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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

報告を習慣化するには?

2012-12-06 05:05:48 | コミュニケーション
報告・連絡・相談が大事なのはわかっているんだけど、なかなか実践されないと言ったお話は多いと思います。

その中でも今日は「報告」についてです。

アドバイスを上司がしたにも関わらず、部下はその結果を報告しない。相談があり、今後の考えられる方向性は今の時点ではお客様次第なので逐次報告するようにと伝えてあったにも関わらず、部下はその報告をしない。

しばらくたって上司の方から気をもんで部下に確認すると、すでに済んでいるとの事。

上司も人ですので、気分を害します。

その職場には報告といった文化がなかなか根付きません。

ではどうすれば報告がなされる職場に変わって行くのでしょうか?

それは上司からコミュニケーションを取って行く事です。現在、不況もあり一人ひとりの労働量が増し、従業員は大変忙しい毎日を送っています。管理職は職場の活性化をするのが仕事と言ってよく、それをどのように行っていくかが手腕の見せ所です。

そういった活性化の中に上司からのコミュニケーションといったものがあります。

例えば、外回りから帰ってきた部下に対して、皆さんはどういった声をかけているでしょうか?

(部下)「ただいま戻りました」→(上司)「ご苦労さん」で終わっていませんか?

また顔を上げて、部下の方も向かないで「ご苦労さん」と言っている事もあるようです。

こういった際に良いコミュニケーションを上司の方が心掛ける事で、部下も報告のタイミングを計れると思います。

なかでも重要な案件を抱えている部下に対しては、積極的な声かけをするべきです。成果主義が蔓延している現代では、仲間が助け舟を出せる状況では無いようです。

こういった時代こそ、管理職の振る舞いが成果を左右します。普段から心掛けていきたいものです。

映画「のぼうの城」の主人公、成田長親は戦は苦手だったようですが、領民からは愛されていたようです。逸話として、百姓に狼藉を働いた物には容赦がなかったようです。それは武士も例外ではなかったようです。500名の武士と領民3,000名で見事石田三成の水責めを破った戦は戦国の表舞台には出てきませんが、豊臣秀吉の小田原攻略の際に他の城は豊臣側に屈してしまいますが最後まで落ちなかった城として、後世に語り継がれてきました。

成田長親は人心掌握術に長けていたようです。

いざと言う時の為に、普段からのストロークは大変重要です。
※ストローク コミュニケーションの基本の事。身振り手振りで相手に働きかける事。

無理をしたり、難しく考えず、自分だったらどうしてもらいたいか?を考えれば上司の対応はおのずと見えてくるものと思います。

若手の本心は、もっと気にかけてほしい、声をかけてほしい、必要な存在だと分からせてほしい、といったところです。

これらは人間の本能的欲求と密接な関係があります。これらをどんどん刺激して、報告が習慣化する職場にしていきたいものですね。



卓越性の探究者・彩りを与えるコンサルタント
販売戦略構築サポート・コミュニケーショントレーナー
彩りプロジェクト代表 波田野 英嗣
青梅市(多摩地域のサポーター)の経営コンサルタント事務所
彩りプロジェクトHP





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