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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

自ら動き出す組織 保育園編43 ~属人的な組織~

2018-04-05 10:05:08 | ビジネス
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星野のアプローチは、「理念、方針、目標が一丁目一番地となる」というものだった。

すでに述べたが、どの保育園もそうであるが、属人的であるのだ。

属人的とは、考え方や意見がその人に属するという意味合いがある。

つまり、保育園の場合は、保育士ごとの価値観や経験に基づき、考えられ、意見がされるものとなっていた。

この場合、当然に価値観が違えば、齟齬が生じるし、経験のない若手は意見すら言えない状況になる。

このような風土では、方向性を同じにして働くことは不可能に近い。

星野は基準を示そうと言った。

それが「理念、方針、目標」であるのである。

保育士個々の価値観を否定するべきではない、そこにアイデンティティーも付与されるものだからだ。

まして、貴重な経験も否定されるものではない。

しかし、我々はそれら価値観や経験にとらわれすぎると、とかく盲目的になる事を知っていなければならない。

さらに、組織に所属する際には、自分の価値観を組織の価値観に寄せなければならない事は説明するまでもないだろう。

組織の良し悪し、成長性を左右するからである。

組織に属する人間は、その組織の基準である「理念」により方向性を確認し、「方針」により修正し、「目標」により具体的な実行内容を決めていくのである。

とくに保育園では、これらの事が語られる事はとても少ない。

(続く)



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