11月30日(日)晴時々曇
今日は何年ぶりかで家内と第九のコンサートに行き、夜は居酒屋で食事をしてきました。ベートーベンの第九は去年初めて一人で聴いたのですが、合唱の迫力は感動物でした。指揮者の違いを今回すごく感じたのですが、僕が2回目で慣れたのかよくわかりません。去年はコバケンの指揮ですごく迫力のある演奏だったような記憶が強かったのですが、今回の堀俊輔の指揮ではソフトな感じの演奏だったように思いました。と言っても最後の合唱の部分は力強い迫力でした。400人もの合唱なのでオーケストラの迫力と負けず劣らずの声で最高でした。人間の声も楽器になると言う感じです。今回の機会を作っていただいた同期のWa氏もテノールとして出ていましたが中々かっこよかったですよ。運動はまったくダメそうな彼ですが音楽では去年もバックで合唱をしていたし、大したものです。この市民の第九の合唱は名古屋市民から公募して、6月から毎週25回も練習してきたのだそうです。指揮に合わせてオーケストラの演奏と同じように乱れることなく大きな歌声が出て来ると2倍の以上の迫力となって我々聴衆には響いてくるようです。
最初の第一楽章、第二楽章ではうっとりと寝てしまった部分もあって家内から2回ほど肩を揺すられて起こされましたが合唱の部分ではまったく眠気もさめてしまいました。僕のような音楽的センスのない人間でもベートーベンの第九は聴く事ができるすばらしい交響曲だと思います。
家内は氷川きよしさんのファンなので毎月あっちこっちのコンサートに行っているのでオペラグラスとか準備万端ですが、クラッシクのコンサートは初めてで周りが静かに聴いているのですごく疲れたと言ってましたが僕がいびきをかいたそうでさかんにみっともないと怒ってばかりでだったかもしれません。ともあれ年に1回ぐらいは文化の香りに触れるのはいいことです。
まったく生産性のないものですが人間と言う動物が他の動物とまったく違った存在の証明のようなものです。人間として生きていくと言うことは本来の営みと無駄な行動のバランスが必要じゃないでしょうか。まぁヨットもゴルフも同じだけど、そうすると僕はちょっと無駄ばかりかな。
でも長い人生でみれば仕事ばかりの時もあったのだから、時間軸上ではバランスがとれていると思います。
今日はいいコンサートでした。それではまた。