ニュースなはなし

気になるニュースをとりあげます

コロナ感染者の「テンション高い」は要注意 無症状でも重症化する「ハッピー・ハイポキシア」 自覚なく血中酸素濃度が低下

2022年06月26日 03時06分28秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染が拡大して病床が逼迫するにつれ、無症状や軽症の自宅療養者や宿泊療養者が急速に悪化し、死亡するケースが増えている。救急医療の専門家は、コロナ患者の場合、患者自身も気付かないうちに血液中の酸素濃度が下がる「ハッピー・ハイポキシア(幸福な低酸素)」になる恐れがあると警鐘を鳴らす。  


神奈川県の50代男性は、軽症で基礎疾患もなく、昨年12月9日に県の宿泊療養施設に入った。2日後の午後、定時連絡への応答がなく、看護師が部屋へ行くとベッドで心肺停止状態になっていた。


  大阪府の50代男性も陽性の届け出を受けた保健所が今年1月14日に電話連絡し、検査時には無症状だったが、翌15日の連絡時は症状が出ていると回答。救急搬送先で死亡が確認された。 


1・25・2021

 無症状や軽症の人が急激に重症化する要因の一つとされる「ハッピー・ハイポキシア」について「本人は苦しさを感じないが、実際には重症化に陥っている」と解説するのは、東海大学医学部付属病院高度救命救急センターの守田誠司所長だ。 

 「航空医学から出た用語で、飛行機の高度が上がって気圧が低くなり、操縦士の脳に酸素が回らなくなると、多幸感が生じて判断を誤り、墜落する例もあった」という。ハッピーと名がついていても恐ろしい症状だ。 

 コロナ感染者の急速な重症化について守田氏は、「患者本人は平気な様子で来院しているが、データをみると血中酸素濃度が低いことも少なくない。自覚しないまま急激に症状が悪化する


というのはコロナ以外の肺炎などではほとんどみられないケースだ」と語る。  東京都は15日から、都内の自宅療養者を対象とした支援の一環として、酸素飽和度を測定する「パルスオキシメーター」の貸し出しを高齢者など優先度の高い患者から貸与しているという。 

 守田氏は、「一般に正常値は96~100%で、95%を切ると低酸素状態、90%を切るとためらわず救急車を呼ばなければ間に合わなくなる。パルスオキシメーターが手元にない場合、家族から見て感染者のテンションが普段より高いことで異変に気付く例もあるので、よく様子を見てほしい」とアドバイスした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死刑に参加した刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由

2022年06月26日 01時05分09秒 | 社会のことなど
死刑に参加した刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由

 昨年12月、確定死刑囚3人の刑が執行されたことは記憶に新しい。死刑執行は2019年12月以来とおよそ2年ぶりで、岸田政権の発足後は初めてのことだ。 

6/25/2022

死刑に参加した刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由



【マンガを読む】刑務官がスイッチを押すとき…「刑務官が明かす死刑の秘密」公開中  

死刑とは犯した罪を自らの死によって償う刑罰で、刑法11条で死刑は刑事施設内において絞首にて執行すると定められている。

だが、世界では約7割の国が死刑を廃止か停止している。国際的な潮流に逆行する日本には厳しい目も向けられているからこそ、我々は「国が人の命を奪う」死刑に向き合わなければならない。

  日本では死刑判決はどう行われ、死刑囚はどんな生活をして、死刑はどう執行されるのか――。

漫画家・一之瀬はちさんが実際に死刑に立ち会った刑務官に取材した実録作品『刑務官が明かす死刑の秘密』が注目を集めている。一之瀬さんは反響についてこう語る。  


「読者の方々からは単純に死刑に対して賛成・反対意見、そしてそれ以外に『どのように死刑が行われているのかが知ることが出来た』といったことから、中には『(執行の)ボタンを押すのは遺族でも良いのでは? 』と言った意見など様々なものが寄せられましたが、死刑の是非は一言で表現できるものではないのだと痛感させられました。 

 犯罪者側の立場、被害者側の立場、そして執行する立場…。それぞれの立場によって考えもまた変わるのだということに気付かされました。簡単に賛成・反対だけでは済ますことのできない難しい大きな問題だと思いますが、読者の皆様に塀の中で起きていることを知って頂き、死刑について考えるきっかけの1つになれれば幸いです」


絞縄の工夫


『刑務官が明かす死刑の秘密』より

 一之瀬さんが取材したのは、実際に死刑に立ち会った経験のあるM刑務官。大学卒業後、刑務官試験に合格。地方刑務所、拘置支所勤務を経て、現在は某拘置所に勤務している。 

 日本での死刑は絞首刑つまり縊首(いしゅ)と刑法11条で定められている。これは、頸部を絞めることで死をもたらす方法である。死刑に必須な道具が、首に回されるロープ「絞縄(こうじょう)」。

一見普通のロープのようだが、首に回したロープが落下の衝撃で外れないためのパーツとなる「鉄輪」が付いており、このパーツをロープを回した後に下げると、首から抜けにくくなるという構造だ。  

また、縄で首が切断されるのを防ぐため、のど元にくい込まない太さ2~2.5cmのナイロン製ロープを採用、絞縄には革がついているなどの工夫がある。  

このように、拘置所には死刑にまつわる様々な道具や設備が備わっている。


見えないように


『刑務官が明かす死刑の秘密』より

 たとえば、死刑執行の際、顔が見えないよう受刑者は「アイマスク」の着用が必須となる。 

 「昔は袋状のものをかぶせたりしていたようですが、今は下に医療用ガーゼを敷いたアイマスク型が主流です。どうしてアイマスクなのか。 

 まず1つ目は死に顔が外部から見えないようにするため。これは刑務官の心理的負担軽減のためです。2つ目は視覚から交感神経が刺激されて恐怖が増してしまうため。完全に視覚を遮るアイマスクで死刑囚の心を落ち着かせる目的があります。  

そして、一番大事なのが目玉が飛び出さないようにするためです。頸部が締まった衝撃で眼圧が高まり、目玉が飛び出すと言われている」(取材したM刑務官)  

また、死刑執行の前に必要な道具のひとつに「砂袋」がある。どのように使用されるのだろうか――。 

 記事後編【死刑に参加した刑務官が明かす…執行の日まで繰り返される「死刑の練習」の全貌】に続きます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性はいくらでもうそをつけますから >こんなことも>

2022年06月26日 00時06分45秒 | 政治のこと
杉田議員、女性はいくらでもうそ 自民党の合同会議で蔑視発言

自民党の杉田水脈衆院議員は25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で批判が出るのは必至だ。 


9・26・2020

 杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて発言を否定したが、会議に参加した複数の関係者から、杉田氏の発言が確認された。

杉田氏は、会議で来年度予算の概算要求を受け、女性への性暴力に対する相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする