス休館かと思いました。
帰って調べたら月曜定休と分りました。ドジな話です。
日向林道から仁ヶ久保林道は前に逆コースで歩いたことがあります。
季節も歩く方向も違うと、また新鮮でした。
大山はやはり丹沢で一番大きい山なので、寺社など信仰の拠点が多いのかもしれません。
おっしゃる通り、大山詣でと江の島はセットだったそうですから、
木々の間から江の島が展望できると人々を元気づけたでしょうね。