豪雨災害を受けて、もちろん被災自体はよかったことなど一つもないのですが、結果として、いろいろなものが見えてきました。
ベタな表現ですが、地域の絆が深まったのは、困難な中でも得難いことだったのでしようか。
わが家は新興住宅団地なので、古くからの地縁はありません。
近所づきあいはどちらかという希薄。
それが、地域の被災に対して、住民同士手を取り合って復旧作業に協力しあいました。
同じ目的を持っていると、個々の人となりはどうでもよくなります。
苦手だなと思っていた人でも、酷暑の中、率先して汗を流したり、惜しみなく水道や電気の負担をされているのを見てあたまが下がりました。
『ありがとう』『お疲れ様』と自然と声を掛け合えるようになりました。
そして、家族についてしみじみ思うことも。
長男、長女、お婿ちゃん、お嫁ちゃん、義妹まで、一緒に復旧作業に汗を流してくれたこと、私達のことを心から心配してくれたこと、片道5時間かけてでも、すぐに広島に帰ってきてくれたこと。
どれもうれしかったけど、なにより嬉しかったのは、わが子たちのふるまいを見て、人の痛みがわかる大人になってくれていたことです。
さらにもうひとつ意外な好展開が!
1年前からひどい50肩に悩まされていたワタクシ。
夜も眠れないほどの激痛期は過ぎたものの、なかなか改善せず。
ところが、復旧作業で1日何時間も無心で土砂を掘り、土嚢を作り、バケツリレーに明け暮れた10日間を過ごした結果・・・・・ナント!!!肩が上がる、動く。
被災前の可動域と比較すると、ぐーーんと良くなっている。
痛いなんて言ってられない状況下での無心な作業が効果だったんですかね。自然のリハビリ的な?
何かを乗り越えたら、心や体に得るものも無くちゃあね。
これは↓私の人生における強力助っ人 親友K子ちゃんからの差し入れ。A5ランクの牛肉のかたまり。
さすが!太っ腹。持ってくるものが違うわ(笑)ソース無しでもウマウマ。
あ、でも油断はだめですよ。落ち着いた頃に疲れが出るものですからね。
支えあう、って大事ですね。
まだまだ復旧が進まない被災地も多いなか、うちの地域は、いち早く重機もはいり、住民も集まってもらい、本当に恵まれてます。