みんなの祈りが天に通じたのか、豪雨被災地には、台風被害が少なかったようで、ひと安心。
3週間の復旧の努力が無にならなくて、よかった、よかった。
台風襲来に備えて、わが家の庭先に積んだ土嚢を片付ける喜びときたら、神様、ありがとぉー!
わたしが作ったこの土嚢↑
これ消防士直伝。
被災当初、住民たちだけで復旧作業をしていた時のことです。
巡回に来られた消防士が、視察だけで帰ろうとするところを、ガシッ!とひっつかまえて『せめて、正しい土嚢の作り方を教えてください!』とお願いして、即席土嚢作り教室を開いていただきました。
なにせ、土嚢なんてものは生まれてこのかた作ったことなど無い素人集団。
それまで、とにかく土をめいっぱい入れて巾着型の土嚢をつくってました。
なんと!そのかたちでは、効果がうすいのだと。がぁ~ん。
土嚢につめる土は袋に6割以下。枕の形に平たく作ってスクエアに並べるのが、水や泥を防ぐのに最も効果的なんですって。
この『即席土嚢教室』での伝授のおかげで、うちの地域は住民たちだけでも、ある程度堅固な水路をつくることができたような。
あのとき、消防士さんのマントのすそをひっつかまえ、おばちゃんの図々しさを発揮した甲斐があったというもの。
土嚢を作るなんて経験は、2度と無しにしたいけど、この豆知識はボランティアなどでも、お役にたてるかと。
消防士直伝ってのが、心強いですね。
私も土嚢作りの方法知りません。素人は普通知りませんよね。
こういう基本の基を、町内会で講習があるといいなぁ~。
この地域の住民、土嚢マイスターになりました。
防災教室って、大事ですよね。
でも、こういうの教えてくれないかな?
まずは逃げる。でもそのあとは復旧が待ってますからね。
実は前日、必死でこしらえた土嚢が、夜半の雨で、全然役に立っていなかったのを見て、なんか違うんゃないかな?、と。
人間、失敗から学べるんですね。
そして、おばちゃんの図々しさも、役にたちました。