いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

自己流は後が大変

2021-07-11 | チャーリードッグスクール犬の森の歩き方
今日も暑い1日が始まりました。
昨日の夜は遠くで雷が鳴ってたし、
今日も午後から雷雨注意だそうです。

Choco.さん、今朝もタイルカーペットの上に💩がありまして…。
トイレシートは汚れていなかったので、
「出る!」ってなった時がそこだったんでしょうね~。
外は暑いけど、すぐ乾くだろうからヨシとしましょう。




ときどき綴っているチャーリードッグスクールの歩き方
チャーリードッグスクール
2016年7月5日
チャーリードッグトレーニングの理念として
「叱らない」
があります。
家庭犬のマナースクールでもあり、
飼い主のための犬学の学びの場でもある学校ですが、
叱りは人間が行う犬にとっては理不尽な罰し方と定義しています。
「叱っても私は教えられる」
という方には最初の段階で選択肢からは外れますが^^;
時に最後の砦になることも多いです。
叱ってもしつけられるという人が学んで
「叱らない」でも教えられるようになると犬たちはハッピーではないでしょうかね。
叱って教えるのは小学生レベル。
物を使って天罰や痛みを加えるのは幼稚園レベル。
だと私は考えています。
なので言い換えると家庭犬とその飼い主さんのための高等教育の場でもある。
そのくらいの意気込みで運営しています。
「ごるあ~~~!」ヾ(`◇´)ノ彡
・・・と一喝すれば犬が静かになると。
でもその犬が迎えられた先でそんな風に怒れない飼い主さんだったら?
それまで一喝されて恐ろしくておとなしく辛抱していた犬が、
一喝されなければやってはいけない、ということをしますよね。
するとどうなるか?
飼い主がなめられているからそうなるんだ、叱らないから、
犬が上に立っているから、って言われてしまいます。
声で言えないのならと道具を渡される・・・。
行動したら罰する。
そして次に行動しそうになったらその道具を見せて抑制する。
高等教育の場であるCDSではこのような陰湿な方法をお勧めしていません。
大きな声で叱らなくても一貫して行動を阻止すれば犬はやがてその人の指示に従います。
痛みや脅しを加えるから徐々にそのシチュエーションで興奮が高まって行ってしまうのです。
初めに犬に、してはいけないことを徹底してやらせないという
人間の強さを教えたいのです。
そこが人にはなかなか難しいと思いますがやりがいのある犬との暮らしの第一歩ではないでしょうか?
と同時に、しつけの担い手である飼い主は取り組みによって
犬から信頼され、犬は人に対して高度に社会化されて行くのだと思います。
広義の社会化は一生涯続きます。
社会化の基本は「それは特に危険ではない」を教わることでもあるので、
叱ってばかりいると柔軟さが欠けてくる5歳6歳、怖がるものが増えてきていませんか?
たとえば警戒吠え。犬の本能的な行動。
確かにやめてほしいからNOですが、行動としては。
でもきっかけとなる感情は警戒じゃないですか?
「何だお前?危険なのか?」
と吠えているのに
「いけない!」
って言われたら危険なものが増えてませんかね?
危険なものに囲まれていればリラックスできないから本能行動は封じられますが
フラストレーションたまりますね。
警戒吠えは仲間に警戒すべきだと教えているわけですから、
その仲間である飼い主が
「ありがとう、でも危険ではないよ」
と犬の行動を真似て教えればいいのではないでしょうか?
犬はそういう場合叱ったりはしません。
危険でなければ無反応ですよね、大人犬は。
だから犬同士どういう場面でどのように関わっているか
観察することも飼い主には必要な犬学ですね。
犬同士意外に叱ってませんよ。
怒りん坊さんの余り信頼されない犬は
ガウガウ言ってますけどね。
←ここまで引用

アメ(ほめる)とムチ(叱る)があってしつけと言われますが、
犬は永遠の3歳児と言われているわけですから、
叱られること=怖い、不安でしかありません。
だから、叱ったとしても飼い主さんがなぜ怒っているのかわかりません。
たいてい、「なにかやると嫌なことがおこる。」か、
「なにかやると大好きなことが終わる」のどちらかですが、
「これはダメって言われた」だからやるのをやめよう…にはなかなか考えが及ばないです。
最終的には「自分がなにかすると叱られるから、なにもしないでおけば叱られないで済む」
…で無気力な、はつらつさのない犬ができあがります。
これは、おとなしいや落ち着いているとは全く別物ですからね。
…ということは、飼い主側に叱るメリットがないということになります。

犬を叱らなくても、犬がする必要がないように環境を整えること、
犬にイヤダのサインを出させないように、方法を考えることで
最終的には、飼い主さんが叱る必要がなくなるわけです。
そうすれば、犬は犬らしく快適に過ごせるわけですし、
飼い主さんも犬と楽しく暮らせることでしょう。
ちょっと視点を変える、考え方を変えるだけで
犬との暮らしは大きく変わると思います。

あれこれ検索してあれこれ試した結果、
ボタンをかけ違ってしまうことはよくあることです。
しつけ教室は星の数ほどありますが、
「犬が悪い」「犬を変える」と言い切るところはやめましょう!
「リードショック」「プロングカラー」「チョークカラー」もやめましょう!
「飼い主が犬のリーダー」になることも犬に対して威厳を持つ必要もありません。
これらすべて現在は否定されていることです。


犬も人もそれぞれが自然体でいられますように…。
私がお勧めできるスクールです。

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