多分、はじめてザイフェンに行ったときに店頭に並んでいて、
可愛いって思って手に取ったこの煙だし人形。
目がとぼけているのにちゃんとマントを着ている、
デザインが何とも素敵で。
煙り出し人形は、基本デザインがお仕事シリーズなのでどの子も可愛い。
この作品は、Kutten Räuchermann と呼ばれています。
Kuttenなんてドイツ語はじめて聞いて、相方君にどういう意味か聞くと
上着の上に羽織る、ケープみたいなマントのことのようです。
上着が汚れないように、昔の人は外で仕事をするときとかに羽織っていたとか。
煙り出し人形のモチーフは、
お仕事をしている人が多いのでこうやってマントを着ているのがしっくりくるな。
1920年ごろにOtto Ulbricht氏によってデザインされたこのタイプの煙り出し人形は、
それまで、手足をBrotteigで作っていた、当時の煙り出し人形のタイプとは全く違う雰囲気の物だったようです。
私のお気に入りのおとぼけさん達は、1991年からFleischer工房で作られているものです。
多分、工房の前をいつも車で通っていたようで・・・(笑)
今度行ったときには絶対訪ねてみようと思います。
この煙り出し人形について詳しく書いてある本を見つけたので、少し前から読んでいるんですが
内容が濃くてなかなか面白い。
仕事の休みの日に少しずつ読み進めるつもりです。