昨夜当社本社にて、エコプロジェクト活動で会議の前に剪定チップの作成をしました。
メンバーの三石君が用意してくれた梨の1年前の物と今年の物、その他
今年剪定した柿とリンゴ、先日松川町のさくらんぼハウスに暖缶くんを
設置した折りにもらって来たリンゴの剪定材を燃料チップ化して見ました。
軽トラックに満載の全体量を、約1時間で粉砕する予定で取り組みましたが
大型機での粉砕が設備を外す事が出来なかった為小型機にて実施。
結果的に2時間掛けての作業に成りましたが色々見えて来ました。
軽トラック満載の剪定材をチップ化して見ると0.5m3のチップに成ることを確認。
どれだけの面積の畑で、どれだけの量の剪定材が出るのか等のデーターが
今後は欲しいとの意見が出て来ました。
リンゴの剪定材をチップにして見ると、今年の物は湿度が高く、拙作熱で
機械から湯気が立ち上がる状態にびっくり、更に材が粉砕されず、繊維質の
チップが出来る事が分かりました。
これは柿も梨も似たり寄ったりの状況で、1センチのスクリーンフィルターを通して居るにも
関わらず、中には5センチ位の皮が向けた小径化された材が混在して居ました。
昨年の梨材を粉砕したチップは、乾燥が出来て居る為材が破砕され安く
割りと均一化したチップが出来る事も分かりました。
剪定材を農家の方が畑中を回って集め、1年乾燥させてから粉砕して
チップ化すると言うのは非現実的で、やはり畑でチップ化した物を集め、それから乾燥させて燃料化
を模索して行った方が良いだろうとの意見が多かった様です。
粉砕時に出る湯気は生木の臭いがして、特にリンゴは強い臭いだとか、
材種によって臭いが違う事も知りました。
暖かく成って、大石農園さんでもストーブが要らなく成ったら試作機を
引き上げ、霜対策への状況確認をさせて頂き参考にさせてもらいたいと思います。
また、試作機は、今回の剪定チップが燃料としてどんな問題が出るのか等
改造したりしながら、基本構造の決定に向けた試験をしたいと思います。
今回は剪定材を集めてチップ化したわけですが、枝に付いて居るビニール紐やらの異物も気に成りました。
破砕機では問題に成らないかと思いますが、ストーブの投入時に引っ掛かったり
詰まったりする原因と成ることが想定され、除去する事が必要と成って来るからです。
実際に剪定チップを作って見て、新たな発見が幾つも出来たりと課題と
共に成果は十分に有ったかと思います。
その後、約1時間の会議を行い、熱を帯びた討議を行えました。
今年の冬迄に、何とかビジネスモデル化出来るスタイル迄持って行こうと
更に気合いが入ったエコプロジェクト活動と成りました。