彼処だけは行っておきたい、という銭湯が自分なりにありまして、ぽつりぽつり周っているのですが、ここもそのひとつ。
玉川の湯、というちゃんとしたお名前が別にあるのですが中の人を含め此処のシンボルである金魚の名で呼ばれることが多いようですね。
浅草で亮ちゃんと落ち合い、リバティで一路栃木へ。色々仕事のこと、子供の頃のことなどで語り合いながらの気軽な1時間あまりの旅。
灼熱無人の街並みをぷらっぷら。
おっ、煙突が!
じゃーん!
いやー、盛り上がるね。わたくしがワサワサ撮影しているうちに亮ちゃんは中へ。慌てて後を追います。
立派な番台がありますが、女将さんは外に立ち湯銭を受け取り。脱衣所はかなり広く、天井で例のファンがゆっくり回り涼しげ。
中に昔の広告も其処彼処に見られて、気分を盛り上げてくれました。この手の銭湯には珍しく100円戻ってくるタイプのロッカーに荷物を預けて浴室へ。
中は意外と広くは無いのですが、湯船は3つ。一番右の薬湯は38度くらいでしょうか。今日の様な暑い日が続きますには極楽。あとのふたつは同じ湯で、左は下から泡がブクブクですね。みどりの湯ですから、なにか入ってそう。42度はある感じでちょい辛い。
タイル絵は海辺の景色の俯瞰でして、だんだん見下ろすと海の中へ。壁を50センチ✖️1メートルくらいくり抜いてあり、そこに水槽が嵌め込まれております。
観るとそこに金魚が10尾くらいか泳いでいて、ちょっと涼しげ。あー、来てよかった。
入り口と脱衣所に天狗のお面が飾ってありました。
感じのよい女将さんに由来を伺えばよかったな。
中の湯。ちゃんと書いてありました。
熱く火照っていますから、なにか涼しいものをと思い、こちらで冷麦をいただきました。
気のおけない友人との旅は、日頃の辛いこと、苦しいことを次々と溶かしてくれますね。つぎの旅を約束しつつ、ビールがすすむのでした。