図書館で借りていたこの本を本日読みました。
なぜ、この本を選んだかというと、タイトルの言葉が、私が最近思っていることとぴったりだったからです。
著者の古市さんはあまりよく知りませんが、若くして海外留学とかされて、実業界で成功されている方のようです。
さて、この本は2007年6月に出版されたもので、当時48万部も売れたベストセラーだったようです。
もう14年も前のものですが、内容は全く古く感じませんでした。というより、もっと早くに読んでおけばよかったなあと思える実用性の高い本です。
サブタイトルにあるように、この本では55の具体的な勉強法が紹介されています。
その中で中心的な考え方は「勉強の習慣化」ということだと思います。
いくら一流大学を卒業したとしても、その後勉強を怠っている人より、まじめにコツコツと勉強する人の方がうーんと偉くなれるということを言っています。
それには、まず「1日30分」以上勉強しなさいということです。
それには、好きなテレビの時間を削ったり、食事を短く切り上げたりして捻出しなさいということです。
しかし、勉強、勉強と強制しているのではありません。
「何か大きな目標(夢)」があるのなら、それに向かって、長期計画や短期集中で突破しなさいと言っていると思いました。
そして、30分は最低を言っているのであって、英語をマスターするというような大きな目標なら1日3時間は必要とのことです。
1日30分(0.5時間)×360日=180時間
1日1時間×360日=360時間
1日3時間×360日=1080時間
また、エピングハウスの忘却曲線のことも紹介されていて、
今記憶したことは、20分後に42%、1時間後に56%、9時間後に64%、6日後に76%失われるとのことです。
(1時間後と6日後があまり変わらないことにびっくりです!)
これを応用して、記憶すべき大事なことは1週間後、3週間後、7週間後にもう一度復習すると記憶に定着しやすいそうです。
その他、たくさんの有益なことが書かれていましたので、まだ、読まれていない方には、お薦めします。