空想のねじ

好奇心のおもむくままに、チャレンジしたこと、行動したこと、感じたこと、思ったことを綴っていこうと思います。

武蔵御嶽神社と奥の院〜その2〜

2023-05-27 07:07:00 | 神社・仏閣巡り
やっとのことで(笑)、拝殿に到着。
勇ましい狛犬さん。


HPを見ると、眷属さんはだいぶ前に絶滅してしまったニホンオオカミだそうです。
✳︎ご祭神 
 櫛麻智命
 大己貴命
 少彦名命
 日本武尊
 廣國押武金日命

櫛真智命(くしまちのみこと)は、占いを司り、知恵の神様とされていますが、転じて幸運を引き当てる当選・厄除けの神様といわれます。以前、渋谷の御嶽神社のことを書いたときも、宝くじに当選するご利益があると書いてあったことを思い出しました。

◎太占斎場
こちらの神社では、毎年1月3日の早朝に、その年の農作物(25種)の出来不出来を占う「太占祭」が行われています。国内では、群馬の貫前神社と武蔵御嶽神社だけに伝承される、とても珍しい神事で、一般には公開されていない秘事だといいます。

牝鹿の肩甲骨を斎火で焙り、できた割れ目の位置で農作物の出来不出来を占うというもの。占った骨を宮司さんが持ち帰り、豊作を十段階として、それぞれの作物に対する測定をしているそうです。占いに使った骨は、お守りとして授かることができます。

◎大口真神社

この日は、「大口真神式年祭」(4月15日〜5月21日)の最終日。令和5年は12年に1度の卯年だけ行われている大口真神様(おいぬさま)の式年にあたります。

「大口真神社に坐すご神像を本殿へお遷しし、日に四度斎行の『毎日祭』ご参列にて、ご参拝をいただけます。」とHPに書いてありました。


拝殿の横から裏に回る時、幕を見て一瞬、お葬式みたいだなと思ってギョッとしましたが、調べてみると鯨幕といって慶事にも使われているものでした。

鯨幕とはなんですか?鯨幕の意味

鯨幕の意味や解説。風習や習慣、実際をふまえた情報をお伝え。エンディング用語辞典

大人のためのbetterlife マガジン『enpark』

 


ちょうど大口真神社の掃除をされているところでした。この後、ご神像が戻るのですね。
貴重なものを見ることができました。




◎皇御孫命社
すめみまのみことしゃ。
こちらの眷属さんはイノシシ。
狛猪さんは、予備知識がなかったので、豚みたいな狛犬?と思ってしまいました。

お尻が気になって、こんな撮り方の写真しか残ってませんでした💦
◎奥の院(男具那社)の遙拝所

遙拝所から、これから向かわせていただくことと、道中の安全をお願いしました。たくさんある境内社へのご挨拶の後、いよいよ奥の院へ。

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奥の院は片道1時間が目安。
本殿の階段を降りて、少し戻った場所から横道を入ります。この道は、他のコースにいくつも分かれていくのですが、ひたすら右を選んでくださいと、巫女さんにいわれた通り進みました。

◎天狗の腰掛け杉
とても神秘的。行きと帰りの写真。

前日の雨の影響で霧が立ち込め、落ち葉が濡れていて、足場はあまりよくありませんでした。
なかなかな斜面で、膝をかばいつつ登ります。

途中、こんなに道幅が狭いところも。鎖がないと怖くて通れません。左側は斜面です。
ひーひーいいながら登っていて、自分のことだけでいっぱいいっぱいなのに、柴犬、パグなどの犬連れの人たちも何人かいました。

さすがお犬さま(笑)。元気です。
犬の目線からすれば、私たちなんかよりも、もっと怖いのではないかと思いました。

 奥の院(男具那社)
 ご祭神 日本武尊

やっと到着しました。😭
山道の近くにお社があるのですが、さらにその上に奥の院はあります。気がつかずに、そこが奥の院だと思う人もいるだろうなと思いました。
片道1時間30分かかりました。

帰り道、上下に揺れを感じて、地震?とビビりましたが、どうやら「山鳴り」だったようです。山鳴り、初めて経験しました。

霊山という表現がぴったりの、ぴりりと厳しめの参拝になりました。でも、行けてよかった☺️。