遠鉄モワ201。浜松のアールクラフトのキット。
志津にあったハードオフで入手したのは2008年頃。小躍りするほど嬉しかったのだけど、キットの車幅がスケールよりかなり大きいことに悩んでしまい今まで手付かずでした。
いま生きてるうちにひとつでも在庫の山を崩して置きたくて、箱を開けてみたのでした。
結局側面だけ用い、屋根と前面は鉄コレ上田257を切り詰め利用したのは既に書いた通りです。
塗装で大しくじりをしまして。
中性洗剤→クレンザー→酸洗いをして、流水で10分流し乾燥、いさみやのカラープライマー黒を吹きました。
木目の筋に埃が噛んでいるのに気づき、シンナープールに漬けてやり直しましたら、表面を溶かしてしまいました。
ガイアのプロユースシンナーが手元にあったのでこれを使ったのですが、これ強いです‼︎
あっという間に表面が柔らかくなり、指紋が移ってしまいました。
ヤバい‼︎と直ぐに引き上げよく乾燥させたあとに表面を磨いてやり直したのですが、直し切れない見苦しい部分が残っております。
塗装を落とす時の薄め液は普通のモノの方が良いようですよ。
車体はクレオス#137タイヤブラック。全検から日が経ち色褪せた雰囲気を出したかったのです。
屋根はいつものクレオス#513ドゥンケルグラウ。裾まわりを中心にタミヤLP-74フラットアースを軽く吹いて泥汚れを表現しました。
塗装が済んだらヘッドライトにカラープライマー黒を吹いたものを瞬間接着剤で固定。
挽物のレンズをコンパウンドで磨いてタミヤクラフトボンドを水で薄めたもので接着しました。
ナンバーはアルモデルのものを使いましたが、公式側は0.8ミリくらい貼り付け位置が上がってしまいました。直す気力が無くそのままです。
しかもクリア吹きの際か数字がヨレてしまいました…
社紋はキッチンの上田用をちょっと弄り。
換算表記などは津川の旧ワ1のものを利用しました。
モユニ。なかなかシャープに出来た気がして自惚れておりますw
この車両、有名な割には誌上ではTMS旧号の小林氏くらいしか作例が見当たらず、ネット上でも友人の作品くらいしかヒットしません。
ですので今回は小田急モユニの完全スケールではなく、「私鉄電車プロファイル」の片野正巳氏のイラストのモユニを模型化した、と御解釈いただければ嬉しいです。
下回りは鉄コレ動力TM-02を台車センター間50ミリになるよう切り詰めました。集電板は曲げ直せば充分使えます。
暮れに修理した銚子301と同じく車輪を#5000のペーパーで磨き、ユニクリーナーで拭いてオメガオイルを極少量塗布してあります。
動力台車に補重すればスムーズによく走ります。
屋根はキットに入っているホワイトメタルの屋根やイラストなどを見ながら手元のプラ材で作成しました。車体中央のランボードは2.2ミリくらいに切り出した帯材を2枚並べましたが、1976年10月号掲載の同系モハ1ではもう少し細手の帯材が3枚並べてありました。
ヘッドライトはモワと同じく銀河(ペアーハンズ)の100wタイプ、アレスターも銀河の旧型角タイプを0.6ミリの穴を開けて取り付けてあります。
塗装はクレオス#520レーダァブラオンとGM赤2号を2:1くらいで調色したものを車体に塗り、屋根はドゥンケルグラウ、下回りはクレオス#40ジャーマングレーです。
同じく裾まわりにタミヤラッカーフラットアースを軽く吹いて、どちらもクレオスプレミアムトップコート艶消しを最後に軽くかけてあります。
レタリングはGMとキッチン。
45年を経て漸く走り出した乗工社製モユニ。凸形のトフを連れて走る姿が似合います。