・作者 クリス・ウィタカー
アメリカ、カリフォルニヤ州。海沿いの町
ケープ・ヘイブン。30年前に一人の少女が
命を落とした事件は、今なを町に暗い影を落としている。
自称無法者の少女ダッチェスは、事件から立ち直れずに
いる母親と、まだ幼い弟と共に理不尽に抗いながら懸命に
日々を送っていた。町の警察署長ウォークはかつての事件で
親友の男が逮捕に至った証言をいまだに悔いており、
過去に囚われたまま生きていた。
彼らの町に刑期を終えた男が帰ってくる。
彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスと
ウォークを巻き込んでいく。
人生の闇の中に差す一条の光を描いた
英国推理作家協会賞最優秀長編賞受賞作。
・ダッチェスと幼い弟が母親を亡くし、叔父の自宅、
里親探し、養護施設を転々とするさまに現代の社会の
かげ部分が描かれ、ハラハラ・ドキドキ。
(姉の弟に対する無私の行い、病弱ウォークの
親友の無実を信じる信念・・・たまりません!)
※ 布団の中でカリフォルニヤ州を遊覧!
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