いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

動物福祉市民講座 -5-

2019-09-29 | 外部セミナー・研修会

さかのぼって、9月25日に日本動物福祉協会主催の市民講座-5-を
CDSの夏目先生とお仲間と4人で受講しました。

内容は・・・
① 災害対応
 -災害対応入門
 -家庭での対応
 -ボランティア活動

② 家庭の獣医学
 -応急処置

まず、災害の定義からお話が始まりました。
・自然災害 ・人為的災害 ・その他
それらすべてにおいて
ヒト・環境・動物それぞれリンクしていることがわかりました。

災害時ペット同行避難の必要性は、
ペットだけにとどまらず、地域の人、地域、すべての環境の安全と保全のため
ということです。

私は、横浜市動物適正飼育推進員としての活動で
ペット防災、同行避難についていままでも学んできました。
推進員は、災害時一被災者であると同時に避難所や拠点でペットに関する
ボランティアを統括し、運営にかかわる必要を感じています。
日本ではこれまでも大きな災害があり、それを乗り越えるたびに
ペットについての対応も進んできているとは思います。
ただ、末端の町内会ではなにも対策が取られていないのが現実です。

また、地域での災害に対する共通理解(定義)もどれほど浸透しているのか…。
まだまだ疑問です。

今回の講座でも最初に言われたことは、
地域は地域で守る。
平時から顔の見える活動をする。

うちの団地では、「防災隊」という組織があって、指揮系統もはっきりと示されています。
ただし、これは住民が対象であり、ペットについてはどこにも記載がありません。
ペット不可を盾に、ペットについて関知しないというのが組織の姿勢です。
じゃぁ、ペット飼養者が立ち上がるかというとそういう動きもありません。
まずは自助なので、そういう組織づくりも考えてみたいなぁとは思いますが、
それにはまず協力者を見つけないとね。

特に非常時では「定義」の名のもとに行われて初めて組織は回るんだと思います。
ひとつのマニュアルをみて、みんなが同じことを理解する。
また、必要なものを、必要な場所、ヒトに届けることができるようにするためにも
舵取りが大勢ではいけないし、指示を出す人は適切な指示をだせなければいけないし、
指示された人は言われたことをきちんとやらなければいけないと思っています。

ペット防災については、推進員がボランティア・コーディネーターの役割を担うと
思うのですが、すべての推進員が基準となる定義を学ぶ必要があるのではないでしょうか?
明確な役割がわかっていることがいかに大切か!
海外では実際に資格として確立されたものもあるようです。
災害大国ニッポンでも、早くそのような教育システムができるといいと思います。

内容と関係ありませんが…。
秋らしい…ハナミズキ

「家庭の獣医学」は、続きで・・・。