11月4日(土) 晴
昨日11月3日は電車で浜松に行ってきました。普通電車でも1時間半で浜松に着きます。本を読みながらだとあっという間に着いてしまいます。夢中になって読んでいたら座席には誰もいなくなって、回送電車となって車庫に入るアナウンスを聞いてあわててホームに降りました。
毎年この日には浜松アクトシティにおいて光科学技術振興財団(母校のOBが中心となって運営している財団)のミニコンサートと科学技術の講演が行われているのです。それに合わせて元の会社OBとなった同窓生が集まってこの会に参加して、その後浜松餃子で1杯やるのが恒例となっている訳です。
今年のコンサートはオペラでした。自分はオペラなど興味もなかったし、聞いたこともなかったのですがオペラ歌手の声量といい音質といいすばらしいですね。ソプラノの飯田みち代さん、テノールの小貫岩夫氏、ピアノの青木園恵さんの3人による1時間ほどのミニコンサートですがまぁ自分にはこのぐらいが丁度いい感じです。それにしてもどこからあんな声がでてくるのかちょっと不思議で異星人を見ているような感じになりました。
その後の講演は人工知能(AI)についての話でした。最近将棋などで人間対AIの勝負が話題になって誰もがちょっと気になっていることと思います。20世紀後半の工業化社会はコンピュータを使い、業務を標準化してルールに基づいて処理を効率化してきた訳ですが21世紀のAI技術は様々なデータを学習して自動的に適応した処理を行い効率化を実現する社会になって行くようです。もう既に様々な実験が行われているようでその具体的事例の紹介には興味深いものが多々ありました。ロボットがAIの技術を使いまったく何も知らない状態から5分で鉄棒の大車輪が出来る事例の映像を見てちょっとびっくりでした。既にコンピュータにより高速の試行錯誤を繰り返す中で最適な関節の動きを見つけて行くことができるようになっていることは脅威です。いずれ未来社会はAIを持ったロボットが生産を担う時代が来るのかもしれません。そればかりか人間の様々な行動のデータを大量に学習して一番ハッピーな状態を導き出してくれるようになるかもしれません。
まぁ人間と言う動物は新しい技術を次々と生み出していったいどこに行くのかわかりませんが、滅びるまで飽くなき進化をしていくのでしょう。遺伝子工学の進歩とAI技術の進歩が進んでくるといずれ人間はサイボーグ化していくのかもしれませんね。
まぁそんな先のことは考えずに浜松の夜はビールと餃子を堪能してきました。やっぱり浜松の餃子は美味しい!
さて明日は天気も良さそうだし、多分今年最後のクルージングをしてきます。