Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

とっても古いけれど、きれいな蜜蝋細工。

2018-09-24 | お気に入り ちょっと古いもの
縁があって、私が譲ってもらったもの。



パッと見たところ、木彫りかな?って思うのですが、
実は蝋細工です。
木の型に流し込んで作る蜜蝋細工。
とっても細かく色も塗られていて、かわいい!

キリスト教では、蜂蜜は聖なるものと扱われていたこともあり、
カトリック色が濃い州などでは、今でもロウソク専門店があるドイツ。

色々調べてみると・・・

中世には、巡礼記念やお守りとして蜜蝋細工が売られていたんだとか。
だから、教会の近くにあるんだな・・・と妙に納得。
因みに最近見たのは、マインツの大聖堂の近くでした。
クリスマスに食べる、レープクーヘンもこの頃に作られだしたもので、
レープクーヘンを作る職人が蜜蝋細工の職人だったりしたんだそうです。
(これはいい勉強になりました!)

今回、私が譲ってもらった蜜蝋細工は、
上に住んでいるお兄ちゃんのなくなった、おばあさんの遺品整理で出てきたものです。

昔、クリスマスやイースターのマルクトにお店を出していた、おばあさん。
とってもたくさんの段ボールにこういうものがたくさん入っているんだとか。
他にも、色々なモチーフがあるそうなので、
今度ゆっくり見せてもらうことにしました。


裏には私の住む町のお城のシールがついている。
そう、40年以上前?には、この町にもロウソク屋さんがあったそうです。

タイムマシンがあったら行ってみたいな・・・っていつも思うんです。
パン屋さん、お肉屋さん、ロウソク屋さん、籠屋さん
職人さんの働く、個人商店がたくさんあったらしいこの町。
今より活気があったんだということを、
ここに長く暮らしている人の話ではよく聞きます。

ロウソク屋さんが、いつ頃まであったのか、
そのあとどうなったのか気になるので、相方君が所属している、
歴史同好会の副会長さんに近いうちに聞いてもらうつもりです。
早く、この町の歴史を展示する博物館が出来てほしいな。