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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

横のつながりを深める 保育園編4 ~イライラがそのまま~

2018-04-24 07:30:16 | ビジネス
こんにちは、彩りプロジェクトです。

このブログでは、中小企業支援を目的に様々な情報提供を行っております。

少しでも皆様の経営のお力添えが出来たらと思っております。

彩りプロジェクトは経済産業省・内閣府 経営革新等認定支援機関(関財金1第492号)です。



忙しい大西園長だったが、実はひとつ田中副園長と共有している課題があった。

みやび保育園は区内でも人気の園である。

第一希望での入所希望が多く、希望通りに行かない利用者が多くいるような保育園だった。

そのような園なので、職員はいつも忙しくしており、ちょっとした事でもイライラしている事が多く感じられたのである。

結果、子供たちに対して、少し口調が強くなっていたりする場面が見られた。

そのことを指導すると、その場では分かったと理解してもらえるが、実際の関りには変化が無かったのである。

大西園長と田中副園長はたたき上げの保育士である。

ある意味職員にも同情の余地があると感じてはいた。

とにかく保育士は書類書きなど、日々やらなければならない事が多い。

自分のペースというものは無く、常に子供たちが中心となっているのである。

保育士同士もお互いの雰囲気を大事にし、イライラしてそうな保育士がいたら、当たり障りのない対応で、相手の気持ちを逆なでしないようにしているのであった。

であるから、当然子供たちへの対応は属人的になってしまう。

ある意味、対応の深浅、広狭など、うまく言葉で言い表す事が難しいものが保育士個々に委ねられてしまっている状況であった。

「わかってはいるけど・・・。でもね~改善していきたいところだよね」

「そうですね。改善の必要性はわかっていますけど、どうしたら改善出来るのかは私にはわかりません。本人の意識次第になってしまうのではないでしょうか?」

「そうね。確かに本人の意識や自覚が大きいところだわね。」

「でも今までも、そういった意識は促して来ているんでしょ。それって保育士の怠慢だと思うな。保育指針に沿って保育するべきだし、保育士の気分を基準にしては行けないと思うわ」

結局、話はそこまでとなり、今後も意識していってもらう事を促す事を続けて来たのであった。

(続く)



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