都会に出かける目的は、地方では見れないお芝居や展覧会を見ること。
今回のひとり旅は、ミュージカル「ビリーエリオット」の観劇がメインですが、そのほかにも、あっちの美術館、こっちの博物館など、はしごして回りました。
2日目の朝は、上野の国立科学博物館へ「深海展」へ。
夏休み企画なので、とんでもない数の人・人・人。開場1時間前には並びました。
ちびっこや家族連れがほとんどの中、汗ダラダラ垂らしたおばちゃんが一人でじっと「深海展」の開場を待つ・・・・このシュールな図ときたら。
「深海展」は、4年前にも60万人の観客を集めた人気シリーズで、ダイオウイカの標本の展示もあると聞いて・・・ダイオウイカ!!たしか全長20メートルくらいあるお化けイカでしょ。
数年前にNHK取材班が世界初生きてるダイオウイカの撮影に成功して話題になりました。幻想的な映像だったんですよね。
ダイオウイカ見る機会なんて無いし、深海って神秘的で、謎めいてきれいなんだろうなぁ~と思ったわけです。で、ちびっ子に交じっておばちゃんソロ「深海展」です。
正直、入場して2分で後悔しました。
深海の生物って、基本的に気持ち悪いんです(爆)
タイやヒラメの舞踊りとか、ニモのカラフルな熱帯魚の世界とは、まるで違いました。こんな感じ↓
いやだ、なんだか気持ちわるい・・・と思いながら、それでもダイオウイカは見なきゃと、どんどん奥に進むと・・・・いたっ!!ダイオウイカ。
えっ・・・と、さらに気持ち悪いんですけど。
映像で見た生きてるダイオウイカは優雅でしたが、なにせ標本は死んでるんで。
腐敗しかけとるというか。グロテスク・・・う~ん、暑い中行列して、待って待って、これかぁ。
目を輝かせて「わぁ~」とかぶりつきのちびっこたちを前に、ワタクシの心に海の神秘は響いてきません。もうとうに、子どもの心は失っているから。
だいたい巨大イカやタコのたぐいって「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも、気味の悪い悪役と決まっているのよ。
科学博物館を出るころには、入場の列は90分待ちという大盛況。ガンバレ少年少女たち。海のロマンを追跡するんだぞ。おばちゃんは一目散に退散します。
なにか美しいものを見ないと・・・深海生物の残像が消えそうもない、ってんで、急いで表参道へ移動して「根津美術館」へ走りました。
はぁ~この涼しげで静謐なエントランス見るだけで心洗われるわぁ~。
根津美術館では「やきもの勉強会~食を彩った大皿と小皿」という企画を開催中。
陶磁器大好き、アンティーク大好きなワタクシには、うってつけの企画。ここでダイオウイカの死体のトラウマを癒して、心と目の保養をしました。
根津美術館は、お庭も素晴らしいので、何度来ても飽きることがありません。都会での心のオアシスです。
待って。
おかしすぎるんだけど。
事務所のPCの前で、あまりのitatchiさんのソロ活動の空振り具合と、タイトルの荒ぶり具合に朝から含み笑いが止まらないんだけど(笑)
「ダイオウイカは深海のロマンか?」
って、NHKスペシャル的な風呂敷を広げた割に、グロイし気持ち悪いし、おばちゃんには無理だから少年少女よあとは頼んだて、風呂敷畳んで逃走するて。
コントか(笑)
もう、子どもたちにまじって、itatchiさんが並んで待ってるのを想像するだけで笑えて笑えてしょうがないんだけど。
根津美術館はいいよね~。何回行ってもいい。
最後が根津美術館で私もほっとしました(笑)
おつかれでした~。
私なんか一人だと初めての店に入る勇気がありません。
理科室見学呼ばわりで、その上抜刀斉まで参戦してきて、ネットサーフィンが足らないと、叱られた。
誰も同情してくれなかったわ。
行列に並んでるとき、このおばさんなんだろう?って不思議ちゃん扱いされとる感は、ビシバシ感じてました。
根津美術館、良いよねー!何回行っても良い!ホントそう!
初めてのお店でもひとりでご飯を食べれるようになって、プロのおじさんですよ(笑)