横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

特効薬

2020-04-25 06:27:55 | 日記



上瀬谷とか瀬谷市民の森あたり、家の近所でけっこうクサイチゴが咲いている。







クサイチゴは赤い苺が出来る木苺の仲間だけれど、
モミジイチゴなどと違って比較的低い所で広がっているので草苺と呼ばれたのだろう。







クサイチゴよりもっと数多く咲いているのはクサノオウ。
こちらは文字通り草の仲間だが、草の王とは?。







クサノオウはケシ科の花だ。
ケシ科の植物はアルカロイドを含むので有毒とされているが、毒は使い方で薬にもなる。
クサノオウも薬草として使用され、特に皮膚疾患に万能の特効薬として重宝されたそうだ。
そこから名前が瘡の王(くさのおう)とか草の王とか名付けられたのかもしれない。







細長い実がたくさん出来ていた。熟すと種子を弾き飛ばすらしい。



きのう用事があって娘と小さな孫たちが来たが、家には上がらなかった。
「自分たちは公園で遊んだりママ友と話したりするからコロナウイルス感染者と考えたほうがよい」
との考え方からだそうで、なるほどなと思った。
発症しない感染者が思った以上に沢山いることは十分に考えられる。





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名前の由来

2020-04-24 06:14:06 | 日記



追分市民の森の小川沿いにカワトンボがいた。
先日は瀬谷市民の森にもいた。このあたりでは4月頃から飛び始めるようだ。







少し上流に進むと翅の色が違うカワトンボもいた。

ここにはハグロトンボもいるはずだが、こちらはまだ少し早いのかもしれない。







この小川は横浜みなとみらい辺りで海に入る帷子川の源流の一つだ。

川岸の斜面にはいろんな草が生え、ときに花を咲かせる。今も青い小さな花がポツポツと。







ホタルカズラ(ムラサキ科)だ。
枝が横に這い、その先端から新しい根を出して新しい株となって広がる。
蔦葛を延ばして草むらにポツポツと花を咲かせる・・・蛍葛の名前の所以だろう。







1.5cmぐらいの合弁花の5個の裂片にそれぞれ白い稜がある。
雄しべと雌しべは花冠の中にあって見えない。受粉はどのように行われるのだろうか。


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林の中に花

2020-04-23 06:18:46 | 日記



久しぶりに追分市民の森を歩いていると、
谷戸へ下りる曲がり道の手前の林の中に花が咲いているのが見えた。







エビネ(ラン科)だ。二株あった。
数年前まで瀬谷市民の森でもエビネが見られたが、消えてしまった。
最近はすっかり諦めていたが隣の追分市民の森には残っていたのだ。







後の褐色の5枚が萼弁で前に花弁があるように見えるが、ランの場合は少し複雑だ。
大の字の「人」にあたる3枚が上萼片(背萼片)と側萼片であって、「一」にあたる部分は側花弁だ。
その前の3裂した薄紫色の部分は唇弁で、その裂片の真ん中には3枚の小さな壁のような隆起がある。
寝弁の奥は白い距になっていて中に蕊柱(ずいちゅう)がある。







一株に20個ぐらいの花がついて見事だ。来年も消えないで咲いてもらいたい。


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ごくごく小さい花

2020-04-22 06:06:34 | 日記



瀬谷市民の森の林の縁を歩いていると、道の上に細かい花が群生しているのに気づいた。







ちょっと立ち上がった茎の頂部にピンク色の小さな花が花序をなしている。







どうやらトウバナ(シソ科)らしい。
この道は10年以上にわたって何度も歩いているのに、この花に気づいたのは初めてだ。
またイヌトウバナはあちこちで何度も見ているが、トウバナは他の場所を含めても初めてだ。







トウバナの茎は横に這って広がり先端の方が20cmほど立ち上がる。
茎の先端と葉腋に何段かの輪生花序をつけて塔花の名前の由来を思わせる。
一つの花は5mm程度のようだが花冠は萼の先にわずかに見えるだけだ。
今まで気づかなかったのは、そのせいかと言い訳する。







イヌトウバナは花の色が白いし8月以降の秋に咲く。
トウバナより高く立ち上がり花も大きいので、咲いていると見逃すことは少ない。



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ごく小さな花

2020-04-21 05:57:55 | 日記



昨日は雨で気温も下がり、コロナウイルスのこともあり家に閉じこもる。

少し前に行った瀬谷市民の森の入口近く。
クレソンが見える小さな流れの岸辺にガガンボが飛んできて草の葉にふんわり止まった。
キリウジガガンボであろうか。







この岸辺にはタネツケバナ、ケキツネノボタン、カキドオシなどが次々と咲いている。
まもなく咲きそうなヒメオドリコソウの周りに小さな青い花がたくさん見られた。







タチイヌノフグリだ。
オオイヌノフグリと同様に帰化植物で明治時代ぐらいに日本に入ってきたという。
イヌノフグリというのもあって、それは史前帰化植物らしいが、私はまだ見たことがない。






オオイヌノフグリの茎が横に広がるのに対して、タチイヌノフグリは名前通り茎が立っている。







花冠の色はオオイヌノフグリより少し青が濃く、直径は半分ぐらいだ。
それに花柄が大変短いので萼や苞葉に埋れるように咲いている。



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