・以前に原作「渇きと偽り」ジェイン・ハーバーを読んだので
どうしても見たいと「飛んで映画館」でした。
(メルボルンの連邦警察官として働くアーロン・フォークは、
家族を惨殺した後、自殺したとされる親友の葬儀に参列
するために、20年ぶりに帰郷した。
その事件を追うと同時に、子供の頃、自分自身に降り
かかった同級生の少女変死事件をめぐる記憶と対面する
事でもあった。過去と現在の事件に振り回されながら、
親友の事件は単なる自殺ではないことを突き詰める。
さらに過去、自分が殺人犯と疑われた少女の変死の真相を
知ることとなるーーーー。
・入念に仕組まれた伏線と意外な真相。過去と現在が交錯する
構成に、いつの間にか「オーストラリアの1年近く雨が
降らない田舎町の真ん中に茫然と立ちすくんでいました」
(そんな過酷な自然現象の中で生活する人々はなぜ「うそ」を
つくのか? 疑心暗鬼の心理描写も主役でした)
満足度 90%。
※ 観光大国のイメージとは「真逆」の、オーストラリアでした。