1月29日(水)晴
今日は久しぶりに図書館に行き、昼過ぎまで学習室で庭園技能の本を読んでました。個別の樹木の話になると知っている木は良いのですが、名前も知らない木になると図書館の図鑑を見ながら読まないとイメージがわきません。これからは実物も見に行く必要がありそうです。
シャッター街の焼きそば屋さんで遅い昼食を摂り、そのあとはゴルフ練習場に。いつも練習では良いショットができるのにどうして本番では大叩きをするホールがあるのか自分でも良くわかりません。必ず2ホールぐらいダブルスコアになってしまいます。まぁゴルフに限らず自分のやることは何事も大きな波があるので、ある程度は性格でしかたないところもありますが今年こそなんとかしたいと思います。
ところで今日も船の話をしてみましょう。史上最大の海難事故は「タイタニック号」の事件であることは誰もがご存知のこと思います。映画を見て涙を流した人も多いと思います。僕は昔見て以来、見ないことにしていますのでデカプリオの時は見ていません。あまりにも悲惨過ぎて見ていられません。
どうして氷山に衝突してしまったのかと言うと、実はどうすることもできない船のルールの違いがあったからと言われています。前方に氷山を発見した当直の航海士は「hard a starboard(右舷へいっぱい)」と号令したのに船首が左に向き氷山を避けることができなかったと言われています。ではどうしてこんなことが起こってしまったかと言うと、タイタニック号が進水した1912年当時の操舵号令はフランスでは船首をどちらに向けるかを支持する直接式を採用し、イギリスやアメリカ、日本は船首を回頭させるための舵柄をどちらに向けるかを支持する間接式の号令を採用していました。そのため「starboard」の号令で左転舵してしまった訳です。この事故により国際開運会議で直接法に統一されました。
どちらも正しい行動をとったのに、解釈がまったく逆なために起こってしまった悲劇でした。
自分の船はラットと言う操舵輪を付けているので右に切れば右に行きますが、ティラー(舵柄)を付けた船では船首を右に向けるときはティラーを左に切ります。初めてディンギーに乗った頃、右左もわからんのかと先輩に怒られたものでした。慣れてしまえばなんでもないことですがルールが統一されてないと大変なことになってしまいます。
ちなみに自動車は国によって右側通行と左側通行が混在していますが、海の上は国際的に右側通行です。陸地のルールは国によってまちまちでもなんとかなりますが、海の上では万国統一でないと大変なことになってしまいます。
さて明日は勤務後、大学OBの新年会なのでお休みです。金曜からは田舎に帰り、母を病院に連れて行かねばなりません。また忙しくなります。ではまた。