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【コロナ】新型ウイルス、「春になれば抑制される」は本当か

2020年03月01日 11時03分06秒 | 医療のこと
2020年03月01日 09:14
ロイター


[ロンドン 21日 ロイター] - 公衆衛生当局者や企業、金融市場は、北半球に暖かい天気が到来することで新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化するのかどうか、兆候を得ようと努めている。感染症拡大の季節的特徴で、分かっていることは以下の通り。

<新型ウイルスは季節性があるのか>

それこそ、一部の感染症専門家が願っていることだ。しかし、彼らはまだ、そう確信できない。科学者が必要な証拠を集められるほど、まだウイルスが出回ってから長くないからだ。

英イーストアングリア大学の感染症専門家ポール・ハンター氏は「われわれはとにかく、同様な広がり方をする他の疾病からの類推を続けていかなければならない」と語る。

科学者が知っているのは、インフルエンザのような呼吸器感染症や咳、悪寒には季節的な要因が影響し得るし、この季節要因によって発生の予見や封じ込めが容易になるということだ。さらに、特定の環境条件下でウイルス伝播が起きやすくなるということも分かっている。寒冷な気象、湿度の具合、そして冬の間の人々の過ごし方といったことがすべて、感染症の流行経路に影響する可能性がある。

<冬は呼吸器疾患の拡大を助長するのか>

英レディング大学の微生物細胞機構学の専門家サイモン・クラーク氏は「寒冷な気象が咳や風邪、インフルエンザの拡大につながると推定されるのは、冷たい空気が鼻腔や気道の炎症を引き起こし、それによってウイルスの影響を受けやすくなるからだ」と説明する。

冬季は人々が室内で一緒に固まって過ごす時間が増えがちでもある。これも感染のリスクを高める。

今回のウイルス感染症を含む多くの呼吸器疾患は、感染した人が咳やくしゃみをしたときに飛び散る飛沫を通じて広がる。専門家によると、空気が冷たくて乾燥していると、飛沫が空気中でより長く漂いやすく、より長距離を移動、より多くの人々を感染させる。

<それなら春の訪れで、新型ウイルスは制圧されるのか>

レディング大学のクラーク氏は「春に小康状態になることはあり得る」としつつ、「春が来ることで状況がさらに悪化することは考えにくいが、われわれは確かなことは分からない。まったく経験に基づく推測でしかないのだ」と話す。

イーストアングリア大学のハンター氏も同様で、「北半球で夏の数カ月にこの病気が急減することは考えられるが、それが再び増えるのかどうかは、まだ分かっていない」と指摘。「夏場におおむね姿を消していて、冬になって再流行しても驚かない」という。



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【敗走】安倍晋三「責任から逃れるつもりはない」と豪語も、記者からの質問に答えず無視してそのまま帰宅

2020年03月01日 00時09分08秒 | 政治のこと
安倍首相「逃れるつもりない」言及も質問応じず帰宅

(略)

首相は「この戦いは政府だけでは乗り越えられない。国民1人1人の理解と協力が欠かせない」と呼びかけ、批判に真摯(しんし)に耳を傾けると主張。全国で品切れが続くマスクは今月、月間6億枚以上を確保するとし、トイレットペーパーが品切れとなっていることも踏まえ「冷静な購買活動を」と呼びかけた。

新たな助成金制度など、経済対策では具体的な対応が示された。これまで後手後手の対応が批判されてきたが、反省点を問われると「今回のウイルスはいまだに未知の部分が多い。前例にとらわれず、必要な対策をちゅうちょなく進めてきた」と豪語。「責任から逃れるつもりはない」と結果責任に言及した。

会見では、カメラを見ながらゆっくりと話したが、質疑応答になると、手元の紙に目を落とす場面が目立った。幹事社2問、自由質問2問、外国メディア1問しか指名されず、35分ほど経過すると、予定を超過したとして進行役が終了を通告。

 特段の公務もなく、時間はたっぷりある休日に会見を開いたはずだが、「質問があります」と続行を求める記者の声に首相が応じることはなく、そのまま自宅に帰宅した。




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